2009年09月29日

苦悩・・俊輔奮闘もヘレスに痛恨のドロー〜追伸

2009 9月27日 ラ・リーガ第5節 エスパニョールはホームコルネジャに 最下位へレスを迎えた。
エスパニョールは 開幕から2敗も 3節4節と2連勝し 一気に9位にまで浮上。 
相手はこれまで4連敗 まだ勝ち点0のチームだけに ここは是非勝利し3連勝 と 更なる順位アップにサポーターは大きな期待を寄せていた。
デラペニャ タムードは怪我で欠場。  だが宗教的理由(キムヨプル)による欠場が心配されていたベンサハルは無事ベンチ入り、 代表オランダ戦で負傷し レアル マラガとテーピングでの強行出場を果たした俊輔も ようやくテーピングがとれ 今日の先発に意欲を見せていた。

エスパニョールはいつも通りの4−2−3−1。
FWはカジェホンの1トップ。   中盤は右から俊輔 アロンソ そして左には今日はコロが入り その後ろには モイセスとベルドゥの2ボランチ。  Lガルシアはベンチスタートとなった。   DFフォルリンが前節競り合いで頭部9針縫う5センチもの裂傷を負った事から 代わりに ロンカリアが入った。

コルネジャは晴れ 気温24度。  チーム医学療法士マネルのお父さんがなくなった事から 選手達は「マネル頑張れ」?と書かれた白いTシャツを着て登場。   今日もやや日向と日陰の差が気になる中 試合は始まった。

表示では左サイドだった俊輔は右でスタート。  開始早々エスパニョールはいいスタートを切った。
2分6分10分・・・ 序盤から左サイドコロとFWカジェホンが中心となりチャンスを作るエスパニョール。   しかし相手GKのセーブとDFの集中力で エリアまでは持っていくものの 中々ゴールが割れない。   
   
単調な攻撃で 最後が繋がらないエスパニョール  俊輔もいい位置でボールに絡めていない。
その合間を縫って 味方のパスミスをついては たった1本のパスから抜け出しチャンスを狙うヘレス。
中々チャンスに決められないチームに早くも痺れを切らしたのか 次第にDFから一気に前線へロングボールを入れるシーンが出始めた。  精度に欠けるそのボールは そのまま相手に渡り 中盤はまた守備に追われた。  しっかり繋いでくれ〜!

ゴールが奪えないエスパニョール・・  次第に相手のパスが回り始めた。   アピールも 中々いいタイミングでパスをもらえない俊輔は かなり低い位置まで戻り 相手ボールを強引に奪い味方へと繋ぐ場面も見られた。  想像性のないエスパの攻撃。。。    
俊輔が一気にゴール前に展開出来るいい位置で 何度もどフリーになってパスを待つも 味方は相手DFの密集するエリア中央を無理やり突破しようとし 何度も奪われている。   目の前しか見えないのか!??     
俊輔がボールに絡めば そこから必ずチャンスが生まれていただけに 「ここへ出していれば!!」と悔やんだ場面が何度あっただろうか。
セットプレー クロス パス・・・  全てにおいてピンポイントでの精度あるボールを入れてチャンスを作る俊輔に対し 相変わらず何度も中央突破を試みる味方・・・   クロスの精度も悪く パスミス連発、 連戦で疲れているのか  雑なプレーが目立った。   
必死で繋いだボールも その次が全く繋がらない・・・ いざボールを持っても味方が上がって来ない・・・ 連動しないチーム・・・ 苛立ちは募るばかりだった。

そんな中 35分だった。 DFライン チカからのロングボールに飛び出したコロがエリア中央で後ろから完璧に押し倒され更にその上に乗っかられ潰された。    だれもが完璧なPKだと信じて疑わないほどの酷いファールだった。    しかし何と!審判はそれを無視!
笛さえ吹かずプレーを続行した。   審判の判断に怒りを抑えられないサポーター。   コロは倒れたままだった。
アロンソが粘り右CKを得た所で 救助が入り ようやくコロは立つ事が出来た。    それを流した審判の有り得ない判定に 会場からは大ブーイング。
しかしその不可解な判定は最後まで続き 何度も倒される味方に殆ど笛が吹かれる事はなかった。   

37分俊輔は立て続けに右CKから決定的チャンスを作った。 味方へピンポイントでぴしゃりと合わせる正確なキック、しかしその決定的チャンスにも シュートは枠を捕らえられない・・・相手ヘレスは昇格仕立てのチームといえども4連敗に必死だった。
結局エスパニョールは 前半決められず 0−0で折り返し。  ボールポゼッションは57:43と大きく上回るも連携は到底納得のいくものではなかった。

後半 選手らが早々ピッチに戻ってきているにも関わらず 中々試合が始まらない。   何と 審判がいない・・・!?
選手より遅れてようやくピッチに戻ってきた審判に エスパサポーターから大きなブーイングが浴びせられた。

選手交代はなし。 何とか早めに先制点を〜!!   
しかし51分だった。   自陣左 相手がパスを繋ぎ一気に中央縦パスを入れてきた。  それに飛び出した相手と競り合うロンカリア。 カメニが危機を感じラインギリギリまでキャッチに飛び出したと同時に 相手がパスを僅か頭トラップ(?)  カメニはボールをキャッチ出来ず 危機一髪!  無人ゴールを前に 寸前の所でロンカリアが入りクリアした。   ホッ・・・ 

前半中々欲しい所でボールに絡めなかった俊輔は 後半自由にポジションを移し始めた。   するとエスパニョールの攻撃は一気に活性化 後半数え切れない程のチャンスが生まれた。
53分ベルドゥからのパスをエリア中央で受けるとその瞬間 目の前のDFの壁を跳び越す見事な浮き球パスでゴール前 アロンソへの決定機を演出。 
直後今度は 意表をつく無人のエリア左スペースへのボールでコロのチャンスを演出・・・  一転 想像性あふれる攻撃でヘレスゴールに何度も襲い掛かるエスパニョール  そのマジックのような俊輔のプレーに会場も大きく沸いた。

それでも味方は前しか見えないのか どうしても自分で行きたいのか 欲しい瞬間に貰えない場面が多い俊輔。  審判の判定への苛立ちは いつの間にかチーム連携への苛立ちへと変わっていた。  刻々と過ぎる時間・・・ 
俊輔が絡めば 高い位置でキープ出来 かなりの確立でチャンスに繋がっている。   それを示すように会場からは俊輔のプレーに何度も拍手と歓声が起こっている  俊輔をもっと使え〜!! 

そんな中 71分だった。  自陣中央 上がった相手から右のスペースへと一気にパスが出た。  右からの精度あるクロスに ゴール前ベルメホが頭で合わせ そのボールが何とバーを直撃!! あわや失点!
この日ヘレスの一番の見せ場だった。   俊輔がやりたいプレーを相手にあっさりとやられてしまった。

最後のパスが繋がらないエスパに 俊輔はセットプレーからも何度も見事なボールを送った。     俊輔がコーナーに立てば会場からは他の選手にはない大きな歓声と拍手。   サポーターには俊輔のレベルの高さがわかっているのだろうか。 

83分。 後半から入った左サハルから 中央へと走りこんだ俊輔にパスが出た。    俊輔は迫るDFを交わすと 思いっきり左足を振りぬいた。   無回転強烈ミドルシュート!! 
鬱憤を晴らすような渾身の一発!!!  しかしGKはファンブルも必死の死守・・・  しっかり枠を捉えたそのシュートでさえも無情にもゴールを割ることは出来なかった。
エスパニョールはその後も最後の猛攻を仕掛けるも 結局その甲斐もなく 0−0 痛恨のスコアレスドロー。。。  3連勝はお預けとなり、これまで勝ち点のなかったヘレスに 勝ち点まで献上してしまった。

前半から俊輔がもっとボールに絡めていればと残念でならなかった。
と同時に この試合で改めて俊輔は 右サイドで張っている事にまた大きな疑問を抱えてしまったのではないだろうか。
いや決して右サイドが悪いわけではない。  ボールに絡み 同時に味方が連動さえすれば 充分にチャンスは作れるはずだ。。。全ては連携問題か・・・

これまでの試合でも俊輔が自由にポジションを入れ替わりボールに絡む回数が増えればチームのチャンスも増大している。  せめて目の肥えているはずのスペインサポーターには 俊輔のポジショニングの意味 そして流れを読むプレーと質の高さはきっと見えていると期待したい。 
しかし一つだけハッキリと見えたものもあった。  それはスペインサッカーでも充分俊輔のプレーは通用するという事。
そしてチームが勝利する為には これからどれだけ俊輔がボールに絡めるか どれだけ 連動出来るかにかかっているという事も・・・。

壁に当たりそれを乗り越える為にスペインへと渡った俊輔が 早くも連携の壁にぶつかっている。   レベルの高い選手が揃っているはずのエスパニョールの中で いかに周囲に自分を認めさせる事が出来るか。。。
これから この壁をどう俊輔が打開していくか 静かに そして前向きに 見守って行きたい。
次節は あのCLで対戦したビジャレアルだ。   タムードも戻ってくる可能性が高い。    アウェーではあるが 何とか勝ち点をもぎ取り いい雰囲気で代表に合流して欲しい。      
ANIMO NAKAMURA!! 

※現地紙で 既に掲載されている俊輔に続き パレハ カメニ ベンサハルも 代表に召集された事が判りました。

【追伸】
本日現地紙によると エスパニョールは来年夏7月または8月に日本ツアーを行う計画を立てている事が明らかになった。   現在の所 2〜3チームとの親善試合を計画しており(まだクラブ名は明らかにされておらず)幹部が今日日本を訪れ 本格的交渉に入るようだ。
また一方 エスパニョールは 「クラブ公式の日本語サイトHP」施設を決定。  近々日本語でのチーム情報をはじめ ネットを通して エスパニョールグッズの購入なども出来るようになると思われる。
それに伴い現在日本の様々な企業へ向けマーケティングを行っている模様。    

怪我での欠場が続いているデラペニャとタムードは現在も別メニューでの調整が続いている。  右ハムストリングを痛めたタムードは次節ビジャレアル戦での復帰を目標にしているが実現するかはまだ微妙。
チームの決定力不足解消の為にも タムードの復帰が鍵を握る。
また宗教的問題(キムヨプル)で出場が危ぶまれ ヘレス戦にギリギリ出場できたベンサハルは試合後 日〜月にかけ厳かにジムで汗を流すにとどまったようだ。

また今日ポチェッティーノ監督が俊輔についてコメントした。
必死に訳していたら 別のスポ紙のものですが ナビさん(一部デイリーさんも)が似た記事を掲載してくださったので 貼り付けさせて頂きます!
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/players/headlines/20091001-00000006-spnavi-socc.html
http://www.daily.co.jp/soccer/2009/10/02/0002408333.shtml

2009年09月26日

エスパニョール俊輔ヘレスでの3連勝に意欲

ホームコルネジャで マラガに見事逆転勝利 2連勝を飾ったエスパニョールは 3連戦の3戦目 明日行われる ヘレス戦に向けサンアドリアで練習を行った。    マラガ戦のプレーに監督だけでなくコーチスタッフらからも信頼を得た俊輔は フィジカル練習やミニゲーム後も 積極的に自主練を組み込むなど 俊輔流調整でホ−ムでの3連勝に意欲を燃やしているようだ。    俊輔に関する記事は国内スポ紙がこぞって書いて下さっているので ここではあえて違う記事を。

先ず マラガ戦で 終盤相手選手と競り合い頭部から大出血を起こし担架でピッチを降りたDFフォルリンについて、 何と傷口は5センチに及び 9針も縫っていたことがわかった。   痛みとめまいで立てなかったようで 本人の意思とは関係なく 明日のヘレス戦は出場は無理そうだ。    代わりにロンカリアの出場が有力視されている。

また一方 そのマラガ戦の試合中に 生まれた 故 元キャプテン ハルケの子供 マルティナちゃんと 奥さんジェシカを見舞いに 昨日練習後 会長リブレ氏と共に チームメイト チカ コロ Dガルシア カジェホンらが 病院を訪れた。    親子共に元気で エスパニョールの小さいユニがマルティナちゃんに贈られた模様。
偶然にもリーガ ホーム初勝利を飾った 俊輔アシストでのアロンソの決勝点直前に生まれた マルティナちゃん。   もしかしたら彼女は勝利の女神?なのかもしれない・・・

また国内紙でも一部掲載されている FWサハルの宗教的問題(ヨム・キプル)での 明日ヘレス戦出場云々に関し地元紙が掲載、どうやら適用は「試合後」からになりそうだ。  
ギリギリではあるが時間的にヘレスの出場は大丈夫そう。  監督がサハルを使うかはまた別問題だが、本人は出場に意欲を見せている。  しかし彼は更に来年 軍の兵役義務も実施される事になっており それもシーズンを避け 今シーズン終了後にするなど現在必死の調整が行われている。
現在エスパニョールは 主力FWタムードが右ハムストリングを痛めており 6節ビジャレアル戦に向けての調整を行っている事から マラガ戦で同点ゴールを決めた 若手FWサハルの明日の出場問題はチームにとっても大きな影響を及ぼす。   果たしてシェレスでのFWは・・・? 
相手はまだ勝ち点0.  それでも監督は対戦に慎重な姿勢を見せている。   ホームでもある事から ここで絶対勝利し 3連勝と 大きく上昇気運に乗らなければならないエスパニョ−ル、 4連敗中で必死の相手に 決して侮る事など出来ない。。。

国内スポ紙も一応ここへ 
http://southafrica2010.nikkansports.com/news/p-sc-tp2-20090926-548075.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0910/players/headlines/20090926-00000019-dal-socc.html
http://www.sanspo.com/soccer/news/090926/scc0909260503001-n1.htm
一方これは有難いニュースだが・・・
http://www.sanspo.com/soccer/news/090926/scc0909260503001-n1.htm
時間は未定だが ビジャレアル戦は 10月4日(日)開催が濃厚。

【追伸】
本日27日になり地元紙では 俊輔の10月の代表3連戦召集が発表された。  オランダ戦での左足負傷で大事なレアルに万全な状態でピッチに立てなかった事もあり この1週間に3連戦は その後のリーガ戦に影響がでなければいいが・・・と やや不安を抱えた内容の記事となっている。

2009年09月24日

エスパニョ−ル俊輔リーガ初アシストは決勝点〜!!!

2009年9月23日 ラ・リーガ第4節 エスパニョールはホームコルネジャで 現在11位のマラガと対戦した。
開幕初戦アウェー ビルバオ そして第2戦 ホームレアル戦と2連敗を記したエスパニョールは デラペニャ 俊輔 タムード アロンソと主力4人を怪我で欠く中 若手が奮闘 第3節デポルティボ戦で見事アウェー勝利を収めた。    2連敗ノーゴール と最下位だったエスパニョ−ルは 一気に14位まで浮上、 今回のホーム マラガ戦での2連勝に大きな期待が集まっていた。

しかし試合前 監督は「ある意味レアル戦より難しい試合になる、一瞬のミスも許されない厳しい試合になるだろう」と予想。  スタメンにも注目が集まっていた。
俊輔は 代表オランダ戦で負傷した左足首もようやく痛みが消え21日から全体練習に復帰 胃炎で欠場したアロンソも戻ってきた。
しかしデラペニャ タムードらは 復帰間に合わず 今節も欠場。      復帰したとはいえ 試合が中3日での連戦である事から 途中出場が濃厚であり それがベストだろうとされていた俊輔は予想通りのベンチスタート。   アロンソもベンチに入った。

気温24度。 曇り。 この夏の高温続きで芝が腐り レアル戦でめくれ上がり最悪のピッチといわれたコルネジャのピッチは 超特急で張替えを完了、 前日練習にもピッチを使わないほどの調整でマラガ戦に間に合わせた。    

両チーム登場。  しかし何とっ!!! ユニフォームが同じ!?
よく見れば マラガユニは紫のようだが 胸に白で横にスポンサー名が入っており TVからは両チーム共にブルーと白での 全く判断が付かない状態。   流石にセルティックでもここまで全く同色に見える試合はなく パスミス連発・・・ てな事にならなければいいが・・・ やや不安を感じながらのスタートとなった。

スタメン中央には 右からコロ 中央にLガルシア 左にサハルが入った。   カジェホンのワントップ。   その下にはベルドゥとモイセスの2ボランチ。   監督はやはり 前節勝利したデポルティボ戦のメンバーをいじらずに来た。 
ホームだ 何とか勝ち点3を挙げたい!! ブルー一色での試合が始まった。

開始から積極的な攻撃を仕掛けたのは マラガだった。 
中央からサイドへ展開してのクロスから チャンスを狙うマラガ。  サイドからのクロスのこぼれ球を中央から撃たれ ヒヤリとする場面が続く。   中々シュートへと持っていけないエスパニョール。
そんな中ようやく決定的チャンスが訪れた。  
ガルシアのセンタリングにエリア中央コロがシュート!!! しかし相手GKムヌーアの好セーブでゴールならず。

そんな中 ついに均衡が破られた。  28分中央からのパスを相手フェルナンドがエリア右で受けた。   フェルナンドはジリジリ上がりながらシュート!  何と それが DFフォルリン?に当たり方向が代わりゴールに吸い込まれてしまった。   オウンゴール・・・
流石にGKカメニもこれには反応できなかった。
ホームで先制されたエスパニョールはその後もゴールは奪えず結局0−1で折り返した。
前半ボールポゼッションは40:60と大きくエスパニョールが上回るも シュート数は 圧倒的にマラガが上回り 押されムード。
オウンゴールは仕方ない。  後半何とか早く追いつきたい・・・!!

しかし後半 いいスタートを切ったのはマラガだった。 
開始から一気に攻め込んでくるマラガ。   
そんな中 52分Lガルシアに代わり アロンソが投入された。
そして54分 左サイドのカジェホンがエリア右のコロへと大きくサイドチェンジ。   コロが前線にクロスを上げると ゴール前 サハルが飛び込みヘディングシュート!! それがGKの手をすり抜け見事ゴール右に突き刺さった。
ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!!  ようやく同点に追いついた。

そして62分 サハルに代わり ついに待ちに待った俊輔が投入された。   会場からは一層大きな歓声と拍手。
俊輔は右サイドに入った。  
すると早速チームにチャンスが訪れた。 GKカメニからのパスを受けると俊輔は右サイドを突破しエリア右のカジェホンへ カジェホンのクロスに ゴール前味方が二人合わせに入った。   惜しくも僅かの所で合わせられずゴールはならなかったが その後もチカ カジェホンらとのパス交換から 再三チャンスメイク。     投入で一気に流れがエスパニョールに傾いた。次第に ゴールの匂いが漂いいはじめるエスパニョール。。。

そしてついにその瞬間が訪れた。
80分左サイド カジェホンが 右でアピールしながら上がる俊輔へと 大きくサイドチェンジのパスを送った。  エリア右で受けた俊輔は そのボールを ダイレクトでゴール前のアロンソへと入れた。
アロンソをマークしていた相手DFは 一瞬遅れ アロンソはDFと行き違いで交わしシュート!!  見事ゴール左に突き刺さり2点目をあげた。   逆転〜!!! 2−1に。
俊輔は静かに両手を握りガッツポーズ アロンソは 両手で2と1を作り 8月に死去したチームメイト ハルケにそのゴールを捧げた。
一気に爆発する会場サポーター。   
その後 マラガは 狂ったように猛攻を仕掛けてきた。
 映像では映らないところで やりあう選手達、少し前にも俊輔の左CKで ゴール前 パレハが その前に味方への暴力を振るった相手に熱くなり 選手らともみ合う場面も見られた。  しかしカードが出たのはパレハだけ・・・。   やりあうには理由があったようだが・・・

マラガの最後の猛攻を必死で守るエスパニョール。 ロスタイム4分。
そんな中 相手選手と競り合いDFフォルリンが頭部から大出血で倒れた。   担架でピッチを降り 10対11になるエスパ。
それをチャンスと 何度もロングボールを入れ エスパニョールゴールに迫るマラガ。
ちょっとした事で倒れ危険な位置でFKを得る相手に ポチェッティーノ監督は怒りを抑えられず。  カメニもその1点を守る為 好セーブで必死に相手の猛攻を凌ぐ。。。 
そして ようやく 笛・・・
その瞬間 会場は大爆発。   苦しい最後の守備から解放されホッとする選手・・・ 顔いっぱいで嬉しさを表す選手・・・次々とチームメイトが抱き合った。
2−1。  エスパニョールはついにホーム コルネジャでリーガ初勝利! デポルティボ戦に続く 2連勝を飾った。 

ホームで先制され苦しい展開だった。  0−1で折り返したエスパニョールだったが 後半から投入された選手が流れを変えた。
俊輔が投入されると直ぐさまチャンスが訪れた。  試合の流れは明らかに代わり チームは高い位置でボールをキープ 攻撃チャンスが何度も訪れた。  

俊輔は「アシストじゃないよ・・・あれはアロンソの上手さ」と謙虚なコメントをしているが カジェホンからのロングパスを ダイレクトでピタリとアロンソに入れるあたりは流石、 ダイレクトだからこそ得られたゴールであることも間違いない。  更に その試合中の動きにも 流れを読む質の高さが見られた。    

また忘れてはいけないのがGKカメニの活躍と カジェホンのサイドチェンジのタイミングとその精度。   
2ゴール共に カジェホンのサイドチェンジから生まれている。
流石スペインだ。  レベルの高さはどこにも転がっている。
前半 ベンチで試合を生観戦していた俊輔も 様々なヒントを掴んだ事だろう。     先ずは2連勝に貢献、 次節エスパニョールはまた中2〜3日でヘレスとの対戦となる。    厳しい3連戦だ、 しっかりケアし 次節は是非スタメン・・・と行きたいところだ。    

尚 同時速報で 地元紙報道から ハルケの子供が18日生まれたばかりと掲載したが その後の情報で 何と 実際はこの試合中 しかも1点目と2点目の間に生まれたという情報が入ってきた。  何とも不思議な出来事・・・やはりハルケがチームを見守っているようだ・・・    

2009年09月20日

エスパニョール デポルティボ破り今季初勝利〜追伸

2009 9月19日。 エスパニョールは 第3節 アウェーでデポルティボと対戦した。
デポルティボは今季1勝1敗で現在9位。 
これまでの対戦成績はデポルティボ23勝に対し エスパニョールは3勝10引き分け、しかも過去3シーズンでは完封されており 決して愛称いいチームではない。
またエスパニョールに今季移籍してきたMFベルドゥの古巣でもある。
 
俊輔は代表オランダ戦で左足首を負傷 前節レアル戦には劣悪ピッチの中強行出場を果たし 前半何度もチャンスを演出したものの 症状が悪化 後半デラペニャと交代した。
この試合に向け必死の調整を続けたものの 痛みが中々引かず病院で検査、 症状は心配したほどではなかったが 痛みがあることから 同じくレアル戦で悪化したデラペニャと共に欠場となった。

チーム中盤の主力が揃っての欠場に 不安の声も出始めた。
更にアロンソは胃炎で 更にタムードまでが直前に怪我での欠場が決定。 
GKカメニがギリギリ出場出来る状態になった事だけが唯一の好材料となった。    

会場リアソールは 晴れ。
エスパニョールは 今季初の2トップ布陣で臨んだ。
FWには若手 サハル とカジェホンの2トップ。  
注目の中盤には 右からコロ モイセス ベルドゥ ルイスガルシアが入った。    DFはチカ パレハ フォルリン Dガルシアの 4−4−2。   ベルドゥには会場から大きなブーイングが浴びせられた。

エスパニョールは 序盤から積極的な攻撃を仕掛けた。 3分9分11分 決定的ではないが 何度もチャンスを作るエスパニョール、 自陣エリア右で2度与えた相手のFKを無事凌いだ他は 相手に決定的チャンスを殆ど与える事はなかった。

19分だった。 サハルのシュートから得たガルシアの左CKから ゴール右 飛び出したパレハがヘディングシュート! それがバーに当たりゴールまん前にこぼれたボールをカジェホンがシュート! 
先制したのはエスパニョールだった。
今季エスパニョール初ゴール! 

しかしその8分後、中央からの縦パスに左サイドから斜めに抜け出されたアドリアンロペスがGKカメニと完璧な1対1に。   DF全く追いつけず そのままゴールを決められてしまった。
これに勢いづくかと思われたデポルティボだったが  41分 エスパニョールは右CKから 一旦はクリアされるもパスを繋ぎカジェホンがエリア右からクロス!  飛び出した若手フォルリンが頭であわせ 見事追加点を奪った。   フォルリンは初出場初ゴール!!
 結局エスパニョールは 1−2での折り返し。   ボールポゼッションも42:58と大きく上回っていた。
  
後半2分だった。  何と試合中にも関わらず 右サイドコーナーに設置されているスプリンクラー がピッチに突然散水を始めた。
故障か・・・??  一旦プレーを中断する審判。
やっと止まったか!? すると今度は何と 右サイドハーフウェーラインのスプリンクラーが散水。。。 笑  有り得ない光景・・・

ようやく止まった。。。
そして53分 右チカ?から中央ガルシアへとパス ガルシアからのスルーパスに中央ベルドゥがうまく飛び出しシュート! 
見事ゴール左に決まりエスパが3点目をあげた。  これは大きな1点だった。 1−3に。  こぼれ球への反応もいいエスパ。 

58分その後 デポルティボは一気に選手を入れ替えて来た。
ここから デポルティボの猛攻が始まった。。。
2バック  大きなリスクを抱えてのデポルティボの猛攻を必死で凌ぐエスパニョール。   まさにいつのまにか全員守備状態。。。

75分だった。  左サイドからのパスのこぼれ球をゴール前で細かく繋がれ混戦の中 ついにゴール左ギリギリから押し込まれラサドにゴール奪われてしまった。   2−3に。。。 
79分にも相手の左CKからラサドに合わされ あわや同点かと思われたが ゴールギリギリ右へ・・・ホッ  何とか救われた。   
85分カジェホンに代わり ついに悪童と呼ばれるFマルケスも投入された。  今季初出場。

どうしたのか 前半とは打って変わって危機一髪状態がずっと続くエスパニョール。。。 早く終わってくれ〜!
しかしデポルティボの立て続けの猛攻を後押しするかのように ロスタイムには 何と5分が提示された。     
そんなにあったか??と思われた長い長いロスタイム、エスパニョールは デポルティボの採算のチャンスを凌ぐだけになっていた。 カメニ大忙し。

ロスタイム残り30秒と言う場面でも Fマルケスが前線でパスミス そこから繋がれ相手があと僅かでGKと1対1  ギリギリクリアするも そこから更に右CKを与えるという 最後の最後まで冷や冷やドキドキの後半となった。   
しかしエスパニョールは何とか最後まで粘りのDFを見せ2−3で勝利。 
ついに今季初勝利  初の勝ち点3を奪った。 

アウェーで しかも決して愛称のいい相手ではない中 訪れた決定機にしっかり決めた事は大きかった。   やはり2トップは攻撃に厚みが出て面白い。  が・・・後半を見ると これがレアルのような強豪だったら・・・ 前半と同じような攻撃が通じるかは かなり微妙と言わざるを得ない。 

主力を欠く中 アウェーで勝率の良くない相手から勝ち点3を奪った事は本当に大きい。
俊輔が欠場での勝利は ある意味複雑な思いは勿論あるが この勝利をきっかけに チームが一気に活性化し 俊輔 デラペニャら主力選手と共に 今度は強豪相手でもしっかりゴールが奪えるチーム目指して 一層 連携をあげていって欲しいと祈るばかりだ。 

デポ戦当日 デラペニャ タムードらと共に地元に残り調整を行った俊輔は 居残りで長男とボールを蹴るなど和やかムードだったようだ。
しかし試合は待ってくれない。  エスパニョールは中3日で ホームマラガ戦を迎える。    ピッチを前面張り替えたチームだが マラガ戦にどこまで間に合うかはまだ微妙。   俊輔の一日も早い回復と活躍を祈るばかりだ。

こんな記事が・・・ 
http://news.livedoor.com/article/detail/4355653/

【追伸】
アウェーデポルティボを欠場した俊輔は試合当日タムード デラペニャ らと共に調整  20日はチーム休養日でOFFとなった。
今日の練習で俊輔は無事チーム練習に合流、 23日のマラガ戦に向け調子をあげていく。     尚 胃炎で急遽欠場となったFWアロンソも無事 復帰した。  
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一方最悪のピッチと悪評をかった新スタジアムコルネジャの芝がついに張り替えられました。   マラガ戦では果たして・・・
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出来上がり〜
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2009年09月18日

デポルティボ ラコルーニャ×エスパニョール試合前日情報

第3節 アウェー デポルティボ・ラコルーニャ戦前の エスパニョール情報は 「試合速報日記」 の方にて掲載中です。 

【追伸】
本日20日のデポルティボ戦試合詳細は「試合速報日記」にて掲載中です。

2009年09月14日

中村俊輔レアルへの挑戦〜追伸

2009 ラ・リーガ第2節。   エスパニョールはあの銀河系軍団 レアルマドリードと対戦した。   
新スタジアムコルネジャで迎えたこの一戦 ホームでのリーガ開幕戦でもあった。
1戦目は アウェーでビルバオと戦い惜しくも1−0で敗れてしまったエスパニョールだけに 相手は強豪レアルと言えども 何とか勝利が欲しかった。
コルネジャは超満員。  約4万枚のチケットは一気に完売した。
俊輔初となるスター軍団との対戦に 日本からも数え切れない程の報道関係者がバルセロナ入り、サポーターも大勢押しかけていた。

一方スタジアムコルネジャは このホームでのリーガ開幕戦に向けピッチ調整に必死になっていた。   この所の高温多湿で芝の根が腐り 踏み込めばあっという間にめくれ上がる状態に。    大型扇風機を持ち込み換気を促すなど懸命の調整を続けたが状態はお世辞にも完璧とは言えなかった。

オランダでの代表戦を2試合こなした俊輔だったが、 相手のファールにより左足首を損傷、思ったより重症で 一時はレアル戦への出場も危ぶまれていた。
いち早くバルセロナへ戻り 別メニューで必死の調整を続ける俊輔。  夢にまで見たスペイン強豪 あのレアルとの初対戦に それでも俊輔は出場意慾満々だった。  

9月12日 晴れ。 コルネジャは超満員となった。 ブルー一色に染まるスタジアム。    会場ゴール裏には大きなハルケの横断幕が掲げられた。  「ハルケを 忘れない・・・」    
8月8日 合宿中に突然急死したキャプテンハルケを讃えるその横断幕をバックに 選手達はピッチで円陣を組み 黙祷を捧げた。   周囲の心配をよそに しっかりスタメンに名を連ねた俊輔、デラペニャはベンチスタートとなった。

代表戦を終えたばかりなのは俊輔だけではなかった。   スタメンのGKカメニをはじめ パレハ サハルも・・・  そしてアロンソ Dガルシアも負傷を抱えたまま  新キャプテンデラペニャはずっと別メニューで調整し やっとこのレアル戦に間に合わせてきた状態だった。

一方相手のレアルは 同じく9日にCロナウドがW杯予選をこなしていた事からベンチスタート、 DFセルヒオラモスも故障で遠征に参加していなかった。   それでもカカー グティ ベンゼマ シャビアロンソ・・・  と世界に名を轟かせるトッププレイヤー軍団のレアル。     この世界最強集団にエスパニョールは そして俊輔は どんなプレーを見せてくれるのか・・・(いや 見せられるのかと言うべきか?) 

スタメンが発表された。  これまでエスパでは左でスタートすることが多かった俊輔だが この日は右。   左にルイスガルシア そしてタムードのワントップで始まった。
レアルのキックオフ。   レアルは同時に一気にエスパ陣内へロングボールを入れてきた。  落ち着いて処理するエスパDF。

確実なパス回しでボールをキープするレアル。  エスパは4分 5分と立て続けにファールから相手にFKを与えた。 そのFKから早速右CKを与え 二アで頭であわされたボールがゴールまん前に落ちヒヤリ! メツッェルダー飛び込むもボールは真上に上がり救われた。 

その後も相手にFKを与える等開始直後はレアルのキープもあり中々俊輔がボールに触れない。   5分だった。 パスカットから中央でモイセスにボールが渡った。  同時に一気に右サイドでのスペースへ走りフリーでボールを欲しがる俊輔。   しかしモイセスは一瞬見るも左のガルシアへ ガルシアは縦パスを入れるも全く精度のないパスでそのまま相手にボールが渡った。    何ということか 俊輔に最初にパスが来たのは開始から6分も経ってからだった。

しかしそこからだった。 7分 相手クリアをエリア右外で拾った俊輔は 次々駆け寄る相手DFを交わしながらエリア内へ仕掛けた 3人に囲まれ フォローにタムードが回り込むも 俊輔はボールをキープ、たまらず相手が足をかけ笛。    かなり角度はあるが絶好の位置でFKを獲得した。   そのプレーに会場からは大きな歓声。   レアルは試合前から勿論その俊輔の左足を警戒し 危険な位置でのFKを与えない事という指令も行き渡っていた。  思わず首を横に振り落ち着かない相手監督。

勿論ボールの前には俊輔。  エリア内はレアル総がかり カカーまで入っての11人のDFが揃った。   スタジアム中が息を呑む瞬間 俊輔は左足を思い切り振りぬいた。    
いつもの弧を描くような軌道とは全く違う 壁の一人が左へ飛ぶことを想定しての その間を通す低く強烈なシュート。  
惜しくもゴール僅か右下に反れ先制点は奪えなかったが 一気に流れをチームに引き寄せた。
           
11分 今度はエリア右付近でタムードから受けた俊輔 一瞬顔を上げると エリア左でフリーのアロンソへどんぴしゃのクロス。 
渡った瞬間 レアルDFが戻り 飛び出したアロンソは惜しくもオフサイドを取られたが 確実に1点を狙える決定的な場面だった。 
会場からはその判定に大きなブーイング。    しかし俊輔にボールが入ると決定的な場面が確実に作られていた。  次第に流れは エスパニョールへ・・・。

15分エリア中央左 ガルシアに対するファールでFKを得た。
すぐさまボール前に立つパレハ。  そしてガルシア 俊輔もその後ろに。   しかしパレハのFKはどうしたことか 大きくゴールを外し遥か上へ・・・。
そして18分 DFラインからのパスに飛び出したアロンソがDFに捕まれ FKを得た。    7分の時とほぼ同じエリア右コーナー付近。
ボールをセットする俊輔。  また直接狙うのか・・・
すると俊輔は大きく意表をつきエリア左後ろから走りこんだガルシアにどんぴしゃのクロス!  それをガルシアがゴールまん前に頭で落とし モイセスが右足で押し込み〜!!!   が 何と言うことか そのボールは必死の相手GKカシージャスの身体よってラインギリギリで阻まれ先制点はお預けとなってしまった。     
まさに決定的チャンス。。。   あのレアルが必死のDFで凌いでいた。     俊輔から何度も繰り出される決定的瞬間に会場からは大きなどよめきと歓声。     まさにその時 俊輔はチームの中心にいた。

21分。 ハルケの背番号21を示す時計に 会場から拍手と「ハルケ!!ハルケ!!」の大きなコールが巻き起こった。   ハルケ 何とかチームに力をくれ〜〜!! 

ほぼ互角の戦いを見せるエスパニョール。   しかしたった1本のパスミスで一気にゴールへと襲い掛かるレアルは やはり個々のレベルの高さも見せつけていた。

味方がボールを持つと一気にサイドへ走り上がりフリーで待つ俊輔、 だが味方は 中央 中央へと 無理やり縦パスを通す・・・ そのたびに奪われまた守備へ・・・。

22分には右サイドで身体を張りマルセオから強引にボールを奪いガルシアへのチャンスボールを   23分にはカカーへとボールが渡ったところで スライディングタックルも仕掛け奪いにいった。
怪我を感じさせないプレーで攻守に走りまくる俊輔。 
レアルもこの時間中々攻撃が出来ず ミドルで必死の応戦。

26分には中央ヴェルドゥがグティから奪ってのミドルも狙ったが
惜しくもゴール右上に反れ またもや先制ならず・・・
29分にも右ガルシアからのチャンスボールにタムード飛び込みチャンス。    
34分だった。 中央ガルシアがキープ、 エリア右でフリーになり パスが出れば明らかにGKと1対1の場面が作れる位置で手を広げアピールしながらボールを待つ俊輔。。。   だが ガルシアは後ろから上がったベルドゥに縦パスを通し 結局相手DFに阻まれた。    
一気に決定機を作れる ここぞという位置で 俊輔は少なくともこれで2度 大きなチャンスを失なった。 

レアルの攻撃を中々許さないエスパニョール。
いったい何度チャンスがあったのだろうか。  
前半ここまでは 確かに互角以上の戦いをしていた。
ピッチは早くもボコボコに。

しかしついにレアルの反撃が始まった。 37分 中央フリーのグティにボールが入った。  空かさずエリアに入れるグティ それをカカーが胸で落としマルセロシュート!!! 強烈なシュートだった。
が これをGKカメニが 見事なスーパーセーブ。   右手1本で 腕が吹き飛ぶ程のシュートを受け止めゴールを守った。
会場からが 大きな拍手と歓声。。。
しかしこの直後だった。    中央シャビアロンソからのパスを受けたグラネロがカカーとのワンツーで抜け出しシュート!!
38分 ついにエスパニョールは レアルに先制を許した。

数えるほどしかない決定機に確実に決めてくるレアル・・・
改めてレベルの高さを思い知らされた。
相手の先制に やや攻め急ぐエスパニョール。  
そんな中
42分左サイド俊輔から中央フリーのモイセスへパス! モイセスシュート〜!!!   しかしその前半最後の決定的チャンスさえ 惜しくもゴール僅か左へ・・・><
いったい何度 決定的チャンスがあっただろう。 
結局前半 チームは0−1で折り返し 故障を抱え奮闘した俊輔は足首の痛みも限界 そのままピッチを降りた。   

後半 俊輔の代わりに復帰したデラペニャ アロンソに代わりコロが投入された。     コロがサイドを積極的にあがり デラペニャから縦パスが何度も入った。
しかし そのエスパの積極的な攻撃も 最後の精度を欠き決定的なチャンスが殆ど作れない。。。     後半20分 ベンゼマに代わり Cロナウドが投入されると次第に攻めあがったスペースを突かれ 逆にレアルにチャンスを与えるようになった。

数うちゃ当たる・・・? 前線へ放り込むのはいいが 味方に繋がらず何度となく相手に奪われるエスパニョール。    
28分ようやくエリア右でのFKから 最後コロのシュートが枠を取らえた  が・・・直接GKへ。。。  

74分レアルはイグアインに代えラウールを投入した。
その2分後 エリア左に切り込んだカカーから中央に飛び込んだグティにパス グティのシュートが2点目を奪った。
大きなため息とブーイングが漏れるスタジアム・・・
最後のダメ押しは サイド1本の縦パスにフリーで抜け出したロナウドがそのまま上がりシュート! GKカメニの股を抜き3点目を決めてしまった。
これが銀河系と言われるチームの底力か・・・

俊輔のレアル初挑戦は こうして 0−3の完敗で終わった。
前半 何度か作った決定的チャンスを決めきれず 0−1で折り返したエスパニョール、  後半 積極的な攻撃を仕掛けたものの 結局終わってみれば追加点を奪われての 0−3の完敗。

一人一人のレベルの差は やはり大きかった。 確実にパスを繋ぎ 少ないながらも決定機にはしっかり決めてくるレアル。
気になったのは前半 折角俊輔がいい位置でパスを待っている時にボールが出てこない チーム連携・・・
リバプール戦で見られたようなパスがくれば高い確率で決定的チャンスが作れる。     この強豪レアルとの対戦に いい連携を見せていたデラペニャとの共存が叶わなかった事もとても残念だった。 
デラペニャがいれば サイドにいる俊輔にも好パスが入る確立が高い。 
2戦連続敗戦となってしまったが 相手はレアル。    落ち込む事無く 次こそ デラペニャとの共存でのプレーが見たい。
「懸命に壁を乗り越えている姿を見て欲しい・・・」 そう言い残して厳しいスペインへと飛び込んだ俊輔、 壁はデカければデカイほど達成感も大きいはず。  
先ずは怪我を治し 堂々と前を向いて次なる壁に立ち向かって欲しい。  
【追伸】
先日の代表戦 こんな記事を発見
http://news.livedoor.com/article/detail/4344186/    
    
【追伸2】
新スタジアムの劣悪ピッチに ついにエスパニョールは芝の張替えに着手する事を決定。  次のホーム戦に間に合うかはこの所の天候不順で微妙・・・。   だがレアル戦で両チームからピッチへの不満が続出、俊輔をはじめ デラペニャ ら負傷を抱えての出場を果たした選手はこのぬかるんだピッチで状態が更に悪化。  カメニを含め多くの主力選手が負傷を抱え監督の悩みは尽きない。。。  俊輔も別メニューが続いている。  次のデポルティボに間に合うかは微妙・・・
一方この連敗に早くも不安の声が出始めた事に対し監督が激白↓
http://www.marca.com/2009/09/15/futbol/equipos/espanyol/1253016240.html
嬉しい事に これについてもまたNABIさんがしっかり訳して下さってるので手抜きして貼り付けます↓
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=worldsoccer&a=20090916-00000004-spnavi-socc

また一方こんな記事も!!
http://www.eveningtimes.co.uk/sport/display.var.2530040.0.hoops_linked_to_japanese_bhoy.php  
この記事はイタリア地元紙でも掲載されていた。
国内紙でも掲載されていましたので貼り付けます↓
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/09/16/12.html
練習でもいつも俊輔のそばを離れない(?笑)長友、どうやらしっかり頑張っているようだ・・・↓  日頃の俊輔のアドバイスが効いているか・・・?    頑張れ長友!!
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/fctokyo/news/200909/CK2009091602000129.html
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2009年09月06日

オランダ戦で見えた可と不可&敗戦で得たものは・・・

2009年9月5日。    201年南アフリカW杯出場の切符を早くも手にした岡田JAPAN日本代表は アウェーで強豪 オランダ代表と対戦した。   リーガ開幕ビルバオ戦翌日 チームとバルセロナには戻らず そこから直接オランダへと向った俊輔は早速代表に合流、試合翌日にも関わらず その疲れを見せることもなく練習にフル参加  FIFAランク3位の強豪相手との対戦を前に高い意欲を見せていた。

今回は強豪オランダとのアウェー対戦という事に加え 地元オランダリーグで好調さを見せている若手本田との共存にも それを上回る大きな注目が集まっていた。    
セルティック以来 代表でも右サイドでプレーをスタートする事が多かった俊輔だが 合宿2日目のこの日は若手を試す為の布陣か 左サイドでプレー。  時折中央 右へとポジションチェンジしながらも チームメイトとプレスのかけ方 スイッチ・・・奪われた時の守備への連携確認作業・・・ そしてこれまであまり時間をかけられなかったFKの練習も行った。  

個でなくあくまでも結束力の重要性を何度も繰り返す岡田監督同様、「(これまでやってきた事を)ブレないこと、1対1でいかれる事もあるけど、グループで数的優位を作って我慢強くやる」 とチームで戦う事を日本代表のコンセプトとして 今までどおりそれを貫く考えをコメント、 相手にボールが渡れば チームの為にすぐさま守備にも懸命に走る俊輔に対し 本田はあくまでも 個を強調、 地元での活躍で相当な自信があるのか 自らのプレーの為に これまで代表を作り上げてきた選手達のプレーをも否定するかのような発言も容赦なく繰り返していた。    

マスコミから「王様」などというあだ名が付けられるほど 何年も代表経験のある先輩選手に対して はたまたマスコミに対してまでも発せられる まるで小ばかにしたような発言と、 そしてポジション争いのライバルとして俊輔へと向けられる闘争心むき出しの強気のコメントから 次第に それを更にあおるような記事までが掲載されはじめた。  どことなくいやな空気が流れ始める代表練習・・・     

アマチュアサッカーではない。   プロが国の威信を賭け戦う試合だ。  時にはぶつかり合うのも当然の事だろう。 競争あっての代表だ。  決してどちらがいいとも言えない。    しかし・・・

試合前々日の3日だった。 この日練習でスタメンに入ったのは 何と本田ではなく玉田だった。    これは本田はベンチスタートという事なんだろうか・・・   皮肉な事に いつの間にか強豪オランダとの対戦のことより この中盤の共存の記事の方が多く掲載され 注目されるようになってしまっていた岡田JAPAN。
やはり監督は共存は危険だと判断したのだろうか。。。

試合当日。 オレンジ色に染まるデグロールシュ・フェステ・スタジアム。  開場には多くの各国エージェントも集まっていた。   
スタメンは玉田のワントップ。  中盤には俊輔 憲剛 岡崎が並んだ。   その後ろには気心知れた長谷部 遠藤が並び ゴール前にもお馴染みの4人が顔を揃えた。  これまで積み上げて来た事がどれだけ通じるか 通じないのか・・・

試合開始。  前半 日本は高い位置からのプレスでオランダを圧倒、開始早々俊輔からのボールで岡崎に決定的チャンスが巡って来た。 
惜しくもトラップがうまく行かずゴールはならなかったが 日本はその後も こぼれ球をいち早く拾い 奪われれば数的優位で奪い返し オランダの攻撃を許さなかった。     一人一人が各々しっかりやるべきことをこなし連動する岡田JAPAN。

初めは様子見で始まったかもしれないオランダだったが 明らかに旨く行かない戦況に選手達は苛立っていた。     後のオランダ監督からは 「日本は怖くなかった」などというコメントが発せられたようだが 本当にそうだろうか。    苛立った相手選手達は 日本の選手にレッドでもおかしくない酷いファールを何度も仕掛けていた。   俊輔は左足首にもろスパイクが入り悶絶 長友は弾き飛ばされ宙を舞い 長谷部は骨折もありうる危険なタックルを受けた。     
結局前半 日本は相手の攻撃を殆ど許す事無く見事な試合を展開 後半にも期待がかかった。

すると後半 玉田がピッチを降りた。 代わりに入ったのは本田だった。   決して玉田が悪かったわけではない。  ようやく共存テストか・・・
後半16分だった。  右からのパスを受け攻め込んだ憲剛が相手エリア右で倒され やや遠めだが絶好の位置でFKを得た。   マスコミのカメラは一気にそのキッカーに注目した。
ボールの前には 俊輔と遠藤そして長谷部 といつもの顔ぶれに加え後半から入ったばかりの本田が並んだ。  

遠藤 長谷部が離れると 俊輔は助走距離をとった。  しかしその前に本田が大きく立ちはだかり助走の間に入った。   自らが蹴る事を示唆しボールをセットし直す俊輔。    するとレフェリーは時間稼ぎと 俊輔にイエローを提示した。    何と言うことか・・・  こんなことで核がイエローを貰うとは・・・
その後二人の間にどんな言葉が交わされたかは判らないがここで譲らなかった俊輔の意地に拍手した日本人は多かったのだろう。
キッカーをめぐる奪いあい・・・代表では久々の光景だったのかもしれない。

FKはGKのファインセーブでゴールとはならなかったが その枠をしっかり捉えた見事な軌道は この試合で一番の見せ場となった。   その後暫くは日本が主導権を握る展開が続いたが、ついにオランダが牙を剥いた。  23分 やはりマークがズレた後のセットプレーからだった。 
一度はクリアしたものの エリア左からのパスに中央ファンペルシーが両手を寄せ ハンドとも取れるトラップで受けシュート。 
DFはハンドをアピールするも認められずついに失点。

そこからだった。   1点を追う事になった日本は 前半うまく行っていたプレスが全く効かなくなってしまった。   ここではまだ疲労からというわけでもない。    明らかにマークがズレ 甘く 数的優位を作り出していなかった。   どうしたのか・・・
後半から入った選手の動きは スタメン選手より確かに悪かった。 甘いマーク。 いや マークしていなかったと言っていいかもしれない。

ボールを受けエリアへ仕掛けるもあっという間にボールを奪われ周りは守備に走り回った。   パスを見落とす場面も見られた。
ほんの少しのズレから日本のプレスがかからず 守備に奔走する場面が多くなった選手達は疲れが出始め その後相手の個人技で追加点 3点目に至ってはコメントするまでもない代表らしからぬ失点だった。
結局前半の攻勢も結果は3−0の完敗。    ゴール前での強さはまるで別格だった。

試合後 岡田監督は「日本の場合、全体として戦っていくことが必要。1つでもピースが欠けると攻撃は足りなくなり、守備も守れないということがはっきりした」 と後半のテストが失敗に終わった事を示唆。  
多くのチームメイトの試合後のコメントからも 後半の守備 連携 についての反省が口をついて出た。     前半と後半失点後 そのあまりに大きく違った戦況に 様々な意見はあるだろう。
しかし 指揮をとるのはあくまでも選手ではなく監督だ。   その戦術と支持に従い 選手達チームが心を一つにして戦わなければ 強豪相手に勝てるわけなどない。     前半と後半の違いは決して疲れだけではない。    選手の心が一つになっていなかった事。。。 そんな気がする。

試合後 相手監督は日本を侮辱する数々のコメントを残した。
が・・・    相手選手たちのコメントからはそれとは全く違ったコメントが発せられていた。    日本は思ったよりずっと強いチームだったと。。。     現地新聞には 本田を擁護する記事が載る一方 「オランダ代表は最低の試合をした」 と今回の日本戦での大きな酷評が掲載された。 

前半の攻勢も 結局3−0に終わった事はやはり課題ボロボロと言っていいだろう。   
しかし 試合後の選手達の表情はサバサバしていた。   それは オランダ相手に後半23分までは自分達のこれまで積み上げて来たサッカーが少なからず通用したと感じていたからだろう。
何よりも オランダを本気にさせた事が収穫でもある。  そしてもう一つ 日本は 選手達全員が同じ方向に向って 同じ意識で一つになって戦わないと 強豪には勝てないという事も・・・。

勿論 相手監督のいう通り 前線での日本の迫力には依然閉口する部分が多々ある。     
個人技・・・ その重要性はそういう部分でこそ必要なのではないだろうか。   
シュートへ持って行くまでの早さ そして目の前に3人DFが並んでいても 個人技でしっかり枠を捉えたシュートを撃ってくる強豪の エリアでの強さは 日本で一番欠けている部分といってもいい。  
中にはその日本の戦術自体を否定する声も聞こえてきたが。。。  

W杯まで残り9ヶ月  もう9ヶ月しかないのだ。 今からでも出来る事、 可能な修正は何なのだろうか。。。  
この試合で 中々世界の強豪と戦うチャンスのない国内組も 身をもって世界の強さを体験できた事 その中で何が通用し何が通用しなかったかもはっきり見えてきたのは大きな収穫と言っていい。 
今回の相手監督のFW侮辱コメントを 逆にいい発奮材料にし 選手達には大いに個々の技を磨いて W杯で世界にアピールしてもらいたい。 
代表は9日ガーナ戦に向け練習を再開、足首を痛めた俊輔は 別メニュながらガーナ戦への闘志を見せているようだ。     オランダ戦を見ていたのか その後日本代表には スペイン ドイツといった強豪からも 試合のオファーが舞い込みはじめた。   
W杯へ向け 代表が集まれる期間は限られている。  アウェーでのこの1戦1戦を大事に 一人一人がしっかり目標を持って臨んで欲しい。

【追伸】
レアル戦まであとたったの4日と迫ったエスパニョール ひらめ筋を痛めずっと別メニュー 開幕戦ビルバオも欠場したデラペニャがようやく少しずつ回復 レアル戦出場へと目標を立てているようだ。 ただまだ慎重な姿勢は崩してはおらずホーム初戦レアルでのスタメンが注目される。   
一方 地元紙は日本代表でオランダと対戦した俊輔に対し オランダに敗戦はしたもののNAKAMURAは輝いたと報じた。
ガーナ戦への意慾を見せている俊輔だが 出場すれば レアル戦までたったの中2日 スタメンが注目されるが果たして・・・

また新スタジアムは芝の育成に必死。 温度調整が難しくレアル戦へ向け急ピッチで対処している模様。   またエスパニョールは11月から新スタジアムに2700枚にもなるソーラーパネルを設置する事が判った。  この太陽光発電で温室効果ガス排出削減に大きなプラスとなるだけでなく それによって生み出される年間70万kWの電力により その一部はクラブの大きな財源ともなる模様。   
posted by Hiro at 23:08| Comment(12) | TrackBack(0) | 俊輔情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする