2007年07月31日

セルティック新キャプテン決定〜!!

2007〜8シーズン セルティックの新キャプテンがついに決定した。

俊輔が移籍する前から キャプテンだったニールレノンは 7年間をセルティックで過ごしてきた。
しかし 既に 35歳のレノンは 今年で契約が切れる事もあり、 俊輔が移籍し リーグ連続優勝 そして何十年ぶりでの快挙となったチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出で16強入りを果たした今年こそ 引退をするのにふさわしい年なのかもしれないと 自らの去就に悩んでいた。   しかし やはりあと1年 もう1年だけ プレーを続けたい・・・と 今年最終戦の テネンツカップ優勝と共に 慣れ親しんだセルティックを去る事を決断し イングランド2部リーグのノッティンガムフォレストに移籍した。

レノンの移籍決定からずっと このSPL王者の新キャプテンには誰が選出されるのか・・と これまでマスコミの間でも何度も取り上げられていたが  キャプテン候補に名前があがっていたのは  昨年ハーツから移籍してきた34歳のDFプレスリー 、 そしてもう一人は 2003年に加入のDFマクマナス。 

マクマナスは これまでも レノンの不在には 代わりにキャプテンを務めてきたことから その声も高かったが まだ24歳だ。
ストラカンはプレシーズンの親善試合で この二人を交代でキャプテンマークをつけさせる等  決めかねている様子を見せていたが ようやく プレシーズンも終え 迫った5日の開幕を直前に 昨日 ついに新キャプテンを任命した。   

やはり決まったのは一番の候補とされていた DFマクマナス24歳。  
元 主将レノンも マクマナスを推していた。  マクマナスは俊輔とのプレーの相性もよく 俊輔より5歳も年下とは思えない落ち着きぶり。    俊輔ら選手からは 普段「ミック」という愛称で呼ばれている。    スコットランド代表で このたび新たに4年契約を結んだ事も明らかになった。   正式契約を待っての任命だったようだ。     

長年選手達をピッチで 時には怒鳴りつけながら引っ張ってきたレノンに代わり ミックが今季どのようなキャプテンぶりを発揮してくれるのか それも楽しみだ。 
一方アジアカップの過酷な状況から 暫しの休憩を貰った俊輔だが セル合流と共に 早速新メンバーとの連携確認に追われそうだ。
3年目のSPL。   そして今年で海外6年目を迎える俊輔の 新しい1年がまた始まる。

だが現在セルティックは開幕を前に 俊輔だけでなく GKボルツを欠いてしまった。  先日のニューカッスル戦で 肩を痛め 2〜3週間程度かかる事が判った。   マクドナルドの2試合出場停止もあり 開幕戦は 大事なこの3人を欠く形になってしまいそうだ。
初っ端から頭の痛いストラカン、もしや・・・俊輔合流 即出場・・・の可能性も・・・? ><    
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2007年07月29日

俊輔アジア杯 攻勢も遠い1点

2007アジア杯最終戦。 日本は永遠のライバル韓国と 3位 シード権を争う運命の一戦を迎えた。  
2010年W杯を前に 次の予選を免除されるこのシード権は 順位より大切なものだった。

サウジ戦での疲労度 またAFCの相次ぐ不手際による 移動 ホテル等の信じられない状況も重なった事から 「韓国戦ではフレッシュな選手を使う」と言っていたオシム。    しかしこの喉から手が出るほど欲しいシードのかかった大事な一戦に オシムが送り込んだのは やはり 俊輔 高原をはじめとする いつものメンバーだった。    ただ 高原はワントップ  そしてFW巻は 山岸に代えられた。  

久しぶりの韓国戦に 気合の入った俊輔。 サウジ戦での反省から かなり積極的に前線に仕掛けた。   
開始早々6分 DFライン付近から一気に 前線左の憲剛にピンポイントロングパス  早速チャンスを得た。
その直後だった。  中央で鈴木からのパスを受けると マークに来た2人の相手の間からエリア前のヤットに見事なパス。 一気にGKと1対1という決定的なチャンスを作り出したが ヤットのシュートはゴール右に外れた。

決定的だった。 これ以上のパスはないというパスだった。 
こういうチャンスに決めておかないと 後で 必ず苦しくなる日本。
その後も俊輔を中心に 日本は攻勢を見せた。
10分エリア中央で高原が倒されるといい位置でFKを得た。
この位置なら俊輔か・・・  しかしヤットのFKは惜しくもGKに阻まれてしまった。

韓国のカウンターからボールを奪っては 早めに前線に仕掛る日本。だが サイドを駆け上がってのクロスは ことごとく精度に欠けていた。   その度にため息が漏れる。  もったいない・・・
そこから また相手にチャンスを与えてしまっている。
しかしDFも落ち着いていた。   中澤が相手の肘撃ちを受け倒れたことから周囲の対応が遅れシュートを許した場面はあったものの ファールからの相手FK CKも 川口とDFが ほぼしっかり抑えていた。

18分鈴木の左ドリブル突破から俊輔がゴール前にクロス、山岸が飛び込むも惜しくもゴールならず。
30分俊輔から大きく右サイド山岸へ 山岸から加地に落とした所で エリアに入り込み 「ここへ!」 と指差しボールを求めた俊輔に対し 加地のシュートは大きくゴールを越えていった。   頭を抱える監督。   また今日も 欲しい所でボールが来ないのか・・・

43分俊輔右CK、 ゴールまん前ボンバーに絶妙なクロスを送った。   ラインギリギリ 決まったかと思われた中澤のシュートはGKに阻まれ 高原の押し込みも僅かに届かずゴールが奪えない。
エリア内まで行けども行けども ゴールだけが奪えない日本。
結局 無得点のまま 0−0で折り返した。

後半開始早々 韓国は積極的な攻撃を見せた。 しかし韓国も決定力には欠けていた。   救いだった。
必死でチャンスを作る俊輔 しかし 相手を背負ってまで出したパスは 味方のパスミスでまた相手に奪われた。   疲労だけではない。 技術の問題だ。

そんな中 後半11分 相手DFが高原を倒し 2枚目のイエローで退場となった。   その判定に怒る韓国。  退場処分が出たはずが いつまでも退席しない監督とコーチ。  

10人になり守備を固める相手に対し 猛攻を仕掛ける日本。   21分 相手クリアのこぼれ球を奪い 直ぐさま 前線高原に 絶妙な優しいパスを送った俊輔。
しかし惜しくも 高原のシュートはゴール上に・・・。

26分憲剛に代わって羽生が投入された。
その直後 右 加地から受けた俊輔は その羽生に決定的チャンス!しかし羽生のシュートはGKに。  こぼれ球に遠藤は追いつけず 最後鈴木のシュートは大きくゴール左へ・・・

32分には山岸に代わり佐藤を投入した。 
直後俊輔は大きく 左前線 高原に展開 そこから駒野がグランダーパスも ゴール前加地は 何とトラップミス・・・
次々足が攣り始めた韓国。  しかしそんな韓国も 必死のDFを見せていた。  敵ながら その闘志はアッパレだった。 
終了間際 左サイドから 佐藤の決定的チャンスも シュートは無情にもゴール右へ反れて行った。
結局今日も延長戦へ・・・

相手の消耗も激しい。 何とかゴールを!
6分先ずは左サイドクロスから高原の決定機を、更に13分駒野のパスを受け ゴールまん前へ決定的パス。   しかし佐藤が飛び込むもシュートは相手DFに阻まれた。

何度決定機を作れば決まるのか・・・
14分中央 高原が倒されFKを得た。   ボールの前に立つ中澤 しかし相手選手がそのボールに足を入れた。  怒った俊輔は 相手の行動に 思わず足を出した。 
それを見た相手選手らが俊輔に詰め寄り一触即発。
確かに相手の行動が 原因だった。 普段も殆どこういう争いに加わらない俊輔も 流石にこの行動は許せなかったのだろう。

その場は何とか おさまったものの その後 高原を下げ矢野を投入した日本は 10分俊輔のエリア左からのクロスに 矢野のヘディングも そして 羽生のシュートも 更に加地のシュートも  と3発立て続けの 猛攻も 全てゴールを割る事が出来ず。   それでも粘った俊輔は 直後羽生への見事な縦パス  も・・・羽生のクロスは精度に欠けた。 

歯がゆさだけが残った120分だった。   結局日本は 数え切れない程のチャンスを 全て活かすことが出来ず  PK戦へ。
サウジ戦での川口のセーブに期待するも サドンデスへ突入。
最後 6人目 羽生が阻まれ 日本代表の2007アジア杯は終わった。  
ピッチに倒れこみ顔を覆う羽生。   喜びを爆発させる韓国選手達の横で 俊輔と佐藤が羽生を懸命に立ち上がらせていた。  

PKでの負けではない。  120分間のあれだけのチャンスを 1本も活かせなかった事が 全てだった。
選手交代も 投入された選手は 結局大会を通じて 全く結果を出す事は出来なかった。
100パーセントゴールが決まるような完璧なアシストがなければ決められない日本・・・
前線で受け 自らの技術と工夫でゴールに持ち込める  自ら打開出来るFWが日本には 高原以外いないのか。   外すのが難しいような子供用のようなアシストがなければ国際試合でゴールが決められない・・・ 今のJリーグ選手達の課題が 確実に見えた気がした。 

決定力不足・・・精度不足・・・ これまで何度も言われてきたこの課題が 改めて大きく浮き彫りになった。     あれだけのチャンスを あれだけの決定機を 全く決めることの出来ない 歯がゆさ 悔しさを せめてしっかり受け止め   それを次へ向けての肥やしにしなければ 今回のアジア杯は 全て無駄に終わってしまう。

日本戦士よ Jリーグで活躍しているからと満足するな。 世界を目指せ!  もっと過酷な環境で もっと強く大きな相手の中で自分のプレーを磨け!!  周りのレベルが違うのだ。
例え それが失敗に終わっても 得るものは きっと大きいはずだ。


一方 俊輔の帰りを まだかまだかと待ち侘びているストラカン。
中々強いチームに結果を出せないでいるチームに 一日でも早く俊輔を合流させたいところだが この日本の過酷な状況を配慮し 苦渋の決断。   開幕戦キルマーノックへの出場を諦め 俊輔に 暫しの休養を与える事を決定。     信頼されている俊輔だからこそのこの決定に 一同胸をなでおろした。

しかし 今季もリーグ3連覇 チャンピオンズリーグ カップ戦と 3兎を追う セルティックだけに グラスゴー入りと同時に俊輔にはまた今季も厳しい試合日程が待っている。   
 
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2007年07月27日

俊輔アジア杯 大会はまだ終わっていない

2007アジア杯。 因縁の相手 オーストラリアを延長120分の戦いの後 PKで制し 日本は準決勝への進出を決めた。
準決勝の相手に決まったのは これまで日本と同じ勝ち点7の 負けなしで勝ち進んできたサウジアラビア。

「準決勝は一番難しい、タフな試合になる」
俊輔は試合前の会見でこんなコメントを残していた。

これまで35度を越える半端でない暑さの中で 試合を続けてきた日本に対し 比較的 ハノイよりは過ごしやすい気温で試合をこなしてきたサウジ。
ただ 相手の移動を考えると やや日本が有利と見るものも多かった。

しかし 暑ければ日本の方が有利・・・ と予想していた暑さは 思ったより上がらず珍しく30度ほど。  風もあり やや涼しいかと思う位の状況だった。

審判が発表された。   と同時にその主審の国名を見て驚いた。
オーストラリア・・・。   一瞬目を疑った。    オーストラリアを敗退に追い込んだ日本の試合に オーストラリアの主審?
これにはかなり 驚いた。    これがアジアの試合か・・・

開始早々 日本は確かに 俊輔 ヤット 憲剛を中心に積極的に前線に仕掛け 何度も好機を演出していた。
このまま続けば 早めに先制点が奪えるか・・・と思えるほど パスも回り ゴールまではあと1歩だけという状況だった。

しかし そのあと1歩が遠かった。  
チャンスにも FWは前線で中々キープ出来ず   ここぞ!という時に 何度も鳴る 不可解なファールの笛。   どこがファールなのか。      審判の不可解な判定が続き  次第にその影に オーストラリア の文字が見え隠れしてきてしまった。       
しかし好機に中々決めきれないでいると 必ず後で後悔する・・・  前半30分を過ぎ そんな不安が次第に大きくなっていった。

選手の疲労が溜まっている事くらい 充分に判っていた。    今に始まったことではない。
ハノイ入りする前の国内代表合宿でさえ 協会は 代表練習に充分な日程すら与えず  選手達はJリーグの試合を こなしながらの疲労困憊の強行日程だったのを 忘れていないだろうか。

しかし そんな中も 選手達は オーストラリアを破り 準決勝へ進出した。      
はるかに大きな体格差を乗り越え 身体を張り120分の死闘を繰り広げた選手達・・・ よくやったと言っていいだろう。

チャンスは作るもゴールの奪えない状況が続いていた日本。 
そんな中 前半34分 相手にセットプレーを与えた。   嫌な距離だった。   クロスに競り合った加地が相手に弾き飛ばされた。  明らかに相手の右手に突き飛ばされていた。  
そのこぼれ球をヤセルに押し込まれた。  また先制されてしまった日本。 

しかしこれまで 先制されても 直ぐ取り返してきた日本。  今回もきっとやってくれる・・・
そんな願いから なんとたったの2分、 左CKに飛び込んだ ボンバーヘッドが 相手ゴールに強烈なゴールを叩き込んだ。      まるで鬼の形相の中澤。   代表の気迫が漲っていた。
勢いづいたここで 一気に逆転に!  しかし この後も エリアまではいくものの 追加点を奪えないまま 結局ドローでの折り返しとなった。    

後半早めに追加点を・・・   しかし待っていたのは相手の追加点だった。
普段から 後半の立ち上がりは要注意の時間帯とされているが 右サイド 相手のスローインをクリア出来ず抜かれ 右サイドからクロス 飛び込んだマレクにヘディングで押し込まれてしまった。
マレクはフリーだった。     右サイドでのプレッシャーも甘く マレクのマークに至っては殆どされていなかった。      またもやセットプレーでの失点・・・

しかし直後 俊輔は既に狙っていた。   4分 ヤットからのパスを受け 先ずは憲剛のシュートをお膳立て。
更に ヤットとのパス交換から中央憲剛のミドルを演出、 今度はGKのこぼれ球から 遠藤のシュートチャンスを演出  そして左からのクロスに飛び込んだ高原のヘディングを演出し 左CKを得た。
その左CKから 高原が折り返し ついに 阿部が見事なオーバーヘッド気味のシュートで執念の同点ゴールを決めた。       粘りの同点。   やはり日本は強し。 

開始から数え切れないチャンスを演出している俊輔   しかし 俊輔が一気にチャンスを作れる場所に走りこみ 手を広げ その一瞬にボールを欲しがっているにも拘らず ボールが来ない。   
やっと来た時には もう遅い・・・     そんな絶好機が何度も無駄になった。    
それだけではない。  相手も 確かに日本のサッカーを研究しつくしていた。   サイドチェンジを読まれボールを奪われたかと思えば 疲労からかパスミスも相次いだ。  日本は自らのプレーで自らの危機を演出していた。  

追加点を狙い猛攻を仕掛ける日本だったが 後半11分  無情にも 相手の たった1本の 個人技に やられてしまった。      9番マレク。    相手のロングスローインから あっという間に DF二人が交わされ ドリブル突破からゴールまで許してしまった。
3失点・・・   それでも日本は直後 前線でのパス交換から 高原の惜しいシュートを演出する等 粘りを見せていた。

もう一度!  もう一度追いついてやる!! 
しかし 疲労が見え始めた選手達は カウンターでの個人突破を恐れ 丁寧に繋ぐ事を意識したのか 慎重になり過ぎていた。  
俊輔も 終始チームプレーに徹し セルティックならどんどん狙っていくであろう前線での 自らの個人突破も中々仕掛けられずにいた。    まだ個人技を嫌うオシムのサッカーに合わせる事に気を取られているのか・・・

早く追いつかなければならない 1点ビハインドの状態で 日本は サイドからDFへ バックパスばかりが相次いだ。          
相手のラインギリギリの逆サイドで 俊輔が ボールを待っている・・・     しかし味方はそれでも気づかずまたバックパス・・・。   正直 イライラした。  こういう時こそ個人技で打開する勇気が欲しかった。

それでも終了間際 日本は 最後の猛攻を見せた。   再三相手エリアに入りこみ 相手DFを翻弄。
しかし 遅すぎた。   何故もう少し早く この怒涛の攻撃を仕掛けられなかったのか。
結局 最後までゴールは奪えず 2−3 。  
アジアチャンピオン3連覇の夢が ここで途切れた。
と同時にコンフェデの出場権も失ってしまった。  

今にも崩れそうにガックリ肩を落とす選手達。   
普段から 組織力の強さも勿論大事だが その中で一人ひとりの「個の力」がとても大事だと言っている俊輔。
日本は 結局たった一人のその「個の力」に屈し 決勝進出を逃すという 何とも皮肉な結果となってしまった。

しかし まだ大会が終わったわけではない。   シード権を争う 韓国との大事な一戦はこれからだ。
疲労困憊の中 今度は 何度もの移動も強いられる。    日本だけではないようだが AFCの手違いが相次ぎ 次の韓国戦に 選手達のコンディションが 最悪の状態・・という事も考えられるが 何とか あともうひと踏ん張り 日本の大和魂を胸に 粘りの一戦を見せて欲しい。

チームプレーを越えた 俊輔の積極的な突破・シュートを望んでいるのは自分だけではないだろう。
組織力だけでは勝てない。  前回のアジア杯もそうだが 個の力があってこそ勝利をもぎ取れる場面も多い。      チームに囚われ個を出し切れずに終わってしまうほど 悔しいものはない・・・





 

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2007年07月23日

俊輔アジア杯 死闘120分制す

2007アジア杯。  1次リーグを2勝1分けで突破した日本代表は まるで運命に引き寄せられたかのように オーストラリアとの対戦が決まった。    
アジア杯 初参戦のオーストラリアは1次リーグで思わぬ苦戦を強いられ やっとの事で この準々決勝進出を掴み取った。

独W杯で先制も 最後の最後で3失点という忘れもしないあの屈辱のカイザースラウテルンの悪夢から1年、 あえて表面には出さずともこの因縁の対戦相手に 日本選手達の士気の高さは相当なものだった。

当時のメンバー日本10人に対し オーストラリアは15人。 
そのうちスタメンでは 川口 高原 駒野 中澤 そして俊輔、 ヤットには その場にいながらも出場出来なかったという別の悔しさが残っていた。

ピッチは相変わらず 日陰でも35度の酷暑だった。 
案の定オーストラリアは 攻撃の要 ビドゥカを前線に 日本のDFを打ち破るべく 開始から積極的な動きで攻撃を仕掛けてきた。
身体の強さと 高さ そこへ個人能力も備わったオーストラリアを相手に 日本のDF陣はラインを高く保ち 中澤を中心に身体を張ったプレーで ビドゥカをしっかり押さえていた。

一方攻撃陣も 俊輔 ヤット 憲剛を中心に ボールを回しながら中盤を支配、開始から8分 早速左サイドから巻のヘディングシュートのチャンスを作ると 次第にオーストラリアは警戒心を強めていった。

前線でボールを支配できないオーストラリアは苛立ちはじめ 前半からファールが相次いだ。   前半終了間際 既に少しの時間にも膝に手をつきうつむく等 暑さに疲れを見せ始めたオーストラリア。 

中盤での素早いパス交換から相手の体力の消耗を図る日本は 再三エリア内に切り込みチャンスを作るものの 最後のゴールだけが割れない状態が続いていた。
あと少し・・・
36分俊輔 憲剛から逆サイドの遠藤へ決定的チャンス  しかし遠藤のシュートは惜しくもGKに阻まれ、 40分には憲剛が倒され得た俊輔のFKのこぼれ球から 最後ゴールまん前 高原がシュートに行くも これも相手DFの足に阻まれ 無情にもボールはゴール上高く上がった。

確かに日本の中盤は連動していた。   オーストラリアより はるかに多くのチャンスを作る日本は、 前半終了間際猛攻を仕掛けるオーストラリアの攻撃もしっかり処理したものの 結局両者無得点のまま折り返しとなった。

後半に入るとオーストラリアは日本の攻撃を恐れたか やや引いてきた。 心なしか動きも遅い。  

後半11分俊輔は自ら左の駒野にパスを出すとそのままエリア内に切り込んだ。  相手DFに押さえられるもその股間を通し執念のクロス、DFに当たり右CKを得ると そのこぼれ球を高原が強烈シュート GKがこぼしたボールに更に巻が飛び込むも それでもゴールは割れず・・・。

それでも完璧に日本優勢の展開だった。
ビドゥカも押さえ込まれ 前線でボールが全くおさまらない事からか 最初に動いたのは豪州だった。  ビドゥカを下げキューウェルを投入。   キューウェルは監督に何やら支持を受けピッチに立った。

後半19分 左サイドキューウェルの飛び出しに俊輔が必死のDF、 最近見事なスライディングを見せている俊輔がエリアギリギリでキューウェルのクロスを阻止した。   キューウェルがエリア内に倒れこみ 審判の笛が鳴った。
冷やりとする選手達。  しかし審判はしっかり見ていた。
シュミレーション。  明らかに俊輔の足はキューウェルにはかかっていなかった。   これがキューウェルの狙いか。 

時間は刻々と過ぎる中 チャンスは作れど中々ゴールを割れない日本に 悲劇が待っていた。
後半23分 相手右CKから ゴール前 ファーに流れたボールを巻がマークしきれず アロイージにゴールを許してしまった。
またもやセットプレーからの失点・・・。  
この時間の失点には 流石のチームメイトの ショックも大きかっただろうが ふと助っ人俊輔の事が頭に浮かんだ。

また今日もきっと俊輔が何とかしてくれる・・・そんな甘い思いが何処かによぎっていた。    
点を取らなければ・・・  こうなると俊輔の目は一層輝きが増して見える。

しかし 俊輔は そんな多大過ぎる期待にも しっかり答えてくれた。
失点からたったの3分 左サイド ヤットからのパスを受け 直ぐさまゴール ファーの巻にピンポイントでクロスを上げた俊輔。    それを巻が落とすと ゴールまん前 高原が見事な反転で ゴールを決めた。
あまりにも早い 同点ゴールだった。 
直ぐ追いついた 安心感に 益々勢いを増す日本、そして豪州は一気に勢いを落としていった。 

更に30分高原に肘打ちをしたと一発レッドで相手が退場 10対11になった日本は その後も怒涛の攻撃を仕掛けるが 失点を恐れガッチリゴール前を固めたオーストラリアDFを崩す事は容易ではなかった。
高さがある相手だけに カウンターでの失点も予想出来た事から やたらにゴール前に放り込む事は出来なかった。

結局90分で決着は着かず 延長戦へ。  流れるような汗を拭い水分補給する選手達。  選手のユニホームは戦いの厳しさを物語っていた。
チーム全員が大きな輪を作り 延長戦に向け 掛け声をかける日本。
延長後半 交代枠も使いきり 完璧に引いた相手に 4分俊輔の右CKから 中澤のヘディングが惜しくも交わされると 6分 憲剛からのパスに佐藤がGKと1対1のシュート!  しかしこの決定的チャンスも大きく枠を外した。   思わずオシムは頭を抱えた。

何とかPKに持ち込みたいオーストラリア。  
15分 右駒野から中央遠藤へ 遠藤のセンタリングのクリアボールを エリア左今野がヘディングでクロス それをゴール前 俊輔がジャンプボレーでシュートも GKのファインセーブでゴールならず。
これまで1度も足が攣った姿を見たこともない俊輔さえ足が攣ったというこの厳しい戦い。   日本最後の 怒涛の猛攻も依然ゴールは遠く、 ついに審判の笛がピッチに響き渡った。 

PK。 川口の表情が引き締まった。  
オシムは PKキッカーを使命すると ゆっくりピッチを後にした。選手全員にコーチ陣も加わり全員で気合を入れる日本。 

相手が先行した。 1本目は勿論キューウェル。 しかし川口は読んでいた。   迷いもなく右へ飛ぶと キューウェルのボールは 勢いよく弾き飛ばされた。    日本の1番手に使命された俊輔は 読まれても決まる 強烈な無回転シュートで ゴールネットを揺らした。    思わずガッツポーズを作る俊輔。

しかし川口の神がかりセーブは止まらなかった。
2本目 キャプテン ニールのシュートも今度は大きく左へ飛ぶと完璧阻止。   これに相手監督は 敗北を覚悟したようだった。
遠藤が ゆっくり相手のタイミングをずらしてのゴールを決めると駒野もGKの逆をつきしっかり決めた。     高原が惜しくも上に外すも 最後ボンバーがしっかり決め ついに日本は4−3でPKを制した。  

中澤は決めると 思い切り川口に飛びついた。 そこへチームメイトが一気に駆け寄ると全員が もみくちゃ状態に。  
俊輔は少し遅れてそれに加わると 先ず中澤の上に乗っかりゴロン、起き上がると直ぐ今度は川口の上に乗っかりゴロン。 
まるで子供のようにはしゃぎ 喜び合う選手達、 汗まみれのブルーのユニホームが とても誇らしかった。 

長かった・・・。  
死闘120分を戦い抜いての このPK勝利。   事実上の決勝戦とも言われたこの因縁のオーストラリア戦をついに制し チームはまた1歩大きく成長したと言えるだろう。 

次戦は準決勝 25日(水)サウジアラビアと対戦が決定した。
予定通り決勝まで行けば 29日にジャカルタでの試合となる。
チームが 帰国するのは早くても 31日。 
俊輔は 帰国と同時に グラスゴーへ 飛び立つ計算となってしまいそうだ・・・。
ストラカン・・・頑張っている俊輔に せめてグラスゴーで少しお休みを!! 
      

 

   

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2007年07月19日

俊輔アジア杯試合日程詳細

2007アジアカップ

≪結果≫

              勝ち点     得失点
A組 1位 イラク      5      +2
    2位 オーストラリア 4      +2
    3位 タイ       4      −2
    4位 オマーン    2      −2


B組 1位 日本      7      +5
    2位 ベトナム    4      −1
    3位 UAE     3      −3
    4位 カタール    2      −1


C組 1位 イラン     7      +3
    2位 ウズべきスタン 6      +7
    3位 中国      4      +1
    4位 マレーシア   0      −11


D組 1位 サウジアラビア 7      +5
    2位 韓国       4       0
    3位 インドネシア  3      −1
    4位 バーレーン   3      −4

※韓国は18日インドネシアに1−0で勝利し ギリギリ2位にくい込んだ。

≪準々決勝≫
7月21日(土)

17:20(現地)日本 ×  オーストラリア   (ハノイ)
20:20    イラク × ベトナム     (バンコク)

7月22日(日) 

18:20    イラン ×  韓国  (クアラルンプール)
20:20  サウジアラビア × ウズベキスタン(ジャカルタ)


≪準決勝≫ 
7月25日(水)

18:20 イラクVSベトナムの勝者 × イランVS韓国の勝者(クアラルンプール)


20:20 日本VSオーストラリアの勝者 × サウジVSウズべキの勝者(ハノイ)

≪3位決定戦≫
7月28日(土) 19:35〜   バレンバン(インドネシア)


≪決勝≫
7月29日(日) 19:35〜   ジャカルタ


【アジア杯TV放送予定】
【日本vsオーストラリア 7月21日(土)】
・テレビ朝日系列:
 19:00〜21:18(※日本時間)

・NHK-BS1:
 19:00〜21:20 (※日本時間)

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2007年07月18日

俊輔アジア杯 予言通りの1位突破

2006年6月12日 ドイツ カイザースラウテルン。
忘れもしないこの日の屈辱の1戦が 日本をW杯グループリーグ敗退に追い込んだ。
酷暑の中 前半26分 俊輔がクロスからゴールを決めたものの 終了間際84分 89分 90分 と たったの数分間に立て続けに3ゴール奪われ 日本代表は初戦から大きく出遅れた。

オーストラリア・・・ 今回初めてアジアカップに参戦したこの悪夢の相手 豪州巨人軍団は 小柄なアジアチーム相手に 初戦から苦しみ 敗退の危機感が高まった中 ようやく最後タイに勝利し A組2位通過をもぎ取った。     

カタール戦後 「ドローは悔しいが あと2戦勝てば」と中盤の連携から次戦に確かな勝算を見出していた俊輔は その発言通り UAEをしっかり下し 16日 決勝T進出を決定づける開催国ベトナム戦へ 臨んだ。 

相変わらず猛暑のスタジアム。  日陰でも体感温度は40度。
開催国との対戦とあって これまでのスタジアムの様子とは打って変わって 完璧アウェーとなることは判っていた。

「前半1点差で終えて 後半早めに追加点を奪って相手の戦意を奪う」  UAE戦後 既にベトナム攻略を こうコメントしていた俊輔。

試合開始と同時に 引いてくるかと思われたベトナムは 地の利を活かし 素早く動いては積極的に攻撃を仕掛けてきた。
様子を見ながらパスを回していた日本は 相手の攻撃に珍しく走らされていた。
そして7分、 相手左CKからのボールが鈴木の足に当たり オウンゴールを献上してしまった。 不運だった。
アジア王者日本から先制ゴールをあげた驚きに 歓喜爆発する満員のベトナムサポーター。  

しかし俊輔は落ち着いていた。
と 同時にこの瞬間 俊輔モードに一気にスイッチが入った。  失点直後 鈴木がボールを持つと すぐさま俊輔は大きく 左前線を指差し 前を走るヤットにロングボールを入れるよう指示。  
そこから CKを得るチャンスを1分で作った。

更に 次々と早い動きで 相手のプレッシャーをずらしながら縦パスを入れる俊輔は 失点から たったの4分後 エリア左から 先ずは相手DFをあざ笑うかのような絶妙なフェイントで交わし、そして 更にGKからは取られない ファーの巻に これ以上ないほどのピンポイントで巻のゴールをお膳立てした。

外すのが難しい程の 完璧なクロスだった。 世界のレベルを見せ付けたこのクロスで チームはあっという間に同点に追いついた。

会場の声が一気に静まった。
その後も俊輔は 15分憲剛 26分高原等と 決定的チャンスを作り出した。  個の力とチームの連携が 上手く融合し 中盤でのパスは俊輔 ヤット 憲剛を中心にサイドの 駒野 加地が積極的に前線に絡み チームは確かに連動していた。 

高原が倒され得たFKでは ヤットが見事な強烈シュートをゴールネットに突き刺した。     ボールの前に立つヤットと俊輔、普段から公私共に仲が良くお互いを尊重しあっている二人は 右足のヤットの方が確立が高い位置とみると 俊輔がおとりになった。   
GKはどちらが撃つか把握出来なかった。    見事ヤットの強烈シュートがゴール右に突き刺さると 直ぐさま 俊輔は満面の笑顔でヤットに駆け寄った。   
貴重な追加点を奪った日本は 何と俊輔の予想通り1−2で折り返した。

後半も 合宿で大熊コーチに「素早く!ワンタッチ!」と激を飛ばされながら 練習してきた素早いパスワークが活きた。
左サイド駒野とヤットが2度のワンツーで飛び出し ヤットから中央に走りこんだ俊輔に。  俊輔は左に持ち変えることなくそのまま右足を振り抜いた。     
俊輔は見ていた。  ヤットから俊輔にパスが渡ると同時にGKが右へ動いた。  それを瞬時に判断した俊輔はやや右を向いたまま 左ニアにシュート。   見事ゴールに突き刺さった。

見事な連携だった。  オシムが理想とするワンタッチパスで数的優位を作ってのゴール。
右足でのゴールに 俊輔は思わず苦笑い。  ダメ押しの一撃だった。
公式戦での右足ゴールはいつぶりか・・・?

しかしセルティックで俊輔は 試合中 結構右足を使っている。
右足でクロスは勿論 ゴール前で 持ち変える余裕のない時は 積極的に右でも撃っている。
最近では 俊輔が時々右を使っている事に気がつかないサポーターが多い。  それほど自然になっているのだろう。

これで1−3とリードした日本の攻撃は その後も止まらなかった。
直後ヤットの左CKから この日2点目となる巻が角度のないところから押さえるDFをものともせずヘッドでゴールを決めると ベトナムのプレッシャーは一気に 勢いを落とした。  

後半16分 カードを貰っている俊輔は羽生と交代。 交代時 何故かスタジアムが騒然となった。   ピッチを降りながら不思議そうに盛り上がるスアジアムを見上げる俊輔。  
何とこの時 他会場の UAEとカタールの結果が知らされ ベトナムが負けても決勝T進出が決まる可能性が出てきた為だった。

その後 攻撃の機会は減ったものの 交代選手がしっかり最後まで守りきり 日本は俊輔の予言どおり 後半で追加点を奪い 見事決勝トーナメント進出を果たした。  全て俊輔のシナリオ通りだった。

1位通過の日本は 引き寄せられたようにオーストラリアと21日対戦が決定。
1年1ヶ月ぶりの因縁の対決となる最高の舞台が用意された。
俊輔は勿論 選手達の士気はかなり高い。
独W杯での悔しさを 今度こそ オシムの「考えて走るサッカー」で打ち破り ここでしっかりリベンジを果たして欲しい。 

「オーストラリアとやりたい」 
希望通りとなったこの対戦に 早くも俊輔モードに新たなスイッチが入った。
  
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2007年07月14日

俊輔アジア杯 日本首位をアシスト!

アジアカップ2007。 オシムジャパンは第1戦カタール戦を痛恨のドローで落とし 中3日。
監督の天を衝くような厳しい罵声と ほぼ勝ち点3を掴みかけた中での不用意な失点に 一時は 選手のみならずチームスタッフ全体に嫌なムードが漂い始めた。

しかしこれまでアジア杯で 何度もの修羅場を掻い潜ってきた俊輔は それでも試合後 中盤でのパス連携に好材料を見出し 次の2試合に勝てば・・・と前を向いた。

「絶対に負けられない・・」 そんな最大の緊張感の中迎えた 第2戦UAE戦。
夜間の試合とはいえ 気温33度 湿度87%。   応援に駆けつけたサポーターも あまりの暑さに次々体調を崩す程 スタジアムの体感気温は 予想を上回る 過酷な状況だった。
カタール戦では やや風があったピッチも 無風。
いるだけで 汗がどっと流れる。 

カタール戦でのワントップに変えて 高原 巻の2トップ。  左サイドには怪我から戻った駒野が入った。 
中盤には 俊輔 遠藤 憲剛の 仲良しファンタジスタ3人組。

開始早々 UAEは積極的な攻撃を仕掛けてきた。
前半18分 カウンターから危うく先制点を奪われるかと思うほどの相手マタルの強烈シュートを 川口が見事セーブ。  ヒヤリとした瞬間だった。

しかし徐々に日本はそのスペースを活かして 中盤で素早くパスを回し始めた。  俊輔 遠藤 憲剛 の見事な連携に あがった駒野 加地が絡み チャンスを作り出す。
そんな中 膠着状態を最初に打ち破ったのは やはり俊輔だった。

前半22分 左CK、相手の集中が揃わない中での早いリスタートから 遠藤とのショートコーナー ワンツーからドリブルで相手を交わしゴールラインギリギリで倒れこみながらの見事なピンポイントクロス!  ゴール前飛び込んだ高原がそれをヘディングでしっかり決めた。
日本先制〜!! 喉から手が出るほど欲しかった先制点はこの二人の見事な欧州連携で あっという間に 叶えられた。
一気に勢いを増した日本は カタール戦での失点から 更なる 追加点を狙った。   そして何とその5分後 右サイド 加地からのクロスを 胸トラップした高原が見事な速さで振り抜き追加点を奪った。

過酷なピッチ状況を考え これまで合宿でずっと練習してきたワンタッチの素早いパス回しで 相手を走らせ UAE選手の体力を奪った。
相手のプレッシャーが弱まり ラフプレーも続出しだしたUAE。
そんな中 前半終了間際42分 遠藤がエリア内でGKに足を掛けられPKを得た。    
すかさずペナルティーマークに立つ俊輔。  ボールをセットした。
しかし 何故か 審判が近づくとボールをまた動かし 更にそのボールを相手GKが蹴った。  自ら蹴るボールは必ず自らセットする俊輔はもう一度 ボールをセットし直した。 

審判の笛が聞こえた。 イエロー。  わけが判らず「あり得ない」と やや憮然とした表情の俊輔。 FKでもPKでも最後必ず自分でセットする俊輔は ボールセットで生まれて初めて警告をもらった。

考えられないカードだった。 この奇妙なカードのおかげで次の試合でカードを貰えば 準々決勝に出場出来ないという チームにとって大きな痛手となる可能性もある。
しかし そんなアクシデントの中も 俊輔は鬱憤を晴らすように見事ゴール上に 強烈シュートを突き刺した。
勝敗を決める ダメ押しの3点目だった。

その後も俊輔は 約25メートルのロングFKで相手ゴールを脅かしたと思えば 相手DFをフェイントで難なく置き去りにし 切り込んでは強烈シュートを浴びせる等 最後までレベルの高さを発揮し ピッチを降りた。

後半はカウンターから1点を返されるという課題も残ったが カタール戦の反省から 終盤も無理な攻撃を仕掛けず 確実に時間をかけパスを回し きっちり勝つことに終始した。
俊輔は 次戦に備え 後半26分に水野と交代。 
高原 鈴木も 自ら交代を申し出 その後は 羽生 今野 水野がしっかり 守りきった。

この勝利でチームは一気に首位に躍り出た。
次は ベトナムと対戦。  相手の中3日に対し 日本は中2日だ。
更に これまでの試合は スタジアムもガラガラだが 開催国のベトナムが相手となれば ダフ屋も出回っている程 会場は一気に完璧アウェーとなる。
 
万が一 2位通過となれば ベトナムからバンコクへ移動も課せられる事から 何とか勝って 1位突破をもぎ取り 余裕を持って次戦に備えて欲しい。   

一方セルティックは 13日 イングランドの ピーターバラと対戦。
ダンファームリンのレンタルから戻った オブライエン、 マザウェルから新加入のマクドナルド(23歳 オーストラリア)が 2得点を決め 1−2で勝利した。
俊輔不在の中 チームは こうして着々と 開幕準備を進めている。 
昨季 右サイドでチームの信頼を勝ち取った俊輔だが 来季はトップ下でという噂も広がっている。   
アジアカップ3連覇を狙いながら開幕準備をしている俊輔が 新しい俊輔システムで SPLでも3連覇を狙う。 


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2007年07月10日

俊輔アジア杯 カタールに痛恨のドロー

アジア杯2007。 苦しいJ日程の中 必至の調整を続け臨んだ 初戦カタール戦。
攻撃的に来るかと思われた相手カタールは 予想に反し しっかり引いてきた。

ピッチの体感気温は36度。 そして所々ボコボコしたやや長めの芝・・・   予想通りのピッチ環境に試合開始 日本代表は やや眺め感のある滑り出しで始まった。

かなり引き気味のカタールに 日本代表は完璧にボールを支配。   中盤でパスを回しながら 数少ないチャンスを狙っていた。
しかし 結局前半 中々カタールの固い守りを崩せず 無得点に終わったオシムジャパンだったが プレーが止まると直ぐに全員で吸水する等 暑さへの対処をしっかりしながら 後半に備えた。

後半立ち上がり 攻撃に出たカタール。
上がり始めた相手に 少しずつ スペースが出来始めた。
そのスペースを突いて 日本の動きが早まった。 

これまで合宿で さんざん 「ワンタッチ」「素早く」「シンプル」とコーチ陣に檄を飛ばされながら必死で練習してきたパスワークが活き 俊輔 憲剛 遠藤らが 中盤でいい連携を見せ 数的優位のチャンスを作った。   

俊輔は 落ち着いていた。  相手の動き 試合の流れをすぐさま読み 右へ左へ 縦横無尽に動き回り決定的チャンスを作った。   まさに「考えて走るサッカー」の実践だ。 
そしてついに後半16分 俊輔が自らスペースを作っての起点から憲剛〜今野と繋ぎ 見事待望の 高原のゴールを生み出した。 

しかしあと1点・・・何とか追加点を奪いたい日本は その後もシュートまで行くチャンスを 再三作りながらも 味方のシュートが決まらない・・・
決定的チャンスを外しながら時間だけが過ぎて行った。
山岸が羽生と 憲剛が橋本と交代。  しかしそれでも追加点を奪えない日本に対し カタールの勢いは増し始めた。    

そして終了間際 難なくクリア出来たであろうボールに 川口の飛び出しを待った阿部が 相手を弾き飛ばした。
エリアギリギリ。  正当なチャージと言えばそうなのかもしれないが ここは日本ではない。     
例え相手がPKを狙って倒れこんだ事が 判っていても 審判の判定の怖さは 前回 身を持って 充分に判っていたはずだ。  

終盤に この位置でのFKは絶対与えてはいけない・・・選手全員にその意識が行き届いていなかったのか 悔やまれて仕方がない。
それだけではない。   壁を作った選手達に ベンチからオシムが 真っ赤になって 「壁を閉じろ!」の支持をジェスチャーと共に 必死で訴えていたにも拘らず  壁の中央に相手が入り シュートと同時に 壁を押し 大穴を開け ボールの道を作った。

ゴールが決まると俊輔は思わず 悔しそうに 膝に手をついた。
ガックリする選手達。   しかし 俊輔は諦めていなかった。
ロスタイム、 中央から見事なスルーパスを羽生に通し 完璧な勝ち点3を狙った。    最後の決定的チャンスだった。  
しかし抜け出し GKと1対1になった羽生のシュートは 無情にもゴール右にそれて行った。
  
チャンスを作れど フィニッシュは決まらず・・・
憲剛を下げ 橋本を入れたオシムの狙いは何だったのだろう。
結局 オシムジャパンは圧倒的優勢に試合を進めながらも 一瞬の不注意で  痛恨のドロー。
一番大切な試合 と言われていた初戦を 落としてしまった。
日本中からため息が聞こえて来そうだった。  

しかし それでも試合後 俊輔は前向きだった。
まだ2試合ある。  あとの2試合に勝てば 次に行ける。
ドローは残念だったが これまで勝利した事のないカタール相手に 中盤であれだけボールが回せた事に 俊輔は次のUAE戦での勝算を見出していた。  

この試合で俊輔は見事MVPに輝いた。
13日  次はUAEと第2戦を戦う。  俊輔の言う通り 選手達を信じて次のUAE ベトナム戦での勝利を 前向きに 祈ろうではないか。
頑張れ!俊輔!   頑張れ!オシムジャパン!!
  




ラベル:中村俊輔 
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2007年07月06日

俊輔セルティック始動開始

現在ハノイでアジアカップ没頭中の俊輔だが 欧州では セルティックが早くも始動開始した。  今年もSPL開幕前のプレシーズンマッチが何試合か予定されているが その初戦となるバーゼル(スイス)戦が現地で行われた。    新メンバーには 元ハイバーニアンのスコットブラウン  そして ACミランのマッシモドナティ またセルティックのユース出身で優勝決定後のハイバーニアン戦に初めて出場し いい動きを見せた ビャルナソンが加わった。

今季初試合となる俊輔不在のセルティックは 前半37分 ビャルナソンが相手DFのミスをついてのパスに 見事 ミラーが決め 0−1で勝利した。     昨季の俊輔不在のプレシーズンでは 負けが続き 俊輔が合流したとたんに 勝利したという厳しい状況だったが 今季初戦は 何とか 勝利をおさめ 幸先のいいスタートとなった。
この後 チームは ヤングボーイズ ベルン(スイス)と対戦し 一旦 英国へ移動する。 

また元 俊輔のチームメイトだったサトン(現ウエストブロムウィッチ)が視力の関係から 引退することが判った。 
更に ビーティも ウエストブロムウィッチに移籍が決定。 ユースから上がり セルティックで4年間プレーした。 
そしてGKマーシャル(レンタルでノーウィッチ)もこの度 正式にノーウィッチと3年契約を交わした事が判った。

俊輔のいない間に チームは こうして着々と 来季への準備を進めている。
是非 アジアカップでの今季自身3つ目の大タイトルを 手土産に スコットランドに戻って欲しい。 

一方 主将レノンが退団後 今季のキャプテンは誰が選ばれるのか・・・
前々からマクマナスとの噂が高いが まだまだストラカン監督は思案中・・・ 
今回の試合では 前半がプレスリー 後半がマクマナス とキャプテンマークを交代でつけてプレーした。
どうやらこの二人に絞られたか? 

プレスリーは ハーツから移籍してまだ1年だが、マクマナスより9歳も年上だ。   マクマナスが俊輔より 5歳も年下の まだ24歳である事にも驚いたが プレスリーが既に34歳で あれだけ頑張っている姿を見ると 俊輔はまだ20代、 まだまだこれからだ・・・と 改めて実感・・・笑
posted by Hiro at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 俊輔セルティック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月04日

俊輔代表合宿打ち上げ 第4弾!!

俊輔の29回目の誕生日に始まったアジアカップ3連覇目指しての日本代表合宿。
1日から再開した最終合宿3日目の今日、オシムJAPANは 千葉県内で 明大を迎えての練習試合を行った。
昨日までの雨は上がり 蒸し暑さはあるものの 天気は曇り。  
T 029.jpg
川渕会長も見守る中 早速 試合が始まった。 先ずは前半 憲剛 加地 阿部 中澤 巻 羽生 駒野 鈴木 佐藤 播戸 川口→楢崎)が入った。 
続いて後半は 俊輔 遠藤 今野 高原 山岸 坪井 矢野 橋本 太田 水野 楢崎→川島。     

播戸が足を痛めたのか途中で交代した他 変則的に 時間を区切って何人かが交代した。   右ふくらはぎ痛で休んでいた坪井もようやく戻った。   
前半後半各60分ずつというハードな試合に 俊輔は結局 後半60分間 休みなく走り回った。
S 004.jpg
※俊輔今合宿からの新スパイク

ジーコJAPANの時の高校生相手と違い 明大も中々強い。 
試合開始前 先ずは円陣を組んで 気合を入れた代表選手達。
前半は巻が2得点。   
そして俊輔の入った後半  試合早々 ゴール右で 矢野が相手と接触し顔面を強打。
一時起き上がれず ヒヤリとした場面もあったが 先ずそのPKを俊輔が しっかりGKの逆を突いて決め先制。

前日もハードなメニューで選手達の疲労もピーク。  大学生の勢いに パスミスからチャンスを与える場面もあったが やっぱり得点に絡んだのは俊輔だった。 
チャンスを作るも 味方の動き フォローも遅く 中々 次が繋がらず クロスの精度もいまいちのチームに 俊輔は何度も見事なスライディングで ボールを奪っては すぐさまゴール前に仕掛けた。  いつの間にか上達したスライディングの上手さはSPL仕込か?

結局後半は俊輔がPKの他 3アシスト と全ての点に絡み 4−1。   前半とあわせると6−1の結果となった。   やはり 別格だった。 
疲労のせいか 中々連動しないチームに たまに 首を横に振る場面も見られた俊輔。    後半の全点に絡むプレーを見せた俊輔だったが まだまだ納得がいかない様子。     アジアカップを勝ち抜く厳しさを知っているだけに 何とかしなければ・・・という気持ちでいっぱいなのかもしれない。    この合宿中も厳しい目でチーム全体を客観的に見つめる俊輔がいつもいた。 

大事な試合を前に 途中 接触には冷や冷やしたが 国内最終調整のこの練習試合も無事怪我なく 終了。    途中離脱した播戸の負傷だけが気になるが・・・

試合後には 今日は 今野 川島らと共に 恒例のサッカー談義?を展開、 チーム力を少しでも上げる為に 今 俊輔は 必死でチームメイトに 何かを伝えようとしているように思えた。
アジア杯の激闘を制し 見事アジアカップMVPに輝いた俊輔が今 静かに しかし確実に チームを牽引している。

オシムJAPANは 明日成田を出発し ハノイに入る。 

※俊輔合宿レポートはカテゴリー「俊輔合宿関係」にて掲載
http://shun-celtic.seesaa.net/category/3727426-1.html 

2007年07月03日

俊輔バースデー合宿 第3弾!

今日 俊輔ら日本代表は 明日 アジアカップ国内最後の練習試合を行う事から ほぼ国内では最終調整となる 練習を行った。
朝から降っていた雨もようやく上がり 選手達は いつもよりやや早い時間にピッチに姿を現した。 
練習の前には恒例の写真撮影。  オシム監督を真ん中に 全員が並んだ。  俊輔は左端一番前に。 
負傷の坪井を除く22名の選手は 早速ボールを使ったパス回しから始まった。     緑の2番ビブスをつけた俊輔は 加地 山岸 鈴木 駒野 ヤット 播戸 ら約10人のチームに入った。

俊輔が水色6番ビブスに着替えると 続いてGKを除く全員がグラウンド半分を使ってのワンタッチ パスワーク。   しきりに 「ワンタッチ」 「シンプルに」 「サイドチェンジ」 と コーチの声が飛ぶ。   
素早くワンタッチで味方にパスを繋ぐ 連携力を高める練習では監督自ら 選手達に身振り手振りで指示を出していた。 

合宿が始まったばかりの頃と比べると 選手達の表情も 笑顔から 真剣モードに切り替わった。   そして俊輔はまた赤13番ビブスに。
ピッチ全体を使った 少人数でのカウンター練習では 広いピッチを縦に 全速力で行ったり来たりのハード練習で 選手たちの身体からは 大量の汗が飛び散っていた。   流石にこの練習には選手たちも息が上がって苦しそうだったが 実際には何度になるか判らない暑いピッチでカウンターも充分あり得る。   体力消耗を防ぐ為にも相手のカウンターには要注意だ。

今日は湿度も相当高く 蒸し暑かった事から 暫しの休憩にも選手たちは 直ぐ給水に。
殆どの時間が こうしてゲーム形式での戦術練習や連携練習に充てられていた。
 
最後 俊輔はようやくストレッチをしながら ボンバーとお話・・・
選手たちの疲労もかなりのものなのだろう。 
初戦まであと1週間。    明日は明大と練習試合が行われ 4日成田を出発する。 

※この合宿に関する記事は第4弾まで掲載しております 
俊輔合宿レポートはカテゴリー「俊輔合宿関係」より