2010年06月28日

W杯16強!日本代表決勝トーナメント進出!

2010年南アフリカW杯 グループリーグ第3戦。 
日本代表は デンマークと対戦した。   場所はルステンブルグ ロイヤルバフォケンスタジアム。   高地である為 気温も9度以下と低く 気圧の差でのボールの飛びにも注意が必要だった。 

デンマークのFIFAランクは 現在36位。    今回日本がグループリーグ同組となった カメルーン オランダ デンマーク は共に 日本より格上のチームばかり。
開幕前の予想では この対戦相手決定に 1勝すら出来ない 0勝3敗だろう という予想が圧倒的な状況だった。

しかし第1戦 日本がカメルーンに1−0で勝利したことで、これまでずっと諦めモードだったサポーターが大爆発、 一気に国内ではW杯ムードが最高潮に達した。  
勢いづいた日本は 第2戦 今回の優勝候補とまで言われていたオランダに素晴らしい試合を見せ 個人技一発で負けはしたものの 内容的には殆どオランダに引けを取らない見事な試合で世界を驚かせた。

そして迎えた第3戦 得失点差からデンマークに引き分け以上で決勝トーナメントに進出が出来ることとなっていた日本は 強気だった。
引き分け狙いではない 格上相手に真っ向勝負で勝ちにいった。

試合会場に到着すると 早速ピッチの感触を確かめる監督 選手達。
心配された芝の状態も先ず先ず。    決戦を前に時折選手達から笑みもこぼれ 落ち着いている様子。
すると一台のカメラが 俊輔を捉えた。   そう この日は 俊輔の32回目の誕生日だった。      ベンチスタートではあるが何としても日本をアウェーでGリーグ突破させたい・・・!!
静かに流れる「君が代」と共に イレブンがガッチリ肩を組んだ。

スタメンは 3試合連続同じメンバー。   1試合1試合積む毎に攻撃にも積極性が出てきた日本。   今日はどこまで攻撃に厚みを出せるだろうか・・・  
一方 勝つしかない相手デンマークは 予想通り 右に攻撃の要 ロンメダールを そして194センチの大型若手FWベントナーのワントップ。    左ウイングには長谷部のチームメイトカレンベアも入っていた。
選手11人中7人が30歳を超えるベテラン揃いというデンマークを前に 日本はどんな試合を見せてくれるのか。   この試合でGリーグ突破の可否がついに決まる!!   しかしこの大舞台での強豪を前に 全く物怖じしない選手達がそこにいた。
ピッチ中央で円陣を組み中々離れない日本、思わず「早く!」と審判の笛がなった。

キックオフ! 
立ち上がり 一気に相手が前線へと仕掛けてくるかと思いきや 最初にボールをキープしたのは日本だった。    右サイド駒野へのファールからセットプレーで最初のチャンスを得た。  蹴るのは遠藤 惜しくも味方には合わせられなかったが そのクリアがベントナーに渡った瞬間 大久保が当たりに。   ファールにはなったが 本来はFWであるはずの大久保の 攻撃ではなく相手のカウンターを受けまいと チームの為にこうして身体を張る献身的な姿がそこにあった。  

勝たなければ決勝トーナメント進出がないデンマーク。  2分パスを繋ぎ最初のシュートを放ってきた。   右にいるはずのロンメダールが何とトップ下に、トマソンが右にいる・・・  撹乱か??
シュートはゴール上に大きく外れたが ゴール前 次々と飛び込んでくる相手に やや日本は戸惑いを見せていた。  どこかおかしい・・・
オランダでもはまっていたプレスが どうもかからない・・・
相手9番トマソンが  ロンメダールが フリーになり前線に飛び出している。    マークはどうなっているのか・・・

すると空かさず中澤が阿部とマークの確認 そして選手同士 岡田監督も その情況をすぐさま判断しジェスチャーを交えての指示を送る。 
左右ピッチを大きく使い 素早いパス回しで攻撃を仕掛けるデンマーク、 日本のプレスがかかりにくい・・・  それでも複数で必死でプレスをかけに行く日本。     6分 左からのクロスに ゴール前 トマソンに決定的チャンスが訪れたが ミートせず救われるという危険な場面もあった。  そのCKからもファーで撃たれ冷やり・・・ 
デンマークが積極的な攻撃を見せていた。   中々攻撃に移れない日本  このままではまずい・・・ 

遠藤が岡田監督に指示を仰ぐと 同時に監督は長友にも指示を出した。すると長友は チームメイトにそれを必死で伝える。   必死の調整をはかる日本。
その間11分 中央で 本田が倒された。 蹴るのは遠藤。 しかし その長友のチームメイトへの指示を待った遠藤に 何と遅延行為 イエローが出されてしまった。     厳しい審判・・・

しかし 12分日本にもチャンスが訪れた。  右駒野からのロングパスを左で受けた大久保が ゴール前にクロス! 飛び込んだ松井が押し込みチャンス!!   更に中央松井からのスルーパスを呼び込んだ長谷部が強烈シュート!!   惜しくもどちらもゴールとはならなかったがこれまでの嫌な流れを日本にもってくるには充分な場面となった。 
しかしその直後だった。 13分左サイド、飛び出したトマソンにパスが通り エリア左からトマソンシュート!!  ゴール僅か右で失点は免れたが 決定的な場面だった。   お互い譲らずの展開。 ここまでのボールポゼッションは何と 39:61   数字ほどの差は感じられなかったが 前半ここまで 日本がやや圧されていた事は確かだった。

16分右サイド高め やや遠目だがいい位置、 長谷部へのハイキックで FKを得た。
ボールの前には本田と遠藤。   本田のシュートはぐ〜んと伸びるとGKの手を超え ゴール左へと突き刺さった。  無回転ブレ球だった。   日本先制〜!!本田はサポーター席に駆け寄ると思いっきり吠えた。 
ベンチの選手達も思わず立ち上がりガッツポーズで飛び出した。   これで2点をあげなくてはならなくなってしまったデンマーク。。。  
先制にようやく落ち着いてきた選手達だったが 相変わらず点を取りに高さを利用し仕掛けてくるオランダを相手に 日本は必死のDF。 
21分には中央 飛び出したトマソンに決定的チャンスを与えた。  何とか川島のファインセーブで凌いだものの 日本は全く気を抜けない状態が続いていた。

更に25分 スローインを遅らせたと長友にもイエロー。 
もったいない・・・   日本優勢に 審判の目も心なしか日本に厳しく見える。

すると28分中央高め 闘莉王からのパスを受け 本田とのワンツーで抜け出そうとした大久保が相手に引きずり倒された。
FKだ! しかもど真ん中 距離的にも申し分のないいい位置。 
相手にイエロー。
ゴール前には190を越す高い壁がずら〜り。 あの中澤が小さく見える程。

ボール前には 本田と遠藤。   また本田がいくのか・・・?
すると空かさず不意をつくように遠藤が蹴ってきた。  GKが反応したものの一瞬遅れボールは見事ゴール右下へと突き刺さった。
遠藤は 蹴ると同時に ゴールを察知していたのか 右手を突き上げ走り出していた。    チームメイトにもみくちゃになる遠藤。  
ベンチへ駆け寄る遠藤を 俊輔らも満面の笑顔で祝福した。
圧倒的ボール支配のデンマークを相手に 29分で2点先制の日本。
2006年ドイツ杯で 唯一出番の全くなかった遠藤の 執念の一発でもあった。  

これには流石のデンマーク選手達もショックを隠せずにいた。
2点リードに 中盤 遠藤らを中心に 次第に 攻撃を活性化し始めた日本。    これまで守備重視で 中々攻撃にいけなかった日本だったが 相手の攻撃を交わすと同時に 攻撃にも積極的に上がる場面が。

苦しくなったデンマークは遠めからシュートを撃ち始め 32分には早々と選手交替、苛立つデンマーーク監督の表情をカメラが何度も捉えた。
素早いプレスをかけミスを誘ってはチャンスに繋げる日本。 
前半終了。 2−0での折り返し Bポゼッション 日本41:デ59.  シュート6(4):7(2)  FK10:6  しかしサッカーは2−0が最も危険といわれている。   決して気を抜くわけには行かない。
前半終了と共に 俊輔は直ぐにピッチへ走り選手達を祝福で迎えると すぐさまハーフタイム ピッチでボールを蹴った。
苦しいながらも必死にチームに貢献しようとしている俊輔 ベンチで気づいた事をピッチで把握出来ない選手達に 逐一アドバイスしているという。    監督コメントには 「そのアドバイスはオレより的確」 と言わせるほど 急所を突いたものであるという。
自分が今出来る最大限の力で必死に代表の勝利に貢献しようとしている俊輔・・・ 複雑な思いでいっぱいになった。

後半2分だった。  中央やや右低め 本田が倒され相手にイエロー。
そのFK遠藤 GKがやや前がかりになっていたのを見逃さなかった。
遠藤シュートは大きく伸び GKの手をすり抜け何とポスト上直撃!
高地でのジャブラニのくせが味方した。

しかし直後3分自陣左 かなり危険な位置、 駒野のファールで相手にFKを与えた。   蹴るのはあの大型FWベントナー、 しかしそのFKは壁を直撃、   更に6分右サイドからのクロスにゴール真ん前 トマソンの真ん前にボールがこぼれシュートを撃たれるが これも川島の飛び出しでゴール右へ・・・ と   危機一髪状態を何とか無失点で凌ぐ日本。

デンマークは次々高さのある選手を投入 パワープレーに出てきた。
高いロングボールを前線に放り込み   仕掛けファールを貰う事でもチャンスを作るデンマーク。    ここでも守護神川島が 何度もチームの危機を救っていた。     ガマンの時間が続く日本・・・
猛攻を仕掛けるデンマーク、 相手の再三のシュートを中澤は身体全体を使って阻止していた。    29分疲れが出始めた松井に代わり岡崎も入った。

33分相手中央からのパスがエリア右の相手へと繋がった瞬間 空かさず振り向きざまに強烈シュート!  何とそれがバーを直撃した。
冷〜〜!!  その直後だった。
36分相手のリスタートから 一気にクロスがエリア中央に。  ワンバウンドしたボールを競り合った際 長谷部と接触 相手が倒れ何と審判は PKを支持。    どうみてもファールではなかった。
やられたか・・・

そのPK 蹴るのはトマソン、 一旦は川島が弾いたものの ファンブルしたボールをゴール右に押し込まれてしまった。  
悔しさで芝を何度もたたきつける川島・・・  2−1に。
しかし そのPKでトマソンは足を痛めた。  引きずりながらプレーするトマソン。    デンマークにもう交代枠はなかった。

しかし41分だった。  左スローインから 中央大久保にボールが渡るとエリア左へと走った本田へ 本田はDFを一人交わすと ゴール中央へと走りこんだ岡崎にパス 岡崎がそれを押し込んだ。
日本3点目〜!!!
試合が決まった。    ロスタイム デンマークはセットプレーから必死の猛攻を計るもタイムアップ。 
試合終了。   ついに長い長い笛が鳴り響いた。  
デンマークに 3−1。   
日本はついに アウェー初のグループリーグ突破!! 決勝トーナメント進出 & 16強を手にした。

飛び上がって抱き合う中澤と闘莉王。 ベンチ選手も飛び出しピッチで全員が円になり飛び跳ねた。   選手達を次々讃える俊輔、 自らのバースデーゴールは叶わなかったが  影で大きくチームを支えている俊輔も 初の日本アウェーGリーグ突破に 新たな大きな夢と まだまだ続く厳しい試合を前に 次戦に向け一層強い闘志を燃やしているだろう。      2002年 2006年の反省を 確実に一つずつ成長に変えている日本代表が ついにアウェーでGリーグ突破という新たな歴史を作った。       

次は南米パラグアイ。  これまでのチームを更に上回る 強豪との激戦を勝ち抜いて来たチームとの厳しい戦いとなる。
もう失うものは何一つない。    が・・・ 目標はあくまでも4強だ。    同じくアジア勢の韓国が敗退してしまった今 選手全員が 持つ力を全て出しきり どうか日本サッカーの歴史を 是非ここでもっともっと大きく塗りかえて欲しい。 
    
頑張れ日本代表!  負けるな俊輔!!  8強へ!!!  

2010年06月22日

頑張れ俊輔!祈願!Gリーグ突破!!

2010年6月19日。  南アフリカW杯 Gリーグ第2戦。
日本代表は ダーバンで オランダと対戦した。
オランダと言えば 今回優勝候補にもあがっている 言わずと知れた強豪。
FIFAランキングは 現在4位。  欧州予選では、何と8戦全勝で1位通過を果たしたチームだ。   この日は負傷で欠場だったがバイエルンで見事なパフォーマンスを披露しているロッベンをはじめ、インテルのスナイデル レアルのファンデルファールト アーセナルのファンペルシー・・・ と世界で活躍するタレント揃いだ。

第1戦でデンマークと対戦し2−0で破ったオランダは 2戦の日本戦で勝ち点3を積み 一気にGリーグ突破へ持っていこうと意気込んでいた。  
一方 日本も大事な第1戦で カメルーンを1−0で撃破。  W杯アウェー戦で歴史初となる勝利をおさめ 貴重な勝ち点3をゲットした。
その勢いに乗った日本、 相手は強豪だが なんとかして第2戦も勝ち点を掴みたい・・・ 選手達の気合も最高潮に達していた。

今日も第1戦と変わらぬ守備的布陣。  
カメルーン戦では リードしていた事もあり 最後まで出場叶わなかった俊輔も、 ずっと無言を貫き 黙々と必死の調整を続けてきた。    今日もベンチスタートの俊輔・・・   しかしその目は 来るかもしれないその瞬間を予測するかのように ピッチの選手達を食い入る様に見つめていた。

天気もよく暑い位。   連戦でピッチが傷み この試合に向けての前日公式練習ではピッチ修復の為 何と試合会場での練習が許されないという状態にまでなっていた。   試合当日まで 芝の状態すら確認できないという ぶっつけ本番状態。    試合直前にも芝の根つきがやや不安視されていた。  

開始前 司会者との話で「オランダの危険な選手は」という質問に対し 中田ヒデがこんな事を言っていた。
ヒデは真っ先にスナイデルの話をあげ ロングシュートが危険・・・ そして今回のボールの特性もありロングシュートに対するGKのファンブルの多さを指摘、そこを日本のDFが相手より早くケアしなければいけない点だ」 とコメントしていたのだ。     そしてもう一つ もうちょっとシュートで終われるような攻撃的なサッカーをと・・・   
ピッチに選手が現れると客席には大きな日の丸が掲げられた。
キックオフ。  
オランダが 早くから点をとりにくるのだろう・・・相手は強豪 予想通り かなり攻め込まれるのか・・・?  そんな中 前線の選手でどれだけキープ出来るのか・・・  日本の攻撃が果たしてどこまで出せるのだろうか・・・と様々なスチュエーションが頭を巡った。 

案の定 開始早々細かくパスを繋ぎチャンスを伺うオランダ。  4分左サイドからのクロスクリアで 早速右CKを与えた。 高さのあるオランダ・・・ 必死のジャンプでギリギリの所でクリアするDF陣。 

次第にオランダがボールをキープし回しはじめた。   すると7分だった 何と転んだ相手の足が駒野のアゴを直撃 駒野は出血し倒れたまま、 開始早々 担架で運ばれた駒野に 日本中が冷やりと凍りついた。   大丈夫か・・・
しかもその後 駒野のいない状態で 相手のFKを迎えた。   蹴るのはスナイデル・・・そのFKはバーの上で救われたが 日本が10人になっている間に相手は縦パスを繋ぎ 攻め込んできた。
ゴール真ん前 相手のオーバーヘッドを闘莉王が見事 頭でクリアしたものの 日本はそこからカウンターへと持って行けない・・・>< 
何とか クリアボールを前線へと繋げないものか・・・

10分中央松井から左へ上がった長友へ 更に松井とのワンツーで長友がシュート!   惜しくも右へと外れたが 日本最初のシュートとなった。
その後もパスを繋ぎ攻め込むオランダだったが 日本は相手にスペースを与えず サイドの上がりは今日もしっかり長友が抑えていた。   日本のプレスに 攻めどころを失ったオランダは下げざるを得ない場面が目立つように。  思うように攻撃出来ないオランダに苛立ちが見え始めた。      32分中央やや右 本田が倒されFKを得た。  遠藤のFKに ゴール前 阿部がヘディングも 本田に当たってしまいゴールならず。

直後右サイド 松井が倒されFKを得た。  遠藤のFKにファーの闘莉王が頭であわせたが ゴール左へ・・・
ゴールとはならなかったが 闘莉王は高さある相手DFにもしっかり競り勝っていた。  

40分 中央 大久保が倒されFKを得た。   蹴るのは本田。   しかし本田のFKは大きくゴール上へ・・・前半最後のチャンスだった。     ロスタイム 相手のスローインからのシュートはしっかり川島が抑え前半終了。

結局前半 日本得点ならず しかし 相手にも決定的な攻撃を許さず 0−0のまま折り返した。     強豪オランダ相手に ほぼ もくろみ通りの試合展開をしている日本。
しかし 点を取らなければ勝てもしない。  何とか 1点を・・・!

後半 案の定 オランダは積極的な攻撃に出てきた。  ロングボール、 セットプレーで次々チャンスを作るオランダ。
日本は全く攻撃に移れないまま 必死で相手の攻撃を凌いでいた。
そして7分・・・
左サイド パスを繋がれた。   本田のプレスがやや遅れた。 駒野と共に相手を挟み込めず相手がクロス! それを闘莉王が頭でクリア、しかしそれが相手に渡り スナイデルへ スナイデルは強烈ミドルシュート!!!!!    それがGK川島の手を弾き ゴール右へと突き刺さってしまった。

スナイデルの強烈ミドルを褒めるべきなのだろう。  が 闘莉王のクリアミスを指摘する前に こぼれ球への対応を指摘する前に その前のクロスさえしっかり防いでいれば完全に防げた失点だった。  
守備的布陣で臨んだこの試合で 後半早々失点・・・
一番怖れていた 瞬間だった。

一気に試合前のヒデのコメントが頭に浮かんできた。    スナイデルのミドルシュートの怖さ そしてGK泣かせのボールの特性・・・。
まさに 忠告どおりの展開となってしまった事になる。
日本中から 大きな溜息が漏れた瞬間だった。

勢いづいたオランダはパスを繋ぎキープ。   しかし一瞬の隙をついて 日本は大久保が個人技で持ち込みシュート!   しかし10分 11分とシュートも 枠を捉えることが出来ない・・・

14分だった。   ついに 俊輔が呼ばれた。 
ベンチのメンバー全員とタッチを交わし ビブスを脱ぎ準備する俊輔。
こんな所からも俊輔のメンバーへの気持が感じられる。
ライン際でその瞬間を待つ 10番NAKAMMURAの白いユニフォーム。     しかし オランダがキープし 中々ボールが途切れない。。。     回され 日本の選手達にやや疲れが見え始めていた。

そして18分 ようやく 松井に代わり俊輔が投入された。
2006年ドイツW杯から4年、2010年南アフリカW杯のピッチに ようやく立てた瞬間だった。
その瞬間 国立競技場他 多くのサポーターの集るパブリックビューイングでは 大きな大きな俊輔コールが響いていた。 
元気よくピッチに飛び出していった俊輔。   これまで苦しんできた長い道のりを思うと 感動の瞬間でもあった。 

すると19分 右サイドで 遠藤からのパスを受けると詰めた相手DFを交わし追い越し上がった長谷部へとパス 高い位置 〜本田〜 大久保へと繋がり大久保シュート!!!!!
何と 大久保のシュートはまたもやゴール右へ・・・
しかし 早速 決定的チャンスを作ることが出来た。
頭を抱える大久保・・・  決めてくれ〜!!

相手はたったの1チャンスでしっかりゴールを決めてきた。  またもや今日も決定力不足で終わってしまうのか・・・

俊輔が投入されたにも関わらず 中々ボールがいい形で俊輔に入らない。    もっとボールを集めろ・・・!
前線もボールを追う選手がおらず 闘莉王のロングボールに俊輔がGKまで詰めていく場面もあった。   攻撃に関わる人数がいない。
疲れも見え始め ミスから相手にボールが渡り 守備に終われる時間が長くなる俊輔。     これでは俊輔を投入した意味がない。    何とかしっかりボールを繋いで 攻め込まなければ・・・

しかし日本はもう一つ これ以上失点を重ねられないという難しい状況にもあった。    得失点差を考えると リスクを犯して点を取りに行くのが果たしていいのか・・・   攻撃にかける人数は最小限に限られていた。 

そして相手オランダも俊輔の投入の意味をしっかり判っていた。
俊輔にボールが入ると 一気に二人で挟み込み 奪いに来た。 
23分 遠藤からのパスを中央で受けた俊輔 一気に来た相手二人に倒されながらも 大久保へと繋ぎ一気に右サイド駒野へ。   
駒野は全速力で突破しながら ゴール前を見ると センタリング! 
ゴール前に 長谷部  ファーから本田が飛び込むも 僅か触れず・・・足を伸ばせば届く状態だったのだが・・・

しかし俊輔が投入されてから立て続けに決定的チャンスを作っていた。
日本の攻撃は確かに活性化していた。   
更にそのCKでは 遠藤と俊輔の見事なショートコーナーからクロス! 味方は惜しくも一瞬間に合わなかったが 慌てたDFがクリアミス 連続CKを誘った。  
やはり 俊輔が入るとチームの攻撃がスムーズになる。
この時間帯 圧倒的に日本が攻め込んでいた。
その右CK俊輔  どんぴしゃで合わせたのは本田の頭だった。    惜しくも相手DFに僅か阻まれクリアされてしまったが その精度は見事だった。    たった1本で流れを変えられるその左足はまだまだ健在だ。

この状態に痺れをきらしたか オランダは選手を次々交代。   何とDFではなく FWを送り込んできた。
疲れのある日本に対し 元気なFW・・・
失点だけは避けなければならない日本にとって 嫌な交代となった。 

28分遠藤と長谷部のパスを相手がインターセプト  一気に攻め込まれた。   空かさず飛ぶ岡田監督の怒声。   冷やりとしや瞬間だった。
いっぺんに二人の選手交代でオランダは活性化、 最前線には俊輔一人だけという場面が目立った。    ワントップのはずの本田の動きも鈍い・・・  疲れが見える日本・・・

そこで 監督が動いた。    長谷部に代えて岡崎 大久保に代え玉田を送り込んだ。
監督の意図が見て取れた。  中央本田 左に岡崎が入った。 

32分だった。  俊輔がドリブルで上がりながら顔を上げた瞬間だった。   相手選手に後ろから足をかけられた。   後ろから しかも完全に右足にかかっていたにも拘らず審判は笛を吹かず そのまま相手が繋ぎ攻め込んできた。    川島が抑え事なきを得たが 味方の声もここではブブゼラで聞こえないのだろう。

34分闘莉王から一気に右サイド俊輔へとロングボールが入った。
見事なトラップで相手DFを交わすと 俊輔はエリア右 ドリブルで仕掛けた。    目の前に立ちはだかる相手DF。   その後ろに更に3人の相手DFがいた。    右には パスを待つ長友。
長友は そのパスを受けに飛び出すも一瞬 足に当たりラインを超えてしまった。      パスが通っていれば大チャンスになていただろう場面だったが  相手DFが前に4人 やはりシュートよりパスを選択したのだろう・・・       

シュートに行って欲しかった・・・ そんな声が聞こえてきた。   俊輔の より確立の高い方を・・・という選択はわかるが ようやく掴んだチャンスだ、例えエゴイストと言われようが ここは 何が何でも自分の得点チャンスにするんだ!という強引さも欲しかった。  
例えこぼれ球からでも もし入れば 一気にこれまでの苦しみから抜けられたかもしれない。。。 

39分右サイド 中澤からのパスを玉田がスルー 相手に奪れ一気にサイドで縦パスを繋がれた。     オフサイドかからずエリア左からGKと1対1!     相手のシュートを川島が身体で止め 何とか事なきを得たが 残り時間あと僅かとなったこの時間 一瞬の連携ミスで この90分間の死闘を水の泡とするところだった。

時間がない。 もっともっと岡崎 玉田 本田に前線をかき回して欲しいのだが・・・ 
42分 DFライン右 中澤からのロングパスを受け下がった俊輔 先に身体をいれていたにも拘らず後ろから右足に乗っかられ倒された。 
審判の笛は鳴らず相手が突破 そこからパスを繋がれ シュート!
川島が身体で阻止し そのこぼれ球を闘莉王 中澤がクリア。 

確かに取られ方はよくないが どうみてもあれは相手のファール。
ホッ・・・   正直一瞬心臓が止まるかと思った。  ここはDF陣にひたすら感謝・・・
そして迎えたロスタイムだった。
右サイド低め 長友から大きくロングパス それを中央で闘莉王が頭で流した。   それに反応し飛び出した岡崎がゴール真ん前でシュート!! ・・・・・><
しかし無情にも その最後の決定的チャンスも 岡崎のシュートは大きくバーを超えてしまった。。。

日本中から溜息がこぼれた。  岡崎の横には手を広げパスを待つ俊輔の姿もあった。     最後の最後の決定的場面だった。
終了間際 右サイドで繋ぎ エリア右へと走りこんだ長友が倒され一瞬PKという声が飛んだが Gキックへ。
こうして90分の死闘は終わった。   1−0で敗戦。。。

しかしいつのまにか 相手は世界ランク4位のオランダであるという事を忘れていた自分がいた。   
それだけ日本は 強豪相手にいい戦いをしていたという事になる。
敗戦は悔しい。  しかし この敗戦は決してマイナスのイメージではなく 大いに次に繋がる一戦になったと感じた。 
オランダ相手に 互角に戦ったこの自信を胸に 次のデンマークでは しっかり勝ち点を掴みとり 何としてもアウェーで初のGリーグ突破を果たして欲しい。  

オランダ紙では 勝利に手放しで喜んでいるかと思いきや 日本の方が良かったという報道がズラ〜リ。     祈願のGリーグ突破まであと勝ち点1.    デンマークに勝利し 最高のモチベーションで 決勝Tへと羽ばたいて欲しい。

頑張れ日本代表!! 頑張れ俊輔!!

2010年06月16日

W杯日本初戦アウェーで初勝利!

2010年 6月14日。  
南アフリカW杯開幕セレモニーから3日。  日本は第1戦 アフリカ強豪 カメルーンと対戦した。
大事な初戦の試合会場はブルームフォンテーン。 気温13度。 標高約1400メートルの高地だった。 
相手のカメルーンは現在 FIFAランク19位。    今回日本がG突破を競い合うEグループ3チームは 他に オランダ  デンマークと 全て共に日本のランクを大きく上回るチームばかりだった。

くじ運が悪い・・・?
元々W杯に出場できる国に弱いところなんてあるわけがないのは判っているが 対戦相手が決まった段階で 勢いは一気にトーンダウン。     街頭アンケートではGリーグ3連敗という予想がダントツ、Gリーグ突破の確立に至っては希望的観測とした上でも10パーセント台という何とも寂しい結果を示していた。

W杯へ向けての4連戦ではセルビアにはじまり 出発直前の壮行試合 韓国戦でも屈辱の敗戦。   ブーイングする元気も出ないほどの 静かな送り出しで岡田JAPANのW杯への挑戦がスターとした。 

たったの4年に一度しかないW杯だというのに この調整試合連敗で益々トーンダウンする日本サッカー。     スポ紙にはその度に ブレる監督を心配する記事と 「○連敗・・・」という言葉が並んでいた。

傷心の中 最初の合宿地スイスへと入った選手達は その後行なわれたイングランド戦での好戦に 一気に奮起。  だが最後土壇場で決まった 110位と格下のジンバブエに またもや全くゴールが奪えなかった事に加え、 選手達の高地練習の疲労が重なり 一時は心身共に最悪の状態となった。     こんな状態で本当に世界と戦い4強を目指すというのか・・・    遠く海を越え 不安の声ばかりが聞こえていた。

しかし試合は待ってくれない。   選手は全員でのミーティングで気持を奮い立たせ ついに岡田JAPANは試合会場の地へと乗り込んだ。
気温もまずまず。   ボールが気圧の差で伸びる以外は 覚悟していたピッチコンディションも さほど悪くはなかった。
前日練習で必死にFKの調整する選手達。   やはりボールの延びだけは他の試合を見ても予想以上のものだった。  

試合当日 ついにスタメンが発表された。   練習でやっていた通り本田のワントップ。   右から松井 遠藤 大久保と並んだ。   本来ならMFで起用されるはずの本田  監督が彼のゴールへの意識の強さをかったものだった。
確かにゴールを中々奪えない日本である事は間違いないが MFながらにしてワントップ というこの布陣に 残されたFW陣としては これ以上の悔しさはなかっただろう。   

怪我で当初調整が遅れていた俊輔もそうだった。   本人が何を言っているわけでもないのに 何かにつけ比べられ 並べられ掲載される俊輔・・・  しかしそんな周囲の雑音を跳ね返すように 本人は毎日全くふてくされる事もなく 黙々と練習に励んでいた。  
練習後も ミックスゾーンでインタビューに応じる選手の後ろを 静かに通り過ぎる俊輔、 本来なら誰よりも悔しい思いがあるだろう、 だが「日本がW杯のアウェーで勝利する」事の難しさ 重要性を 誰よりも一番 身を持って感じているのも俊輔、「チームの勝利」への思いも人一倍強い。     

決して輝きを失ったわけでも何でもない  彼の試合の流れを読む力 攻撃を組み立て 相手を崩す力は 今も右に出るものはいない。 
怪我が癒えた今 これまで数々の日本の窮地を救ってきたその左足が ピッチで輝く時を 静かにパワーを貯め待っている。

試合開始。  日本 カメルーン共に 静かな そして堅実な滑り出しとなった。    見る方からすれば 全く面白みのない つまらない試合ともいえる試合展開だった。   
さほど相手のプレスが素早いわけでも厳しいわけでもない中 日本は右サイドからチャンスを狙うも奪われ 中々決定機を作れない。     
次第にカメルーンが積極的な攻撃に出始めたが 日本は堅実な守備でそれにきっちり対応、 殆ど共に決定的チャンスのないまま刻々と時間だけが過ぎていった。
両者共に手堅い まるでずっと様子見のまま試合が進んでいるような内容、 何と30分間にシュートたったの1本ずつという状態だった。

エトーがサイドにいた事もあり守りやすかったとも言えるが それよりガッシリ抑えて何もさせなかった長友を褒めるべきだろう。    
殆どチャンスらしいチャンスがないまま前半が終わるかと思い始めた 39分だった。    

右サイド本田から中央ヤットにとボールが渡った。  遠藤はその瞬間 一気に右サイドの松井へと鋭いパスを入れた。    松井は一旦切り返すとゴール前へクロス! 僅かに伸びたそのボールは ファーDF裏へと抜けた本田へと渡り 空かさずゴールへと押し込んだ。
日本先制〜〜〜〜〜!!!!!
松井の一瞬の切り返しが相手DFの目を引き付けた上 気圧の低さも日本に味方した。   思ったより伸びたボールに相手DFは目測を誤ると同時にゴール前の大久保に集中、 本田が裏をとる隙を作った。

前半0−0ならいい、いや0−1までなら大丈夫 と言っていた監督、 嬉しい誤算となった。     しかしまだたったの1点、後半持ちこたえられるのか・・・  この所勝ちきれない試合が続いていただけに不安を抱えながらの後半スタートとなった。

実はここで驚きの情報が入っていた。  あれだけ諦めていたはず?の日本サポーターだが、何と試合の視聴率が前半45パーセントにもなっていた事が判ったのだ。      流石にこれには嬉しさがこみ上げた。     あれだけ興味なさそうにしていた日本国民が 何とこんなにも日本の試合を見ていてくれたんだ!!  しかも何とお隣 韓国でも日本戦の視聴率が24パーセントを超えていたのだ。  一気に 何が何でも勝ちたい!という気持が倍増した。    

またこのハーフタイムには 何と水道使用量も一気に増えたという。 
トイレに サポの給水に・・・ 笑   これは今までにない面白い情報だった。    

予想外?の1点リードで折り返した日本は 後半 更に守備でも一つになった。
予想通り 早速カメルーンは容赦ない怒涛の攻撃を仕掛けて来た。  開始早々 エトーからのパスを受けた相手に危険なシュートを撃たれたが 枠を外れホッ・・・    このままでは危ない 何とか前線でもう少しキープ出来ないものか・・・。    しかし心なしかカメルーンの攻撃もどことなくミスが多い。   相手も行き詰っているのか エトーが手を振り回し 前線味方にしきりに動きを促す場面も見られた。   それだけ日本の守備が整っているという意味か・・・?
 
しかし日本も殆ど攻撃に移れないでいた。  決定的チャンスも作れない。    だが1点リードの日本は相手の最後の猛攻にも落ち着いていた。   何としてもこの1点を守りきろう・・・  前線はボールを追い続けGKまで 鉄壁の全員DFで凌いでいた。     

ブブゼラの響くスタジアム  声も全く届かない・・・。  
ロスタイム4分。  相手の最後の猛攻、あわや!という場面を川島のファインセブーブで凌ぐと ついにピッチに長い笛が鳴り響いた。
勝った!! ついにW杯のアウェーで 日本代表が勝利を勝ち取った!!!      歴史的瞬間でもあった。

最後までハラハラ  手に汗握る危機を乗り越え 守りきった1点。
選手達の表情には笑顔より達成感が漲っていた。
貴重な 貴重な勝ち点3。   
この日 サイドを走り回った長友の時速は ルーニーよりメッシより エトーより遥かに早い 30.13  世界第3位を記録した。

DF陣も奮闘した。   次々訪れる危機に まるで鬼と化した中澤 闘莉王の 身体をはったDF。   ホイッスルと共に ホッと胸をなでおろしたその表情は 何よりも男らしく そして誇らしく見えた。 

日本対カメルーン戦の瞬間最高視聴率は何と49.1。   国民の半分が見ていた事になる。     繁華街はシーンと静まり返り 格家庭にはいつになく遅くまで電灯が灯っていたという。  
この勝利で 日本は一気にサッカー一色に染まり ユニの売れ行きが一気にアップした。   

しかしそんなお祭りムードの中も 何かが胸につかえたままの自分がいる。   それは あのピッチで活き活きとプレーする俊輔の姿を最後まで見る事が出来なかった事だ。    これまで何度もの苦しい戦いを征し このW杯に日本を導いた選手といってもいい俊輔、ベンチから懸命にエール アドバイスを送る姿に 悔しさと切なさが溢れて仕方がなかった。

つい前日まで殆ど期待されていなかった岡田JAPANが一夜にして日本中をサッカーの渦に包み込んだ。   
「世界を驚かせて見せる」と 4強を目指した監督を 影であざ笑っていた海外のメディアも多かった。       勿論まだW杯は始まったばかりだ。  次は カメルーンのように行くわけもない 優勝候補とも言われている超強豪オランダだ。    しかしこの勝利で 当初は到底無理と言われていたGリーグ突破の夢が 少しずつ実現に向けて階段を上り始めている。

勝利に喜んでいる余裕など日本にない ここからが正念場である事は重々承知だ。 
ダーバンで行なわれるオランダ戦まであと3日。  ここからが本当のW杯の戦い とも言える厳しい試合が待っているのだろう。  
選手達はカメ戦後も変わらず 引き締まった表情で真剣に練習に励んでいる。
岡田采配はいかに・・・ そして俊輔の投入は・・・ 

2010年06月14日

南アフリカW杯スタメン発表

カメルーン戦 スタメン

GK川島

DF駒野 中澤 闘莉王 長友

MF阿部 遠藤 長谷部 松井 大久保

FW本田


     
           本田

   大久保            松井 
       
        遠藤   長谷部  


           阿部


  長友    闘莉王   中澤   駒野 


           川島  

    ガンバレ日本exclamation×2

2010年06月10日

日本代表急遽ジンバブエと練習試合に〜追伸

本日10日 日本代表は当初 ジンバブエとの練習試合を計画していたがまとまらず急遽モザンビークとの練習試合に変更になっていた。
しかし今度はそのモザンビークが調整不足を理由に深夜 断りを入れてきた事から  元々 交渉をしていたジンバブエとの試合を強行することになった。  

2転3転のアフリカ...。 しかし心配された天気は上々。

本日 14:00(現地時間)からの予定で 30分×3本 トレーニングマッチを行なう事になった。
1本目は GK川島 DF駒野 中澤 闘莉王 長友 MF阿部 長谷部 遠藤 松井 大久保 FW本田。  
1本目は大久保 松井のシュートも 0−0の引き分けに終わった。 ジンバブエはFIFAランキング 110位・・・。

2本目は GK楢崎 DF内田 岩政 山村 今野 MF憲剛 稲本 俊輔 岡崎 FW森本 玉田 (俊輔は右 今野は左SB)
2本目も岡崎のボレー へディングがあったもののゴールはならず 0−0.

3本目 GK川口 今野 岩政 山村 酒井 香川 稲本 憲剛 永井 矢野 玉田。。。 17分に今野→内田  玉田→岡崎
3本目も 0−0.

おいおい 110位に 無得点・・・?
何度も書いてきたが 全く改善されていない前線の動き出し。
岡田監督の采配・・・ 本当に 大丈夫か・・・?
無失点はいいけれど 点が取れなきゃ 勝てないぜ!!!
本番は 4日後だ!!!
最後は自信を取り戻す意味もあったはずのこの試合。。。 いくらいい攻撃の形が出来ていたとはいえ 選手達 今の戦術に 疑問を抱いてはいないのだろうか?
選手達は明日完全OFF。  12日にカメルーン戦の行われるブルームフォンテーンに入る。

【開幕セレモニー追伸】
現在 現地 サッカーシティでは 周辺が大渋滞となっている模様。
記者やカメラマンが遅れる場面が続出!! 上空には何と戦闘機が爆音をたてて飛んでいるらしい。
開幕セレモニーには 出席予定だった元マンデラ大統領がひ孫の交通事故死で出席取りやめた模様。

気温16度 天気も上々となった11日 完全OFFとなった日本代表はショッピングや釣り サイクリングなどで それぞれリラックスした後 夕食後は いつもより早めに各々の部屋に戻り ウルグアイ×フランス戦を観戦した模様。    今日12日午前 ブルームフォンテーンに移動、午後から大学の施設にて練習の予定。

2010年06月07日

ついに南アフリカへ・・・日本代表W杯

2010南アフリカW杯強化試合 4試合が終わった。
大阪長居でのセルビア戦を手始めに 日本出発直前 埼玉で行なわれた韓国戦。。。
いづれも ホームで敗戦という厳しい内容は ただでさえ盛り上がりに欠けていたW杯に 更に追い討ちをかける状態となってしまった。

マスコミは ベスト4を掲げる監督の発言を受け よせばいいのに街で日本のW杯結果予想アンケートを実施、 その結果の殆どが「3戦3敗」を示し 4強どころか Gリーグ突破さえ考えられないというシビアな数字が並んでいた。

4強 という監督のコメントは、 実際は まだ組み合わせが決まる前に言われたものだった。    相手が決まった後の国内2連敗に 出発前 改めて目標を聞かれた監督だったが 4強という目標は変更する事なく 厳しい表情で日本を出発した。  

26日未明 チャーター機で羽田を発った日本代表は スイス ザースウェーに到着。    雪山を目の前にした素晴らしい景色の中 早速高地での強化合宿に入った。     

清水戦で左足を2度に亘って削られ負傷した俊輔は テーピングを巻いて試合に出場し続けた影響もあり回復が遅れ、 韓国戦では「論外。自己最悪の試合」 というコメントが飛び出すほど 自身も そしてチームも到底納得の行かない内容と結果になってしまった。

壮行試合に勝って いい雰囲気で送り出そうと意気込んでいた超満員のサポーターは その結果に どう送り出せばいいのか迷う雰囲気の中 かろうじてブーイングだけは避けようかという状態  だが ふがいない結果に 真夜中の出発という事もあり  いつになく空港は寂しく 静かな送り出しとなってしまった。

韓国戦で左足をまた悪化させてしまった俊輔は 日本出発直前 ついにドクターに注射による治療を申し出た。
かなり痛いと聞いているその治療 副作用もある・・・ 決意の表れでもあった。
到着2〜3日は別メニュー調整と聞いていたものの 2日目にはもうチームに戻っていた俊輔。  
早く治して 試合勘を取り戻さなくては・・・ 当時焦りがなかったと言えば嘘になるだろう。    

韓国戦では怪我の影響もあり 明らかにプレーにキレが戻ってなかった俊輔・・・
それから毎日 自分との戦いの日が続いた。    周囲ではポジション争いの記事が溢れる中 サブ扱いも 全く腐る事無くピッチを走り回った。
そして向けた3戦目イングランド戦、 まだ調整中という事もあり俊輔は出場なし。

強豪イングランドを前にした日本は 韓国戦惨敗の影響か 選手の士気は相当高かった。      開始早々 セットプレーから闘莉王が見事なシュートをきめ 何と 日本がリードした。     高さのある相手に 遠藤の機転がその先制を呼んだ。
1−0での折り返しに一気に勢いづいた日本だったがその後 結局 闘莉王 中澤のOG で結局1−2で敗戦。
OGではあるが 相手のクロスがそれを誘う絶妙なボールであった事は言うまでもない。     あんな試合でもしっかり勝って終わるイングランドに やはり強豪のしたたかさと試合運びの上手さを感じた。

内容は良くても最後まで持たず 毎回勝ちきれないのが今の日本の課題の一つ・・・   これまでを見ても 最後の15分が日本の一番弱い 「魔の時間帯」といえるのかもしれない。   
強化試合 これで3連敗となってしまった日本だったが イングランド相手に奮闘を見せた事もあり 練習にもチームの雰囲気には活気が出ていた。

そして迎えた予定最後の強化試合コートジボワール。
アフリカ勢との対戦は 経験のない選手も多い。   相手の身体能力の強さは戦ったことのあるものにしか判らない。
兎に角 デカくて強くて 硬い  そこに技術が備わっている。

イングランド戦と同じ布陣でのスタートとなった日本ではあったが 案の定 日本は前半 前を向こうとするも相手のプレスに全く自分達のサッカーをすることが出来ず 完全に支配されていた。  
前半 中盤の守備の甘さから相手にFKを与える事に。  ドログバのFKからまたしてもOGで失点・・・。    これで2試合連続だ。OGはいたしかたないとしても 前半シュートたったの1本という攻撃内容には 到底納得のいくものではなかった。

イングランド戦善戦からたったの4日で またしても世界の壁にぶちあたってしまった日本。  監督は後半 一気に入れ代えてきた。
後半頭 俊輔 そして憲剛 稲本をいっぺんに投入。
すると日本にパスが回るように。   中盤でタメをつくり何度か前線へ仕掛ける場面が見られ始めた。    攻撃面でいえば前半との差は明らかだった。

しかしこんな場面もあった。  DFラインから今野に縦パスが入った。 俊輔が一気に走りだしダイレクトでのパスをジェスチャーで示しボールを要求した。    すぐ出せば相手DFが揃う前 一気に前線へと繋がった場面だった。    しかしその瞬間今野は何をためらったのか 俊輔へのパスは遅れ 一瞬遅れた事で相手が詰め 今野はボールを下げざるをえなくなった。

こんな場面が他でも何度か見られた。   ちょっと前まではどんどん連動し SBもあがっていた日本。    いつからその攻撃の積極性がなくなってしまったのだろうか・・・   
こんな場面もあった。  前線の森本にボールが入った。 GKと1対1の決定的瞬間だった。    相手DFは詰めておらず トラップする余裕すらあった。
しかし森本はシュートを撃たず 落とせば中盤が上がってくると解釈、 そのボールは無駄になった。 
打てば かなりの確立でゴールになっていた場面だった。
いつから日本は こんなにゴールに対する欲がなくなってしまったのだろう・・・

パスを出したら 相手の より嫌な位置へと走る・・・よりゴールの近くへ・・・ これはサッカーの基本なはず・・・ 連敗が続いている事により 守備意識が異常に強くなってしまったのか・・・  中々リスクを犯して上がって来ない。。。
これは冗談だが 一度横パス禁止令でも出したらどうなるか見てみたい気がする。    そうすれば 前へと仕掛ける積極性も 相手を交わす技術も 上がってくる気がするのだが・・・   

更に 俊輔がパスを出したがっているその瞬間にも 前線の動き出しがない  遅い・・・  もっと頭を使い そのスペースへと 自分から呼び込むような素早い走り出しをしてほしいのだが・・・。    それが中々見られない。 
もっと俊輔を使え! 「ここへくれ!」 と自分から要求すればパスはどんどん出てくるはずだ。

アジアカップを戦い抜いた経験者選手達は 皆 口々に この最近の戦術の変化に疑問を抱いているようだった。     「これまで積みあげてきたものが消えつつある・・・」 そんな言葉が紙面に踊っていた。
新しい選手が入ってきてもこれまでやってきた事から決してブレナイ事。   そう言っていたはずの指揮官が この所の連敗に 戦術に迷いを感じはじめたのだろうか・・・。   

監督の迷いを受けてか スポーツ紙やマスコミでは 俊輔か本田かという見出しをつけたもので溢れてしまっている。     もうこの話はいい加減やめてくれと思う。
よく考えてみれば 日本注目ナンバー1と言われるこの二人がいながら どっち? という事事態がおかしいような気がする。  
共にトップの選手ならば 二人が共存し 更なる相乗効果を上げられる「監督の采配」があるのが当然ではないかという気がする。   
惜しくも枠を外れゴールとはならなかったが 既に二人の連携でゴールチャンスになった場面も何度かあったはず。     マッチアップさせる事が今の日本代表にとって本当にいい事なのか 最近大いに疑問を感じている。   そもそも二人のプレースタイルは全く違う。

ここでもう一つ書いておきたい事がある。  今 世界の選手達が扱いに疑問を抱いているボール。   そう ジャブラニだ。  
最近 自分も試合でよくこのジャブラニを使っているが やはりあのボールは「魔球」なのかもしれない・・・
特に無回転の時には どんな軌道を描くか本当に予想がつかない GK泣かせのボールだ。    しかも当たるとかなり痛い感じがして あれをへディングで受けるのは嫌だな〜という感じさえある。

闘莉王らがOGを連発している所以も 案外それが関係しているのかもしれない。     目測とは違った軌道をたどるだけに GKだけでなく DF陣にとっても 厄介なボールといえるのかもしれない。
ただ逆に考えれば シュートを撃つ方としては とても面白いと言える。 
積極的にミドルやロングシュートを狙っていく価値もあるかもしれない。。。    

今日 日本時間夜 日本代表はついに南アフリカ合宿地ジョージへと到着した。     出発が大幅に遅れ 3時間近くも遅い到着となった代表だったが 空港には 市長をはじめ大勢の現地の人が笑顔で出迎えてくれた。
かけつけた市民の応援に 長旅の疲れを見せながらも俊輔ら選手達は笑顔で反応、(中には全く無表情で過ぎ去った選手も・・・   こんな所にも 人への思いやりの有無がはっきりと見て取れるが 「危険地域突入」に緊張していたのか・・・) 早速合宿地へと向った。

強化試合4連敗・・・ しかしついに初戦が迫ってきた。
泣いても笑ってもあと7日だ。   迷走する岡田JAPANの運命はいかに・・・
監督は現在 もう1試合 追加強化試合を組みたい考えの模様だ。
こんなに迫った中 果たしてその試合をやる事が 吉と出るか凶と出るのか・・・?    こんな所からも 監督自身が迷いを感じているのではという不安がぬぐえない。    
本来なら今は 選手達が少しでも自身を持って試合に臨めるようになる事が 一番大事だと思うのだが 果たして気になるそのお相手は・・・??

現地からは続々と強盗被害などの情報が入ってきている。  現地は事前情報をはるかに超える予想以上の危険度であることが判ってきた。 
既に報道人も被害に合っており これからどっと押し寄せるサポーターは ホテルなどのセキュリティーも全く安心出来ない 完全自己責任覚悟で乗り込んで欲しい。  

もう一つ。  昨日 NHKで【ワールドカップが生んだ絆 「中村俊輔 グラスゴーからの応援歌」 】 という番組が放送された。   
既にこれは再放送だったのだが  ストラカン監督をはじめ 元主将(現在は監督となっている)レノン  そして地元サポーター達からの熱いメッセージを織り交ぜながら 未だに俊輔の活躍が讃えられている事  更には それがきっかけで地元では 日本を知ろうとする様々な活動がされている事がわかった。     俊輔がスコットランドにもたらした影響は サッカーだけに留まらず 更にその彼の人間性は 今でも 選手達のお手本となっているのだ。

セルティックサポーターの集会所 バーズバーには 今も誇らしげに 俊輔の写真や 日の丸が飾られている。   残念ながらW杯出場を逃しているスコットランド。   「俊輔は今でもセルティックの家族なんだ」 と グラスゴーはW杯での「日本」の そして「俊輔」の活躍を祈るサポーターで溢れている。


※現在 まだこの「グラスゴーからの応援歌」の再放送が行なわれています。   あと2回予定されています。
見逃された方 まだ間に合いますので是非ご覧下さい。 ↓

◆6月 8日(火) 16:00〜 BS-1

◆6月11日(金) 01:50〜 総合テレビ (※10日深夜)

追伸=緊急強化試合は10日にモザンビークと対戦が決まったようだ。
試合僅か4日前の試合。  本来なら5日前からは試合は組めないはずなのだが 選手の疲労は・・・?  当初はジンバブエとの試合を予定していたようだが交渉がうまく行かなかった模様。
ジンバブエは FIFAランク110位。 モザンビークは85位だがW杯には出場しない。 
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また本日6月7日 講談社から俊輔の名言集?とも言える 「俊輔の言葉」 という本が発売された。   辛い時 悩んだ時 元気がない時の一冊!!   値段は1050円(税込)でB6版。     
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