2008年12月29日

水野初ダービーで風邪っぴき俊輔の代役に抜擢!

SPL第20節 セルティックは アウェー アイブロックスで 永遠のライバル レンジャーズと対戦した。    2008年最終戦だ。
レンジャーズは 現在セルティックに続く2位、 勝ち点差は4。
もうご存知とは思うが 新しいサポの皆さんの為に簡単に説明すると 同じグラスゴー市内を拠点とするこの二つのチームは プロテスタントとカトリックという宗教的なものをもとに 時には政治経済に至るまで 様々な事でライバル視されている。  

別名「オールドファーム」とも呼ばれる このグラスゴーダービーは 「世界一危険なダービー」 とも言われ その名の通り 以前は死者も出た事があるほどサポーターも熱が入り 選手達は一層激しい戦いを繰り広げる。       
現地サポでも手に入れにくいと言われるこのダービーのチケット、勿論スタジアムは超満員だ。   普段の試合とは全く違う 異様な雰囲気さえ漂うこの決戦、 スタジアムの警備員の数も普段の数倍のに増える。     

8月末の対戦では セルティックはホームでレンジャーズに2−4で敗戦。    昨季末の2度の戦いではセルティックが勝利し逆転優勝を掻っ攫った事から レンジャーズは相当リベンジの気持ちが強かったのだろう。     
しかし今回はその逆だった。  4節にホームで4−2で負けた悔しさを晴らすべく セルティックの選手達のモチベーションは高かった。

現在離脱選手が多い中 ヘッセリンクが久しぶりのベンチ入り、 そして10月のインヴァネス戦膝負傷から約2ヶ月もの離脱中だったクロサスもベンチ入りした。     怪我人続出のセルティック、 主力の復帰は何よりも嬉しい。。。

大事な一戦。  俊輔 今日も頼むぞ〜!!    しかし・・・何ということか 俊輔は風邪で欠場。。。><   突然だった。 この大事な試合に・・・  
こちらの人は平均体温が日本人より高い為 8度超でも試合出場OKと言われる事が多いのだが、 欠場するほどということは 急に高熱が出たのか・・・体調が思わしくなかったか・・・ 
さてはハートリーの風邪を貰ってしまったか・・・?? 

俊輔の代わりには 2連続スタメンを果たした水野が入った。
ダービーは別物・・・ 当初ストラカンは 水野の起用には消極的だった。    しかし思わぬ俊輔欠場でチャンスが回ってきた。
頑張れ水野!!俊輔の分も動き回ってくれ〜!  
ロブソンが左に入り 水野は俊輔のポジション 右に入った。

寒さでピッチが所々 白く凍っている。
開始早々 ホームのレンジャーズが圧倒的にいいスタートを切るかと思われたが この日 セルティックの入り方も決して悪くは無かった。
センターバックの二人が 相手FWの飛び出しに集中、 特にミラーは元セルティックの選手でもある為 元チームメイトのプレーは良くわかっているはず、 しかしその再三の飛び出しに マクマナスらは見事なラインコントロールで対応、 何度もオフサイドで相手の攻撃を止めた。     

更に驚いた事に CK FKは水野が蹴っていた。    初スタメンを果たしたばかりで 初ダービーにスタメン。   そんな試合で早くもセットプレーを任されるという事は チームでも水野が認められてきたと言う事。     たとえ俊輔の欠場が ダービー先発の理由であっても ハートリー ロブソン がいるにも拘らずセットプレーを任されたと言う事は 大いに誇りに思っていいだろう。     

中盤ではダービーらしいボールの激しい奪い合いが続いた。   ハートリー Sブラウンが 豊富な運動量でプレスをかけ レンジャーズの攻撃の芽を摘んだ。   ホームで中々ゴールを奪えない事から 選手同士がやりあう場面も見られた。     明らかに苛立ちを見せ初めているレンジャーズ。    

しかしセルティックも 俊輔がいない事から 攻撃に関しては殆どいい形を作る事が出来ない。    今日もまた前線にボールが全く収まらない・・・  FWのトラップは依然上達せず・・・
更に クリアボールが 全く味方に繋がらなかった事もチャンス半減の原因だった。    パスの精度の低さも相変わらず・・・このままではゴールが奪えない・・・  後半ストラカンの采配が注目された。

アイブロックスで 0−0で折り返したセルティック。
後半 肋骨を痛めたヒンケルが ウィルソンと交代、 ロブソンが高めに移動した。             
すると57分 ついに試合が動いた。
DFラインからのロングボールを中央でサマラスが頭で後ろへそらすと ピタリとエリアライン上のマクドヘ マクドは胸トラップでキープし反転してシュート!
見事ゴール左に突き刺さった。  
決して簡単なゴールではなかった。  殆ど作れなかった攻撃のチャンス、 その数少ないチャンスをしっかり活かしたマクド。   アイブロックスに大きなため息が漏れた。

このゴールに ストラカンが更に動いた。  水野を下げDFオディを投入。    仕方なかった。  オディは若手だが これまでの出場回数も多く いいプレーを見せている。    セルティックは このマクドの1点を守るべく  守りを固めた。

負ければ大きく勝ち点を広げられてしまう・・・猛攻を仕掛けるレンジャーズ。    しかし セルティックは その猛攻を最後まで凌ぎ マクドの1点を守りきった。  ついにアウェー頂上決戦で0−1で勝利。      
勝ち点差を大きく「7」と広げた。
この勝利は 後々大きな大きな意味を持ってくるだろう。 
水野は フル出場とはならなかったものの ダービーでセットプレーを蹴るなど 1歩1歩着実に 階段をあがっている。 
あせる必要などない 今はその1歩1歩を踏みしめながら引き出しを増やして行くことが大事。     うまくいかない時こそ 成長のチャンスだ。     

スポ紙にあるように 何も出来なかったわけではない。  エリア中央のサマラスへ 絶妙なパスも送った。    サマラスのトラップミスで相手ボールになってしまったが 水野の若々しい 物怖じしない積極的なプレーは 見ていても頼もしさを感じた。
2008年最終戦を 見事な勝利で終えたセルティック 2009年へ向けいいスタートが切れそうだ。
くれぐれも 俊輔の風邪が早く治りますように!! 

一方セルティックは先日 新たに二人の選手を獲得したことを明らかにした。   ダンディUのGKザルスカ(26) と U20チェコ代表(FKプリブラム)のフルバック ミラン ミシュン(18)。
ザルスカは ダンディUとの契約が2009年6月1まで残っている事から今は仮契約、 ミシュンは1月1日からの4年契約だが まだ若い事から これから育てていく為の要員だ。   
正月休みもないSPL。   セルティックは 3日のダンディU戦で 2009年初戦を迎える。
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2008年12月22日

俊輔アシストで水野初スタメン初ゴール!!!

2008−9シーズン SPL第19節。
セルティックは アウェーで フォルカークと対戦した。
セルティックはこれまでの連戦の影響もあり チーム内に 怪我人が続出。    長期離脱中のヘッセリンクをはじめ ロブソン ドナティ そして前節荒れたハーツ戦でマローニが、 更にキャプテンマクマナスまでもが練習中に打撲・・・ と主力がどっといないところへ  追い討ちをかけるように 今度は これまで「ストラカンの秘蔵っ子」とまで言われ可愛がられてきたMFマクギディが 起用法等をめぐりハーツ戦後に ついに監督と衝突。   規律違反として現在謹慎処分を受けてしまった。  
マクギディは アストンビラからマローニが戻ってきた頃から 試合出場が減り この所監督との関係がギクシャクしていたようだ。

左サイドはマローニとマクギのポジション、今日は二人とも居ない事から スタメンが注目された。
試合前 注目のスタメンが発表された。  そこにはついに MIZUNO の文字が!!    移籍から1年  これまでリザーブで必死に頑張ってきた水野の SPL初スタメンの日が ついに来た!!

黄色のアウェーユニのセルティック、 水野は半袖でピッチに立った。  初スタメンという事もあり 味方とハイタッチする水野と俊輔をカメラが追っていた。     たとえ主力の欠場が理由であったとしても このチャンスを逃さずアピールすればいい。   頑張れ水野!

久々に左SBにはネイラーがスタメンに 中盤真ん中にはブラウンとコールドウェルが入った。   
しかし ややいつもと違うメンバーに 少しずつ連携が合わず 前半中々セルティックらしいチャンスが作れないでいた。    倒されても 審判の笛は中々鳴らず流され ホームのフォルカークも厳しいプレスで奪うと一気にセルティックゴールに襲い掛かった。  相手シュートがポストに当たる危機一髪の場面もあった。 

今日も前線に中々ボールが収まらず 俊輔が攻撃でボールに絡む回数も いつもより心なしか少ない。   守備に取られる場面も多い。  あまりいい試合内容とは言えない前半を0−0で折り返したセルティック、 後半メンバー交代はあるのか・・・
しかしストラカンは代えなかった。   後半 勢い良くピッチに飛び出してきたセルティック選手達。   ロッカーでレノンにでも渇を入れられたか・・・? 笑

すると後半開始早々 右サイド高めでのヒンケルのスローインから エリア右で受けたマクドナルドが ゴールを背にしながらもファーのサマラスへパス サマラスが低い位置で頭で押し込みセルティックがようやく先制した。     
落ち着いたセルティックは 次第に本領発揮。  俊輔が高い位置でボールに絡む回数が増えると同時に攻撃チャンスも増えた。   水野の回りとの連携も良くなってきた。  しかし相手もホーム。  中々追加点が奪えない・・・  このまま0−1で終わってしまうのか・・・

そんな中 ついに歴史に残る瞬間が訪れた。 
89分右サイド低め相手ボールに俊輔が詰めた事からライン割りスローインを得た。  それを受けた俊輔 後ろから来たDFを交わすと一気に左サイドから前線に斜めに飛び出した水野へ見事なロングスルーパス!   慌ててスライディングに来た相手をファーストタッチで交わすとそのままドリブル突破! GKと1対1に!!  一瞬後ろから引っ張られるもこらえ 右足でシュート!! 見事ゴール左に突き刺さり 水野初スタメン初ゴールを決めた!!  

セルティックようやく追加点〜!!   俊輔の見事なアシストで水野の初ゴール。   SPL日本人二人の見事な連携による貴重なゴール!!  歴史に残る 感動の瞬間だった。
ゴールを決めた水野は手を広げゴール裏サポーターにアピール! 思わずピッチに飛び降りるサポーターもいた。  そこへチームメイトが一気に駆け寄った。   満面の笑顔の水野。 チームメイトにもみくちゃにされながらも水野の目は 絶好のパスをくれた俊輔を探していたように見えた。     
ベンチで飛び上がって喜ぶ 子供のようなストラカンとレノン。  まさに最高の瞬間だ。   

俊輔も嬉しかったのだろう。  直後相手DFに倒され腰を押さえながらも彼の顔からは笑みがこぼれていた。
しかし 俊輔劇場はまだまだ終わっていなかった。
93分左サイド ハーフウェーライン付近でネイラーのスローインを受けるとドリブルで上がりながら 今度は一気に飛び出したマクドナルドへ見事なスルーパス!! マクドは完璧にGKと1対1に! エリア右に流れながらGKを交わし シュート! 見事 同時に飛び込んだDFに当たりながらゴールに突き刺さった。 

セルティック3点目〜!!!(俊輔は一気に2アシストでSPLアシストランキング首位に!!)
 
試合終了。  前半中々チャンスを作れず苦しんだセルティックだったが 後半に3得点。   俊輔の左足から2ゴールが生まれた。
水野も前半は 回りとの連携が合わない場面や 自陣で相手に簡単に交わされる等 危機を招いた場面もやや見られたが 後半はそれを完全に忘れさせるような活躍で 初スタメン初ゴールまで決めた。

ようやく巡ってきたチャンスにしっかりアピールした水野。 
マクギ マローニが不在の中 セルティックに 新たなドリブラーが 誕生したのは間違いない。  
日本人二人による 見事な連携でのSPL初ゴール! 試合後 水野の笑顔には充実感が漲っていた。 
そして この日のウェブサイトのMVPにも 初スタメンでゴールを決めた MIZUNOが選ばれた。   

次は世界一危険なダービー レンジャーズ戦だ。  勝ち点差が迫っているだけに かなり厳しい戦いとなりそうだが 果たして水野 連続スタメンとなるか!?  俊輔コーキ コンビでのゴール再現なるか!? SPLに また楽しみが一つ増えた。   
posted by Hiro at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 俊輔セルティック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月14日

俊輔 大荒れハーツ戦でチーム救う同点弾演出!

SPL第18節。 セルティックは ホームに強豪ハーツを迎えた。
毎回厳しい展開を強いられるこのハーツ、しかもセルティックはビジャレアルとのCL最終第6戦から 何とたったの中2日だ。  疲労がないわけがなかった。
一方ハーツは現在4位 だが ここ5試合連続勝利で 16節にはあのレンジャーズをも 2−1で破っているほど 絶好調だ。
タフな試合になる事は 予想された。

俊輔は今日もスタメン、 試合前の表示では4−1−4−1?の右。
CLに続き 黒い手袋での登場だった。  水野もベンチ入りした。 気温は4度。 曇りの中 時折雨がちらつくスコットランドらしい天候だった。

開始からハーツは素早く激しい 執拗なプレスでセルティックボールに迫った。    試合の入り方は決して悪くはなかったが その激しいプレスに パスを回すも中々前線へ繋げないセルティック。   
それでも必死にパスを繋ぎ 俊輔からエリア内へ。 しかし味方はキープ出来ず またそこからカウンターをくらった。

何度もファールを受けるセルティック選手、しかし今日はセルティックに対する審判の判定もかなり厳しい。   再三の相手のラフプレーを流され 選手達のイライラは次第に募っていった。   その判定に会場からも何度も大きなブーイングが起きていた。   今日はいつになくリスタートの位置にも厳しい審判、 分けの判らぬままハーツボールになってしまう場面も何度か見られた。

そんな中 ついに22分 均衡が破られた。   ブラウンの前線へのパスが読まれ相手に奪われると 一気に右サイドをドリブル突破するハーツ。   それが中央に入れられ 一旦はクリアするものの そのボールがまたエリア右の相手に戻りシュート? に ファーから抜け出されたドライヴァーに押し込まれ 先制されてしまった。

完璧オフサイドだった。  が・・・そのアピールは認められず・・・怒
この失点に やや焦りを見せ始めたセルティック。  中々とって貰えない相手のファール・・・  次第に 先制に益々勢いづく相手の猛攻を防ぐ時間帯が増えていった。    
更に追い討ちをかけるように マローニがハムストリングを傷めサマラスに交代、 サマラスはこの所あまりプレーにキレがなかっただけに 不安は更に大きくなった。

一方ハーツの勢いは益々活性化、セルティックのカウンターにも その戻る攻守の切り替えの早さには見事なものがあった。   これがハーツ好調の理由か・・・
結局追いつけず 前半を0−1で折り返すと 会場からは容赦ない大きなブーイングが浴びせられた。
このままでは 連敗してしまう・・・ 後半ストラカンはどのような采配をふるうのか・・・ 不安の中でのスタートとなった。 

セルティックは後半 マローニに代わり入ったサマラスの高さを活かす戦術に出た。   再三ロングボールで一気に 前線のサマラスの頭を狙うセルティック。   すると ハーツDFは時間と共に下げざるを得ない状況に。  ようやく少しセルティックのパスが回るようになってきた。    しかし肝心のFWが中々キープ出来ない・・・

せめていい位置でファールだけでも貰ってくれれば・・・><
しかしセットプレーの怖さは重々承知のハーツ、 俊輔がエリア近くでFKを蹴るチャンスは一度も与えられなかった。  

攻めるも中々シュートまで持って行けないセルティック、相手のプレスにも そして審判の判定にも苛立つ選手達、 大荒れの試合展開の中 時間だけが刻々と過ぎていった。 
先制に 一つ一つた〜っぷり時間をかけるハーツ。  
エリアライン際で飛び込んだ俊輔が倒されるも 笛一つなく、 明らかに2枚目のイエローかと思われたキングストンの再三のラフプレーにも結局カードは出ないまま。    会場のブーイングは最高潮に達した。

中々決められないセルティック。   
しかし ついに待ちに待ったその時は訪れた。 
78分 左サイド高めでの俊輔のDFから スローインのチャンスを得た。     ネイラーがエリア内にロングスローインを入れると そのこぼれ球を繋ぎ エリア内右のブラウンから 右サイド高めの俊輔に、 俊輔は走りこむと 躊躇する事なく右足でクロスを上げた。
ゴールファーにいたサマラスがそれを競り合いピンポイントで折り返すと ゴールまん前マクマナスが頭で押し込んだ。
や〜〜〜〜〜っと同点に追いついたセルティック。   

あと10分ある!何とかもう1点!!
しかしハーツはゆっくりと全てに時間をかけ セルティックに追加点の時間を与えない。   明らかなGKの時間稼ぎにもカードすら出さず。
会場からはハーツの時間稼ぎとラフプレー そして審判の判定に何度も大きなブーイングが起こっていた。  

必死で1点を取りに攻め込むセルティック、しかしその後の マクド マクギのシュートは 結局 枠を捉えられず ホームで悔しい1−1のドローで終わってしまった。

この日少し前に行なわれたレンジャーズが ダンディU相手に引き分けた為 勝てばまた勝ち点差を大きくキープできるチャンスだった。
しかしそのチャンスは活かせず勝ち点差は4のまま。 
アレだけの荒れた試合の中 負けなかっただけ良かったと思うべきなのか・・・

この日も貴重な貴重な同点弾を演出したのは俊輔だった。  レフティである事を忘れてしまうような 右足での その精度あるピンポイントクロスが 苦しいチームを救った。 
サマラスの動きも今日は決していいものではなかったが 最後の折り返しは見事だった。     マクマナスの同点ゴール。   
CLからたったの中2日で迎えたこのタフな試合。   勝利は奪えなかったが 今日も二刀流俊輔の右足が見事に輝いた。  
posted by Hiro at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 俊輔セルティック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

セルティック俊輔 CL最終戦で会場を魅了!!

08−09チャンピオンズリーグ第6戦。 
ついに今季CL最終戦を迎えた。  相手は強豪ビジャレアル。
セルティックは俊輔移籍後 2年連続で 歴史に残る決勝トーナメント行きを決めたが 今季は アウェーだけでなくホームでも勝ち点3をあげられなかった事から 2分け3敗 とチームは既に悔しいGリーグ敗退が決まってしまっていた。

しかし この ホームで迎えた最終戦、何が何でもこれまでの鬱憤を晴らすべく スコットランド王者の意地に賭けても 最終戦を勝利で終えたい!  最後の決戦を前に大きく期待が高まっていた。

前節リーグ戦で温存された俊輔は勿論スタメン。 水野もベンチに入った。
ユルネバの声が響き渡るセルティックパーク。  俊輔の左膝にテーピングは見あたらない。     ここの所かなり冷え込んでいるスコットランド、会場の気温は何とマイナス2度。   選手達の口元から真っ白な息がこぼれる。  俊輔はチームただ一人黒い手袋をして登場。 

試合前の表示では普段どおりの右サイドでのポジションとなっていたものの 始ってみれば 俊輔はSブラウンとのトップ下やや低め その後ろにハートリー。     FW登録のマローニは右に 左には怪我から前節復帰したマクギディが入った。  4−1−4−1 いや4−3−3?ともとれる初の布陣だ。
     
選手達の意気込みは開始直後から感じられた。
強豪ビジャレアル相手に ボールを支配するセルティック、 俊輔を起点に何度も相手エリアに攻め込んでいた。    第2戦 アウェーでのビジャ戦でもセナのFKから1−0で負けはしたものの アウェーでこれまでなかったような攻めを見せ 決して内容は悪くなかったセルティック。 
今日こそスコットランド王者の意地を見せ何とか勝利で終えたい!!

セルティックはパスを繋ぎながら その一瞬のチャンスを狙っていた。   しかし相手も強豪 甘いパスを見逃さず 奪うと一気に陣内へ攻め込んで来た。   11分左サイドで俊輔がインターセプトから奪うもまた直ぐ味方が奪われカウンター そこから繋がれフェルナンデスにシュートを撃たれた。  ヒヤリとした瞬間・・・  気は抜けない。  

しかし今日のセルティックは強気だった。
俊輔を起点に積極的に攻め込みをみせるが 今日も中々サマラスにボールが収まらない。    しかし粘りのセルティック 俊輔は何度も相手のパスを察知しボールを奪っては 攻撃を作った。 

そんな中13分ついにその時が訪れた。
左サイド ウィルソンからボールを受けると 俊輔は一気にエリア左のブラウンへと素早いスルーパスを送った。  ブラウンはそのままオーバーラップしたウィルソンへ ウィルソンのクロスにGK一瞬触るも ゴール前に飛び込んだマローニが しっかり頭で押し込み先制〜!
見事な連携だった。  俊輔の1本のパスから 流れるようにその1点は決まった。      

その後も積極的に攻めるセルティック。   すると35分 突然主審が副審に駆け寄った。   ???
すると主審は迷わず赤いカードを手に持ちビジャレアルFWフランコに近づき掲示した。    後の映像で フランコが 全くボールとは関係のない所で コールドウェルに肘うちしていた事が判った。
思わぬ時間帯での相手のレッド退場。   11対10になった。

これに益々勢いづくセルティックは前半終了間際46分 自陣でヒンケルがパスカットするとそれを受けた俊輔 右サイド 一気に詰め寄る相手を見事なボール裁きで交わしてのカウンターから 駆け上がったヒンケルへ〜中央マクギはそれを受けるとそのままドリブル突破〜シュート!!
それが見事ゴール右に決まりセルティックは 2点目をあげた。   俊輔が見事にDFを交わしたその起点から 確かにこのゴールは始った。

前半のボールポゼッションは55:45。   35分に相手が一人退場した事もあるが 完璧にセルティックが試合を支配し2−0で折り返した。    
後半選手を入れ替えてきたビジャ。  11:10はかえって難しい試合となる事もある。   立ち上がりに注意し何としても勝ち点を!!
緑のマフラーを高く掲げ パークにサポーターのユルネバの声が響き渡る。   

後半もセルティックは俊輔を中心に再三相手ゴールに迫った。
相手エリアで絶妙なタイミングでのふわりとした浮き球で味方の飛び出しを狙ったかと思えば 自陣で いち早く相手の危険なヒールパスを察知しての見事なDFからカウンター。     一番危険な場面で顔を出す その要所要所のDFと スルリと相手を交わす見事なボール捌きとキープ力  そして絶妙なパスでのチャンスメイク。。。   
頭のアンテナを最大限に働かせながらの 俊輔の見事なそのマジックプレーに 会場からは何度も どよめきと歓声があがった。

そして89分 終了間際にも これぞ俊輔の真骨頂 というドラマが訪れた。  右サイドでボールを受けると 一気に詰め寄った二人の相手DFを前に一瞬止まった。  駆け引きだ。 その直後だった。 あっという間に相手DFの股を抜く卓越したボールコントロールから自らエリア右に切り込むとクロス!  マクゴワンの頭にどんぴしゃの これ以上ない 決定的チャンスを演出した。
惜しくもマクゴワンのヘディングシュートはゴール左に反れ アシストとはならなかったが 決定機を外したため息と同時に その俊輔のプレーに 会場サポーターはどよめき 釘付けになった。

チームは結局2−0で快勝。 ボールポゼッションは58:42。  セルティックは今季CL最終戦で 初の勝ち点3をあげた。    
既に敗退が決まっているのは悔しいが この最終戦 ピッチで一番輝いたのは紛れもない 俊輔だった。    

攻撃だけではない、何年か前にはDFの弱さを指摘されていた俊輔はもうどこにもいない。   再三に渡るスライディングでの見事なDFは 攻撃だけの選手ではない 守備でも魅せる忍者NAKAへと変化した。   

欲を言えば最後まで11対11で戦い 勝ちたかった。
しかし今日の試合で俊輔は確かにセルティックの核であることを証明した。    J復帰が噂される俊輔 これが最後の欧州CLになるのか・・・  もしそうであるならば セルティックが この男の代わりを探すことは 容易ではない・・・ 

マンチェスターUがオールボーと2−2で引き分けた事からセルティックは最下位から抜け出せなかった。  しかし最後にスコットランド王者の意地をみせてくれたセルティック、 俊輔にとって この試合が 悔いのない試合であったとすれば とても嬉しい。  
posted by Hiro at 09:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 俊輔セルティック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

俊輔抜きセルティック12連勝でストップ

SPL第17節 セルティックはアウェーでハイバーニアンと対戦した。
セルティックはこれまでCL カップ戦 リーグの3つをこなす連戦が続いていた為 今季本当に久々の1週間あきでの試合となった。
出場し続けていた選手達は 怪我を抱えているものも多く 今週ストラカンは主力選手に4日連休という お疲れ様休暇を与えた。
ようやく 精神的にも肉体的にもホッと一息つけた選手達、 アウェーハイバーニアンに向け きっといいプレーを見せてくれるだろう・・・

13連勝に向け 期待が高まった。
前日 レンジャーズは昇格チームハミルトンをホームに迎え 先制されるも 後半相手がレッド退場したことから一気にゴールラッシュ。  何と7−1という大勝をはたし セルティックに勝ち点4点差まで迫っていた。     ここは何としても勝利し 元の7点差まで引き離しておきたかったセルティックだったが・・・

現地の気温は4度。 息は白く 凍りつくような寒さだ。
スタメンが発表され 一瞬固まった。   スタメンに俊輔の名前がない。。。
DFには若手ローフェンス、中盤にはコールドウェルとハートリーの2ボランチ FWにはシェリダンとマクドナルドが入った。
3日後には 今季CL最後のビジャレアルとの試合が迫っている事から 良くなったとはいえ左膝にまだ不安が残る俊輔は 今日のプレスの厳しいハイバーニアン戦には出したくないのか・・・?  やや疑問を感じながら試合は始った。     ベンチには 水野も入った。

セルティックは序盤からボールを支配し パスを回しながらチャンスを探った。    右はヒンケル 左はマローニのドリブルから何度もチャンスを作りだすセルティック。   こぼれ球からハートリーも積極的にミドルを狙った。
だが 相手のDFの集中力は相当なもの エリア内で そのボールは 何度となく跳ね返された。 
セットプレーのチャンスも何度もあった。   しかしそこから相手に脅威を与えられるような場面は見られず こぼれたそこからまたカウンターをくらった。   

今日は高さのあるシェリダン マクドにもボールが全く収まらない。
ボールは持てど ゴールは決まらず 時間だけが過ぎた。
このままではまずい、相手DFを崩すようなひと工夫がなければ・・・。
前半 結局セルティックは優勢に展開するも 0−0で折り返しとなってしまった。  

後半メンバー交代はないのか。 俊輔を入れて攻撃にリズムを持たせ セットプレーにも変化をつければ・・・
しかし後半もメンバー交代はなかった。

後半 勢いを増したのはホーム ハイバーニアンだった。
二人でのプレスからボールを奪い 一気にセルティックエリアへ。 嫌な展開・・・。
そんな中54分 ついに試合が動いた。
中央アーク低めからの相手FKが左サイド高めに一気に渡った。  それを奪い右サイドブラウンがカウンターを仕掛けたところで パスが中央の相手に渡った。    完璧なパスミス・・・ (良く見るとパスと同時に相手と一部接触したようにも見えたが)
それを受けたランキン、何と一瞬顔を上げると 中央アークから大きく左足を振り抜いた。    その超ロングミドルは 何とゴールまん前でワンバインドすると キャッチしようとしたGKボルツの手をすり抜けゴール右に突き刺さってしまった。    敵とはいえ 見事としかないようなミドルシュートだった。  

思わぬ失点で1点ビハインドとなったセルティックは 前半同様懸命に攻めあがるもエリア内で全く崩せず。    次第に焦りが見え始めた。     中々決まらぬ展開に思わずベンチを殴るストラカン。 
先制に益々勢いを増すハイバーニアン。 
そんな中 68分カウンターから左サイドでパスを繋がれエリア内に、 思わず飛び出したボルツはあっという間に交わされ Gラインギリギリでの相手の折り返しに 中央からダイレクトで撃たれゴール左に突き刺さった。   交わされ必死で戻ったボルツだったが 体勢整う前でのそのシュートに味方とも重なった上 ゴール直前で足を出した相手に方向を変えられた事もあり 2失点目を許した。

あと20分・・・しかし俊輔の動きはなく 監督はシェリダンに代え サマラスを そしてハートリーに代えマクギを投入した。   マクギは負傷からようやく復帰となったが  右にマローニ 左にマクギと 何故かいつもと逆のポジション。   
最後まで中々繋げないセルティック、 若手DFローフェンスにもやや雑なDFが目立ち始めた。   俊輔がいれば・・・ 2失点も最後の最後にここでセットプレーから大逆転した試合もあったが・・・

しかし刻々と迫る時間に 最後まで俊輔の出番はなく チームはそのまま2−0で敗れた。
ここまで12連勝を遂げてきたセルティックだったが ついにこの試合でその記録が途絶えてしまった。
監督が 俊輔をベンチに置いた本当の理由はまだわからない。 しかしレンジャーズに勝ち点4と迫られた中での この敗戦が今後どのような影響を及ぼすかも判らない。

3日後に迫ったビジャレアル戦を前に ここで勝利していい形で迎えたかったセルティックだが、 リフレッシュ休暇の甲斐もなく?思わぬ結果を生んでしまった。
posted by Hiro at 16:13| Comment(6) | TrackBack(0) | 俊輔セルティック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

俊輔セルティック残留正式決定

※今月1日当ブログトップページにて掲載致しました通り 俊輔の セルティック残留決定 (=獲得断念) が正式にマリノス側より発表されましたので ここで改めてご報告致します。
これで1月のマリノス復帰はなくなりました。  

セルティック側の俊輔に対する思いは依然強く 4連覇に向けてようやくチームがまとまってきたリーグ半ばでの移籍には もとより セルティックは 一貫して 残留を主張してきました。
現時点で セルティック側からの発表等はありませんが 既に現地では今月初め 残留決定の記事が一部掲載されています※


日本人 中村俊輔のSPL移籍から早3年 自らの活躍でチームを約束どおりの優勝へ導いただけでなく チームの歴史に残る チャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出の夢まで叶えた。     更に今季も チームは現在 ライバル レンジャーズに勝ち点7差と大きくリードし 4連覇に向け邁進中。      3連続CL決勝T行きは残念ながら消えたが 4連覇 そして今季もカップ戦優勝の2冠に向け これからも俊輔がチームの核として 懸命に引っ張ってくれる事だろう。

また俊輔は今季 まだ折り返し地点して 既に カップ戦を入れると6ゴールを記録している。  しかも流れの中からのものが多い。  
FWがズラリと名を連ねる 得点ランキングに 堂々と名を連ねているだけでなく アシストランキングでも総合3位を誇っている。
これでは セルティックが手離せないのも無理はない。。。

明日のハイバーニアン戦が終われば CLビジャレアルが待っている。
今度こそ このCL最終戦を 決して悔いを残さぬよう 王者の本当の強さを見せ付けて欲しい。
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2008年12月05日

SPL08−09シーズン得点ランキング

08−09シーズンSPL得点ランキング
       ※リーグ戦のみのゴール数

 1位 27得点  ボイド(レンジャーズ)
 2位 16得点  マクドナルド(セルティック1位)
 3位 14得点  サマラス(セルティック2位)
 4位 13得点  クラークソン(マザウェル)
 5位 12得点  フレッチャー(ハイバーニアン)
 5位 12得点  ライオダン(ハイバーニアン)
 7位 11得点  ミラー(アバディーン)
 8位 10得点  サンダサ(ダンディU)
    10得点  サットン(マザウェル)
    10得点  ミラー(レンジャーズ)
    10得点  ドーマン(マザウェル)
12位  9得点  ポーター(マザウェル)
13位  8得点  俊輔(セルティック3位)
13位  8得点  二ッシュ(ハイバーニアン)
13位  8得点  ロヴェル(フォルカーク)
13位  8得点  カイル(キルマーノック)    
17位  7得点  アギアル(ハーツ) 
17位  7得点  メーメト(セントミレン)
17位  7得点  ヒグドン(フォルカーク)
17位  7得点  アーフィールド(フォルカーク)
21位  6得点  マッキー(アバディーン)
21位  6得点  オフィオング(ハミルトン)
21位  6得点  ヘッセリンク(セルティック)
24位  5得点  ブラウン(セルティック)
     1得点  水野(セルティック)    



【セルティック内全試合ゴールランキング】 ※うち( )内はカップ戦&CLでのゴール
 1位  19ゴール(3)マクドナルド 
 2位  17ゴール(2)サマラス
 3位   9ゴール(1)俊輔
 4位   7ゴール(2)ブラウン
 4位   7ゴール(3)マクギディ
 6位   5ゴール(0)ヘッセリンク
 6位   5ゴール(1)マローニ
 8位   4ゴール(0)マクマナス
 8位   4ゴール(0)シャリダン
10位   3ゴール(1)コールドウェル
10位   3ゴール(0)ハートリー
10位   3ゴール(1)ローフェンス
13位   2ゴール(1)オディ
13位   2ゴール(1)ロブソン
15位   1ゴール   クロサス
15位   1ゴール   水野
15位   1ゴール   ネイラー  


☆アシストランキング☆

☆1位  俊輔      10アシストexclamation
 2位  ケニーミラー   9
 2位  ハメル      8
 2位  ディクソン    8
 2位  マルグリュー   8
 6位  イムリー     7
     タオウィル    7
     ドライヴァー   7
     ディビス     7
     マクドナルド   7
     ライオダン    7
12位  二ッシュ     6
12位  ハメル      6
14位  アルコ      5
14位  コーウィ     5
     スチュワート   4
     フラッド     4
     コンウェイ    4
     トムソン     4


※以上 2009年5月25日現在のランキングです。  カップ戦 CL等  SPL以外のアシストは含まれておりません。



【2008−9シーズン結果】

             勝ち点   得失点
1位  レンジャーズ   86    49
2位  セルティック   82    47
3位  ハーツ      59     3
4位  アバディーン   53     1
5位  ダンディU    53    −3
6位  ハイバーニアン  47    −4
〜    〜    〜    〜    〜    〜    〜
7位  マザウェル    48    −5
8位  キルマーノック  44    −10
9位  ハミルトン    41    −23
10位 フォルカーク   38    −15
11位 セントミレン   37    −19
12位 インバネス    37    −21

2008年12月04日

俊輔残留問題とCL最終戦

現地の情報にて今月1日トップページにて掲載致しました 俊輔残留決定につきましては 本人または セルティック側からの正式発表がある?までは こちらでの掲載は控えさせていただきます・・・  というより もとより1月移籍を本人が発表していたわけでもないので 残留の発表をわざわざする必要もないかと思いますが。。。     
(地元紙では残留が決定したと既に大きく報道されています)

ストラカン監督他関係者だけでなく 現地サポーターの俊輔への評価は大変大きいものがあります。  俊輔の人気は 今やスコットランドも日本も同じです。      ここまで海外で 手離したくない と言われた日本人選手が他にいるでしょうか。    セルティック側の強い思いは 俊輔の プレーだけではなく 一人の人間としての評価がとても大きい事にあると思います。   いつかセルティックを去り 帰国する時が来るとしても  この俊輔を心から応援してくれたスコットランドからは 関係者や大勢のサポーターから惜しみない拍手で送られるような・・ 是非いい形で戻ってこられるような・・ 気遣いと配慮をして欲しいと願うばかりです。       

ようやく次節まで 1週間の空きが出来た俊輔は 久々の休暇。  これまで信じられない連戦を 負傷をおして戦ってきただけに この休暇は 身体&精神面を 癒す為の大事な大事な時間となりました。
7日のアウェーハイバーニアンに続き また中2日で 最終第6戦ビジャレアル戦を迎えます。   既にCL敗退が決まっているセルティックではありますが せめてこのビジャレアル相手に SPL王者の最後の粘りと誇りを見せて欲しいと思います。
posted by Hiro at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 俊輔セルティック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする