2010年07月29日

危機一髪!マリノス ロスタイム弾で大宮にドロー

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2010年7月28日。 W杯中断から3試合目のJリーグ第15節。
マリノスはアウェーで大宮と対戦した。
南ア後 アウェー広島での完敗という幕開けで始まったマリノスは 前節 ホームでガンバーを終了1分前ゴールで破り勢いづいた。
この勢いをもって これまで勝ちのないNACKスタジアムで何とか勝利し 相性の悪さを払拭したい・・・!
現在7位のマリノスに対し大宮は降格圏内の17位。  しかも勝ち点は最下位の京都と同じ。

猛暑の中 ガンバ戦からたったの中3日という連戦に 選手の疲労もあるだろうが その後はもっと過酷な 何と中2日でまた名古屋戦 というスケジュールが待っている。     
相手 大宮は前節から中2日という事もあり 優勝争いに絡むには ここでしっかり勝ち点を稼いでおかなければならない・・・。

猛暑の平日という事もあり 人の出足は遅かったが 試合開始にはスタジアムもほぼ満席。   気温は7時キックオフにも関わらず依然30度。  やや風があるのは救いだが 猛暑での連戦に選手の消耗も考えられる。   次節もある事から 何とか早めに先制し できるだけ楽に試合を進めたいところ・・・

スタメンには ガンバと変わらずマリノスはGK飯倉に 天野 栗原 中澤 金井のDF、中盤には清水 小椋の2ボランチ 右に俊輔 左に兵藤  そして高校生小野に渡邉の2トップが入った。   注目の小野は3試合目の出場で 先発はガンバに続き2試合目。   頼むぞ〜! 

NACKも試合前の練習中 ゴール裏には選手のシュートが霰のごとく飛んでくる。    ボ〜っとしているとあの選手達の強烈シュートを ほぼそのままの勢いでお見舞いされる事になる。     
危険ではあるが 巨大スタジアム日産では到底味わえない臨場感でもある。練習中 ボールがなくなり俊輔がゴールに貯まったボールを出しに。   その間もシュートが浴びせられ 俊輔はまるでGK状態に・・・笑。
思わず 係りに「ボール出してよ・・・」というジェスチャー、 そして今日も波戸選手と組んでアップの俊輔。

そしてスタメン選手の紹介、「きっと波戸選手には大きなブーイングが浴びせられるのだろう・・」 と思いきや 何と 拍手。   
これには 大宮・・・優しいな〜 という声が。   試合前 俊輔は26番村上選手とも何やら会話をしていた(彼は元マリノス)
しかし試合となれば 双方必死、 負けられない!!

キックオフ!
1分 左サイドスローインから 兵藤のパスを中央俊輔がスルー 後ろの小椋がミドルを狙った。    惜しくもほんの僅かゴール左上に反れたが相手に脅威を与えるいいシュートだった。
相手DFは俊輔の思わぬスルーで僅か対応に遅れた。  こういうちょっとしたプレーが チームの攻撃を活性化させている。   見ている者をも楽しませてくれる俊輔のプレー。  

3分だった。 今度はGキックから ダイレクトで前線の小野に! 小野は受けるも相手DFに阻まれ惜しくもシュートまで持って行けず。 右からのロングボールを左足1本で左前線の小野へと繋ぐマジックトラップ 何気なくやっているがかなり高度な技術だ。 
5分には兵藤のオーバーヘッド 8分には小椋のインターセプトから千真 9分には左サイド俊輔の切り込みからFK〜CK、 とマリノスは次々チャンスを作っていた。
俊輔がCKに立つとアルディージャサポーターからもシャッターの嵐。 相変わらず俊輔人気はどこへ行っても高い・・・ 

15分小椋から兵藤へのスルーパス 19分にも俊輔〜兵藤クロス 20分には右サイドからのスローインを受けるとDFを交わし小野へのピンポイントパス!  しかし小野のシュートはDFが詰めた事もあり惜しくもゴール大きく上へ。   24分 そして25分にも中央遠目 俊輔が倒されFKも得た。   しかし1本目は僅か落ちずゴール左上 2本目はグラウンダーのシュートを ゴール右下 相手のGKの好セーブで止められてしまった。    1本目と2本目 全く違うイメージでのFKで相手GKの意表を突く。    だが惜しくもチャンスは作れど 中々ゴールが割れない・・・
帰国J復帰後 ジャブラニに代わってから その特性にはまだ やや戸惑いがあるのか 思い通りに行かず首を振る俊輔・・・。

一方 素早いプレスで奪いに来る大宮、俊輔には一層激しいマーク、 中々前を向いたいい状態で受けらず フォローも遅い。
それでも30分には中央低めの俊輔から一気に右前線の天野へとパスが通り そこから繋ぎ小椋へ、 また32分には左の金井からダイレクトで小野へ CKを得るなど マリノスは多くのチャンスを作っていた。

だが34分、 中央で清水が激しく倒されたにも関わらず笛はならず 相手が突破 そこからパスを繋がれ右からシュート!!  あわや という所をゴール右下ぎりぎりで 飯倉が左足1本で防いだ。    ホッ・・・><
それにしても あの状況で笛を吹かない審判・・・mmm

37分だった 低め小椋から前線小野へとスルーパス! 小野がいったん落としたボールを渡邉がダイレクトで前線へ送った。    いったん相手DFがクリアもそれが小野の前に転がりGKと1対1〜!   しかし小野のシュートはゴール左へ・・・>< 
決定的チャンスだった。   膝をたたき悔しがる小野・・・
しかし でっかい相手DFマトをも抑え角度のない所から 倒れながらもシュートまで持っていった高校生小野、  責める気持は起きなかった。

40分小椋から兵藤へと縦パス いったん小野が受けるも相手のクリアが右の渡邉へと入り最後 兵藤から渡邉へ! ゴール右から渡邉シュート! も これまた相手GKの好セーブでゴールならず。。。  ピッチをたたき悔しがる渡邉。
再三のチャンスに ゴールだけが割れないマリノス・・・><

それでも42分にはまた俊輔から左の小野へ 小野のクロスはGK。  
43分には 右サイド 相手のバックパスに素早く反応した小野が GKとまたまた1対1!   しかし小野のシュートはまたもやゴール左に・・・><
ゴール裏から歓声とため息が交互に聞こえた。 
前半ロスタイム中央遠目 小野が相手に挟まれFKを得た。  抗議した藤本にはイエロー、 しかし栗原のFKはゴール大きく上へ。 
結局マリノスは再三のチャンスにも 全くゴールを決められないまま0−0で折り返した。     ピッチを降りながらすぐさま小野へ様々なアドバイスをする俊輔、 小椋とも。。。
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前半からマリノスがボールを支配しチャンスを作ってはいるのだが前節同様 思うような縦パスが中々入らず相手のプレッシャーを受けると下げざるを得ないシーンも目立つ。    ロングボールで小野が裏に抜け出すチャンス等もあったが 大宮は長身のマトやGKを中心に身体を張った守備を見せ惜しくも決められず。
相手のプレスもかなり激しい。 後半 何とか消耗しないうちに先制したいものだが・・。     

後半 メンバー交代はなし。
すると47分だった。   自陣 大宮の攻め込みから 相手のパスを天野がスライディングでクリア。   それが何と 前線で走り出した小野に繋がりGKと1対1   しかしDFに阻まれシュートへ持って行けず その左へあがった俊輔へとパス  俊輔はDF3人が一気に詰める中 シュート!! しかしこれも 相手GKのど真ん中をついてしまった・・・><

更にその直後 中央かなり遠目 小椋が倒されFKを得たが俊輔のFKは落ちずゴール大きく上へ・・・ 思わず首をふる俊輔・・・ どうした〜?
51分右サイド 俊輔への手を使ったプレスでFKを得た。  ボールの前には俊輔、しかし相手 藤本がかなり近くに立ちはだかり動かない。

思わず俊輔が 近いだろ とアピールし審判がいったん注意はするものの 直ぐに戻りまた同じ位置に立つ藤本。    俊輔は諦め蹴るが今度は競り合いでの笛、 やり直すが更に兵藤のオフサイド・・・
中々 チャンスが チャンスにならないマリノス。
ここまでのシュート数は 3:9 とマリノスは大宮の3倍ものシュートを放っているにも拘らずゴールだけが決まっていない。。。

52分右サイド天野のインターセプトから俊輔が 小野にスルーパス しかし小野のパスは渡邉は反応せず繋がらず・・・
55分には自陣深い位置で小椋が奪ったボールから俊輔とパス交換〜小椋が前線に飛び出した 渡邉へとピンポイントパス。     渡邉はGKと1対1も GKに阻まれたところで倒れゴールならず。
渡邉はファールをアピールも笛はなし。   またもや決定機を逃してしまった。  

56分には右サイドドリブルで上がった俊輔が中央へと切り込みながら 前線中央へ走り出した小野へとピンポイントパス! GKと1対1!
しかし何とこの決定的チャンスも 小野のシュートはGKの真正面をついてしまった。    決定的なパスに湧いては溜息が漏れるゴール裏・・・
天野はこぼれ球にいち早く詰めたが 渡邉は反応が遅れた。
小野が撃った時点で GKのファンブルを察知しもっと前へ詰めていてほしかった。。。

その直後金井からのパスを中央で受けた俊輔からまたもや前線兵藤へ、兵藤 ゴールまん前で受けシュートも 相手DFに阻まれゴールならず・・・><
俊輔からこれだけの決定的チャンスが 送られているのだが・・・
しかも直後のCKから相手がカウンター、 小椋が尻もちをつき相手が突破 エリア左で小椋がたまらずファールしFKを与えてしまった。
小椋にイエロー。  
相手FKはクリアからシュートを撃たれるもゴール左で救われた。
次々選手を入れ替えてくる大宮。

後半 セカンドボールを必死で拾うマリノス。  前線で激しい奪いあいが続いた。    
62分 渡邉が相手に弾き飛ばされると 中央小椋から受けた俊輔が相手DF3人引き連れ突破 エリア中央高めで挟まれ右から押し倒された上に乗っかられたにもかかわらず 何と審判の笛が鳴らない!! 怒!
これには流石に驚いた。   ゴール裏からはっきり見ていたがどうみても完璧なファール。    審判に対する大きなブーイングが浴びせられた。
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今日は前半にも 不可思議な笛が気になっていたが これで爆発。
俊輔も信じられないといったジェスチャーでアピールも 審判はどこ吹く風。    大宮はそこから一気にカウンターを仕掛けようとしたが 金井がインターセプト!   ホッ・・・

直後 俊輔は少し足を気にしていた場面があったが この連戦 大丈夫だろうか・・・。
63分には右サイドで顔面に腕が入り天野が倒された。 これも完璧アフターのファール。  倒れたままでいるのにいつまでも審判が笛を吹かなかった事から 俊輔がボールを外へ出した。   何度も審判を見る俊輔。  審判。。。  俊輔へのファールにしろ 天野にしろ いったいどういう判断をしているんか??  もっとしっかり見ててくれ!!怒!! 

65分だった。 左サイド 兵藤からのパスを 中央で渡邉がスルー 後ろの小野が受けた。    それを受けようと 俊輔が手を挙げ 広げ エリア右いい位置でフリーになってそのパスを待った。   が・・・ 小野は自らシュート!    そのシュートは 大きくゴール上へと外れてしまった。
いい位置にフリーでいただけに エリア右で座り込み悔しがる俊輔・・・
ゴール裏から見ていても 俊輔へ出せ! と思うほどだった。  
前も開いていた事もあり 何とか自分で決めなければと思ったのだろうが 小野は俊輔が視野に入っていたはず。   残念でならない場面だった。

66分にも左サイドで受けた小野が突破 DF3人に囲まれているにも関わらず エリア右に手を挙げ走りこんできた俊輔にはパスを出さず 自ら仕掛け結局奪われるという場面も。       大きく右へとサイドチェンジすれば一気に展開出来る状態だった。   がむしゃらにゴールを狙うのもいいが 状況を見て 自らの強引突破だけではなく これからは 周りをうまく使う視野の広さも必要か・・・
そこでついに木村監督が動いた。 

小野と渡邉を下げ 坂田と山瀬を投入した。
69分 右から中央へとDFを交わしドリブルで切り込んだ俊輔から 前線兵藤へとふわりとしたパス、 だが 惜しくも僅かのところで そのヘディングはラインを割り、 70分には左サイド山瀬〜兵藤と繋ぎ坂田のセンタリングに山瀬 さらに飛び込んだ兵藤が足をかけられ倒され そこへ更に俊輔が飛び込みシュート!   倒されるもシュートはゴール左下GKのファインセーブで阻まれ そのこぼれ球を今度は小椋が飛び込みシュート! 
が そのシュートはゴール前DFに当たり そのまたこぼれ球を最後清水がミドルシュート!!  も これは大きくバーをこえてしまった。

次から次へと5人が飛び込む波状攻撃。  素晴らしい猛攻を繰り広げたマリノスだったが それでも大宮のゴールは割る事が出来ず・・・><
攻めるも攻めるも割れないゴールに 痺れを切らしていたか 72分には 左サイド小椋からのパスを受けた俊輔が DFを交わし強烈ミドルシュート!!
しっかり枠をとらえていたシュートだったが またしても相手GKの好セーブに阻まれCKへ。   一発でこうしてチームにチャンスを引き寄せる俊輔。    しかしCKのチャンスには 競り合いのファールで笛・・・
チャンスが掴みきれない。

75分には天野のクロスに坂田が頭から飛び込んだが惜しくもゴール左へ・・・

交代でリズムに乗ったかのように思えたマリノスだったが 再三の決定機に決められない状態に 次第に大宮の勢いが増して行った。
後半40分にはエリア右からの相手のシュートがバーをたたく場面も。  選手を入れ入れ替えながら 大きな外人選手3人を使い猛攻を仕掛ける大宮。  マリノス選手は連戦と猛暑の疲労で終盤ミスも出始めた。    
そしてついに41分クリアボールが相手ドゥドゥに渡りそこから 元マリノスDF村上に 豪快なミドルシュートをきめられてしまった。 
この時間帯での失点・・・

マリノスが圧してきたにも関わらずここでの失点・・・
大きな溜息が洩れた。  時間がない・・・><
その直後 監督はすぐさま清水に代えアーリアを投入し 栗原を前線にあげ猛攻を仕掛けた。
このままタイムアップかと思われたロスタイム 右サイドで 俊輔らがプレスをかけ奪ったボールを俊輔がエリア右の山瀬へと送った  山瀬はエリア右で粘りDFを交わし鋭いゴール前へのパス!  それを入ったばかりのアーリアがダイレクトで押し込んだ。    ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!!  同点に〜〜〜〜〜!!!
その後も激しいプレスをかけ ゴールを狙いに行ったが ついにタイムアップ。  
1−1での引き分け またしてもマリノスは NACKで勝利をあげる事は出来なかった。    シュート数は8対17。  FK14:25.  終了後の選手達の疲れきった様子が 激闘を物語っていた。

優勢に試合を運んでいただけに 勝ちたかった。  だが アウェーで連戦  あの時間に失点も 何とか同点に追いつき勝ち点1だけでも積めた事をよしとするべきなのだろうか。    ゴールを決められないまま交代した小野だが まだまだ高校生 これに落ち込む事無く これからも貪欲にゴールを狙って欲しい。
次は何と中たったの2日で 名古屋戦を迎える。
選手達の疲労は相当なものだろうと伺える。   身体のケアを充分に行い 怪我人だけは出ないよう 願うばかりだ。    
   
posted by Hiro at 23:33| Comment(6) | TrackBack(0) | 俊輔マリノス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

終了1分前!マリノス劇的勝利でガンバ打倒!

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2010年7月24日 日産。 
マリノスはW杯中断後 初のホーム戦にガンバ大阪を迎えた。
再開初戦 アウェー広島で3−0という完敗をきしてしまったマリノスは その後メンバーを入れ替え この広島戦で最年少デビューを果たした高校生FW小野をトップにすえ みなとみらいで練習を積んできた。
38度近くはあるのではないかと思われる猛暑の練習場で何度も給水しながら練習に励む選手達。   いくらプロとはいえこの猛暑、日射病 熱中症など 体調管理にも充分なケアが必要だった。

試合当日 体感気温36度を優に超える状況にも拘らず  日産スタジアムにはホームでの再開初戦とあって沢山のサポーターが集った。  
強い日差しが照りつける中  外で並び入場を待つサポーター。    あまりの暑さに 倒れ担架で運ばれた女性もいた。
これは誰もが想定できた事、 夏休みで子供も多い、 こういう時は 入場時間を早める他 もう少し何か工夫もしてほしいものだが・・・
ようやくスタジアム内に入れ 日陰にホッ・・・
 
マリノスは前線の敗戦が響き現在5勝3分5敗で 9位。   一方ガンバは前節終了間際の劇的な勝利で4勝6分3敗の8位。   優勝争いに絡むためにも そしてマリノスは前節の敗戦ショックを払拭する為にも 今日は両チームにとって譲れない一戦となった。
ましてやホーム初戦だ、 何としても勝利でいいスタートを切りたい・・・!  その期待の大きさは猛暑にも拘らず集った4万近いサポーターの数にも表れていた。

スタメン発表。   木村監督は広島戦から何と4人メンバーを入れ替えてきた。   
練習どおり 注目の高校生FW小野が 渡邉と並びトップに。   W杯後の広島でようやく本来の復調を証明しフル出場を果たした俊輔は右に、左には兵藤が入った。
DFは右から天野 栗原 中澤 金井。   そして清水と小椋の2ボランチ。   前節先発した山瀬 波戸 アーリアはベンチスタート 田中は負傷で欠場となった。 

ついにデビューから2試合目で小野がスタメン起用になった事に加え この試合にはもう一つ 注目されるものがあった。   
それは長年サポなら言うまでもない  遠藤と俊輔の対決だった。    
代表では何年も一緒に戦ってきた親友 ガンバの遠藤と俊輔の対戦は 俊輔が海外へと移籍した2002年4月の対戦以来 何と8年ぶり。
遠藤の兄が元マリノス選手だった事もあり、二人は俊輔海外移籍中もずっとメールでやり取りをしていた仲。    代表で二人が揃えば気心知れたあうんの呼吸でパスが繋がった。   
そんな長い長い歴史が刻まれ 今度はまた 対戦相手としてスタートラインに並んだ二人。    
試合開始前 二人が笑顔で談笑する姿をカメラが捉えた。   感慨無量・・・

一方ガンバの西野監督 宇佐美などからも 「俊輔は常に俊輔、心境の動きは色々あったとは思うけど 皆の理想  目標とする選手 経験も豊富だし 個人的 には「さらに」という気持でやって欲しい。」   「俊輔さんはずっと見ていた人。 代表の中で一番尊敬していると言っていい。  本田君より凄いというか サッカーに全てを賭けている感じが凄い。 同じピッチでやれたら少しでも何かを吸収したい」 とのコメントが聞かれ 改めて俊輔の存在の大きさが感じられた。

ピッチでアップする選手達。   小野の表情は緊張の中も時折笑顔を見せていた。   練習中も俊輔から様々なアドバイスを貰っている小野、 紅白戦でも俊輔から小野へ好パスも出ていた。   初先発のプレッシャーを気にする事無く 思いっきり自分のプレーを見せて欲しい・・・。
スタジアムの気温は 夜のスタートにも拘らず30度。   この暑さが選手のプレーに影響しなければいいが・・・
キックオフ!

開始早々いいスタートを切ったのは 何とガンバだった。    まだたったの40秒 中央兵藤が倒され奪われ 左サイドからイグノに上がられクロス それにエリア右から橋本がシュート! 弾いた所を更にシュート!!    それには GK飯倉が見事な反応を見せ失点を免れた。
更にその直後 左サイド兵藤からのパスを欲しがった俊輔だったが パスは来ず 兵藤が小椋へと下げた瞬間 相手に奪われまたイグノに突破されるという場面も。。。
3分にも自陣 DFのクリアミスで相手に奪われ あわや という所で俊輔が空かさず奪い返し事なきを得た。    
次々と冷や冷やする場面が続くマリノス・・・。      中盤でパスもカットされ繋がらず こぼれ球への反応もガンバの方が素早い。   
何とたったの6分でガンバのシュートを5本も浴びるというドタバタ開始ぶり。   どうした・・・><  連携も悪い。  次々猛攻を仕掛けるガンバ。  

そんな中 ようやくマリノスがチャンスを作ったのは開始から11分だった。
左サイド金井から 同じく左でDFを背負った渡邉へとパスが出た瞬間だった。   渡邉から左兵藤へとパスが戻ると察知した俊輔は 一気に前線へと走り出した。
相手DFはその動きに一瞬出遅れ フリーで飛び出した俊輔は エリア左から強烈シュート」!!!   惜しくもGKが触りゴールは奪えなかったが右CKのチャンスを得た。
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これぞ俊輔という飛び出しだった。    あの時点で飛び出す俊輔の判断の素早さ そしてそれに反応しパスを出した兵藤の見事な連携だった。
その一瞬のプレーに会場は一気に盛り上がった。         
その1分後 今度は 右サイドで天野が懸命の競り合いで奪ったボールから 小野が突破 相手DF4人引き連れながらも細かいドリブルで交わしシュート!!  惜しくもゴール右上に外れたものの  若き新人FWに会場から唸り声が上がった。
次第に流れはマリノスに・・・。

14分には 左サイド清水からパスを受けると一瞬顔をあげミドルシュート! 惜しくもゴール上へと外れたが ジャブラニの特性を活かし積極的にシュートを狙った。
17分 右スローインから相手のクリアを小椋が前線へ入れた、 そのクリアが上へと上がった瞬間 小野はオフサイドなしで飛び出し ゴール右で相手DF前に身体をいれ奪いシュート!! 惜しくもゴール右ネットに突き刺さりゴールとはならなかったが その見事な飛び出しに 会場がくぎ付けになった。
相次ぐ 積極的な動きに 会場サポからは 「こいつ たたもんじゃねえ〜」 と驚きの声も。
代表選手でもファールでしか止められないほどの突破を見せる小野。         
24分には中央でパスを受けた俊輔から一気に前線へと飛び出した小野へ浮き球パス。 惜しくも直前でGKに阻まれたが たった1本のパスでゴールに繋がる 俊輔〜小野ホットラインも何度かいい場面を見せていた。

動き出せば 俊輔から必ずパスが出る。  その動き出しはこれまでのチームメイト以上のものがあった。     
俊輔が持てば必ず小野を見る。  小野も常に俊輔を意識している。    
両者共に譲らずの展開が続いた。   だが全体の連携ではガンバが上だった。   マリノスは中々前線にパスが繋がらない・・・ 渡邉にも殆どボールが収まらず奪われる場面が目立つ。     中盤で奪われては必死で守るマリノス・・・><
低い位置でパスを繋ぎ 中々仕掛けられない場面が続くとゴール裏からは容赦ないブーイングもあがった。
しかし 見事な連携でパスは繋ぐも ゴールだけは一向に割れていないガンバ。 

40分 中々繋げないチームに 俊輔は中央で小椋からのパス受けると自らDFを交わしながら強烈ミドル!  相手DFに当たり右CKを得た。  
更には前半終了間際 左ハーフウェーライン付近 渡邉の落としたボールを受けると小野が相手DFを背負いキープ、相手GKの位置を見ると一気にロングループシュートを撃ってきた。
会場から大きな歓声と拍手。   これで初スタメン・・・? 将来の大物ぶりが見て取れた。
結局前半0−0    シュート数10:10  猛暑の中何度も給水しながら走る選手達、ガンバの連携に圧されながらも ほぼ互角の戦いで折り返した。   
20100727b.bmp必死の給水
後半ガンバは平井に代え二川を入れてきた。 マリノスはメンバー交代なし。   
ハーフタイムには必ずといっていい程 全て着替えてくる俊輔、後半は黄色のスパイクで登場。
すると開始直後 中央 兵藤からのパスを受けた渡邉がシュート!! しかしそのシュートは ゴールを大きく外れてしまった。
打ち上げていなければ こぼれ球からチャンスが作れたかもしれない・・・>< 気合が入り過ぎたのか・・・
後半いいスタートを切ったかのように見えたマリノスだったが 50分カウンターから縦パスを繋がれ最後遠藤のシュート!!
飯倉が好セーブで無事凌いだものの 決定的チャンスを与えてしまった。

52分左サイド 中澤の突破から左CKを得た。   蹴るのは勿論俊輔、 ファーの小野あを通すが飛び込むも 相手DFと小野が頭部を接触。   小野は頭に手をやりながらもプレー続行。
相手が僅かのところで小野の前に入りクリアした事から 今度は右CKを得た。    俊輔がショートコーナーに行こうとした瞬間 笛。    小野が頭部からの出血で 一旦ピッチ外で治療を受けている間だった。    俊輔の右CKから 相手GKがパンチング も 中澤が中央で引き倒されたと審判の笛  PKが与えられた。    
やった〜!!! ガンバ中澤にイエローが出され マリノスはPKを獲得した。
一気に 盛り上がるマリノスサポーター。  誰もが先制を信じていた。
蹴るのは 渡邉。    じっとGKを見つめる渡邉。    しかし何と そのシュートはゴール右へ・・・><
ゴール裏からはどっと大きな溜息がこぼれた。 これ以上ない決定的チャンスまでも逃してしまったマリノス・・・

中々ゴールが割れなかっただけに これは流石に痛かった。   選手の士気が下がらなければいいが・・・。   
頭に包帯を巻いて小野が戻った。   
57分には中央低めの俊輔から一気に左サイドをかけ上がる金井へと絶妙なロングパスでチャンスを作った。 が 金井のクロスを兵藤がゴール二アで受けきれずラインを割りゴールならず。。。     チャンスは作れど中々シュートまで持っていけないマリノス。

ついに監督が動いた。   61分 兵藤に代えて山瀬を投入。 
すると次第にマリノスの攻撃が活性化。  62分 小椋からのパスを右サイドで受けた俊輔は 中央へと切り込むと それに反応した金井にふわりとパス 金井シュート!!
は惜しくも ゴール左したギリギリ相手GKに阻まれるも 左CKを得た。      たった1本のパスから 一気にこうしてチャンスへと繋がる俊輔のパス。   流れを読む力 展開力は やはり右に出るのはいない・・・。

そして64分右サイド天野からのパスを千真が落としたボールを受けた俊輔から エリア内 小野へとDFの間を通す絶妙な しかもやさしいスルーパス!! 
小野が受けシュートへと以降とした瞬間 相手DFに倒され笛ならず そのこぼれ球に更に 右から山瀬が飛び込みシュート!!  しかし惜しくも角度があった事もありシュートは右サイドネットへ・・・ 
俊輔のパスから 次々と大きな 決定的チャンスが生まれた。    それでも最後のゴールだけが中々決まらないマリノス。  

64分だった。   自陣エリア左 中澤が競り合い平井と接触 どちらとも取れたが何と中澤にイエロー 相手にFKを与えた。   
かなり微妙な位置・・・ 蹴るのは勿論 遠藤・・・    遠藤のFKは何と バー直撃。    一瞬ゴール裏が固まった。
しかしゴールも割れないが 何とか 失点も免れていたマリノス。   

71分だった。   相手のスローインからのハイボールを中澤が頭で前線へと入れた。  それを前線で受けた小野がキープ 見事なトラップで前を向くと 相手DFをものともせず交わし左足でシュート!!   何とそれが右ポストを直撃した。    更には73分 中央小椋からのパスを受けると見せかけスルー  左に上がった金井からのクロスをゴール前で待つと 相手DF二人に挟まれながらも胸トラップ、 惜しくも繋がらなかったが  次々と繰り出される 小野の好プレーに 会場からは大きなどよめきと歓声が起こっていた。     
初先発高校生相手に DFが3人4人がかりで必死の対応を見せるガンバ。    
そこで76分マリノスは 渡邉に代え 坂田を投入した。   やや悔しそうな表情の渡邉。  坂田は前線から素早いプレスでボールを追い回した。82分立て続けにガンバにシュートを撃たれるも失点をン免れたマリノスは 直後 一気にGK飯倉から 前線の小野へとロングパスが通った。
見事なトラップでキープするとエリア右からループ気味のシュート!   しかし惜しくもこれもゴール左へ・・・ 惜しい!!
結局 両者共に譲らず ついにロスタイムに突入した。   ロスタイムは4分。

最後の力を振り絞っての猛攻も ゴールには至らず このまま 0−0の引き分けで終わるのかと思われた93分だった。  
右サイドでドリブルする安田を 坂田が追った。    ハーフウェー付近 坂田がボールを奪うと俊輔へ 俊輔はそのまま前線へとドリブルで上がると打つと見せかけ ノールックでエリア右の小野へとパスを送った。     小野はDF二人を自分に引き付けると 右から上がった天野へと絶妙なパス、 天野がそれを受け豪快なシュート!!!
それがGKの手を弾きゴール左へと突き刺さった!!    ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル!!!!!
20100727a.bmp決めた天野を祝福する小野と千真
日産スタジアムが大爆発した。  揺れるスタジアム。    奪った坂田〜そして俊輔の見事な展開 そして小野のタメから天野のシュートへ!  何とも見事な連携からの決勝弾だった。
猛暑の中 死に物狂いで走った選手達、 最後の最後にまさかこんなドラマが待っていたとは・・・!!
天野はゴールを決めると右手を突き上げゴール裏へと走った。   そしてアシストした小野と抱き合うと俊輔らも次々と祝福。
更に 俊輔は左サイドで受けると一気に 走り出した山瀬へとパスを出し キープ。     もう時間はない。  そしてついに松田に代わり 俊輔はピッチを降りた。
選手交替の際 松田から ポンポンと何度も頭をたたかれ祝福された俊輔、  その瞬間 昔のマリノスが頭に浮かんだ。
試合終了〜。   

前半はガンバに圧される苦しい展開だったが後半は 俊輔を中心に マリノスがいい攻撃を見せていた。   ボールP56:44  シュート数18:18 と どちらに転んでもおかしくない試合だった。     だがPK失敗に屈することなく 最後までゴールを狙い続けた執念が ついに実を結んだ。
何よりも 選手達の笑顔が光っていた。   本当に嬉しそうな選手達。   暑い中 90分懸命に走った選手達の努力が一気に報われた気がした。
「死にそうだった」 という天野のコメント、 小さな身体に 溢れんばかりの笑顔が印象的だった。 

初先発にも堂々としたプレーを見せ 決勝点までアシストした小野  そして90分間何度も何度もチャンスを作り続け決勝ゴールの起点になり 自らも積極的にゴールを狙った俊輔、 苦しかったW杯から1ヶ月  俊輔らしいプレーが随所に見られるようになった事が何よりも嬉しかった。 
そしてガンバの猛攻を再三防いだDF陣の粘りにも大きな拍手を贈りたい。  
次は中3日で アウェー大宮戦 そした更に中3日で名古屋戦 と 猛暑の中 厳しい3連戦が待っている。
消耗が激しい時期だけに 選手達には充分なケアを心がけ 怪我や体調を崩す事のないよう 無事乗り切って欲しい。 
勝利おめでとう〜!!  そして感動を有難う!!      
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2010年07月21日

本日の俊輔第3弾〜栄誉賞授賞式

20100721c.bmp
7月21日(水) 猛暑? いや37度近くある酷暑?の関東。
この猛暑の中も 選手達は40度を超えていると思われるみなとみらいのピッチで 今日も激しい練習に励んだ。
先ずはストレッチ そして坂道を使ってのランニング 鳥籠・・・そして少人数での攻撃練習。    その後はずっと紅白戦。   
選手達は既に真っ黒だが 益々黒光りするほど日焼けし 何度も給水しながらゲームを行なった。 
   
田中が怪我したらしく? 小椋 右に天野 兵藤も入り トップには何と小野。      必死にゴールを狙うも ビブスなし組(主力組?)は中々ゴールまでたどり着けない・・・
やや不安も残ったが この暑さ ガンバ戦ではきっといい試合を見せてくれることだろう。
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その後 午後から俊輔はボンバーと共に 横浜市庁舎にて 横浜市 スポーツ栄誉賞の表彰式へ参加。   
市庁舎1階の市民広場に設営されたその会場には 二人を賞賛すえる大きな横断幕が飾られ 1階は勿論2階にまで ひとめ二人を見ようと 本当に大勢の人が集った。
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先ず林市長 そしてス山口体育協会会長がコメントを述べると 早速二人が2階から登場。    真っ黒に日焼けした顔に 真っ白いポロシャツ姿で姿を現した俊輔とボンバー、 すると一気に会場から大きな拍手と歓声が起こった。
早速 林市長から表彰状 そして山口会長から記念の盾が贈られると、続いてボンバーには 横浜レディースサッカーチーム?の子供達から そして俊輔には 何と 深園サッカークラブの子供達(後輩)から花束が贈られた。
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それぞれお礼のコメントを述べると子供達には一人一人 二人のサイン色紙がプレゼントされ記念撮影。    子供達は本当に嬉しそうだった。
俊輔は確か 「一人でここまで来れたのではない。 皆の力があったからこそ・・・   これからも夢を与えられるようなプレーをしていきたいと思うので サッカー 応援宜しくお願いします・・・」というようなコメントだったような・・・。

市庁舎で 市長さんを前にしてとあって やや緊張気味?の俊輔だったが 時折山口氏から話しかけられると笑顔で答えていた。  
表彰式の時間が近づくと共に いったいどこからこれだけ集ったのかと思うほど 大勢の人が集ってきた。  市役所の人もその間は仕事を投げ出して・・・?笑
20100721r.bmp横断幕
20100721q.bmp盾アップ
その後ボンバーは 神奈川県の表彰式にも 岡田監督 稲本らと共に3人で参加した模様。
俊輔 憲剛 川島 森本も 受賞したが 式には参加しなかった。

日本をW杯へと導いたのは紛れもない中村俊輔。  俊輔がいなければ南アフリカの地に立つことすら出来なかった。   俊輔人気は今でも全く変わっていない。  
以上 本日の俊輔を皆さんに。
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2010年07月19日

復活俊輔必死の奮闘も広島に3−0・・・

2010年7月18日。 
南アフリカW杯中断期間がようやく明け 久々のJリーグ再開 第13節。
マリノスは初っ端からアウェーで広島と対戦した。

強い日差しが照りつける中 真っ黒になりながら毎日練習に励んできた選手達。    この再開に 何とかいいスタートを切りたいと 猛暑の連休 広島へ向かった。
そこには学生服姿の高校生 マリノスユースの小野祐司も含まれていた。
彼はまだ17歳、ユースからトップチームに昇格したばかりで 試合4日前の14日に トップの練習に合流したばかりだった。
169センチ 60Kと 決して恵まれた体格ではないが ゴールへ向かう意識の強さはピカイチとされていた。

一方W杯での悔しい思いを胸奥底に封印し これからはマリノスの為にがんばると決意を新たにした俊輔は 10日練習後に行われた測定で判明した筋力低下等のコンディションを少しでも上げるため 練習以外にも毎日独自のメニューをこなしながら この試合に間に合わせてきた。

試合前の紅白戦でも鋭いスルーパスを出すなど復調ぶりを見せていた俊輔に加え、W杯でフル出場した中澤選手も 予定より早めに練習に合流 時差ボケと疲労を 猛暑のみなとみらいで必死に走り フィジカルメニューも一緒にこなしながら調整してきた。        
怪我をかかえていた栗原 波戸も無事合流。   続々と選手が復帰しチームも活気を見せていた。

広島ビッグアーチは19時キックオフとはいえ気温はまだ28度 湿度72パーセントと ただでさえ汗がにじむ夏本番といった状況。
それでもビッグアアーチには多くのサポーターが集まった。
広島は前節 セレッソに5−0の大敗をきした事もあり この試合に対する意気込みも強かった。

スタメンには波戸 中澤 栗原 田中に 兵藤と小椋のボランチ 右に俊輔左に山瀬 前線には渡邉とアーリアが入った。    ベンチには開幕直前怪我で離脱していた松田も そして高校生小野も入った。  
2002年までマリノスでずっと一緒に戦ってきた松田と俊輔だったが 俊輔がJに復帰も 松田の怪我でまだ一度も同じピッチに立てていない二人。8年ぶりに今日 それが実現するのだろうか・・・。    

心配される俊輔のコンディションは大丈夫か・・・   メンバーが揃って間もない事から 連携は大丈夫だろうか・・・  確かにマリノスはさまざまな不安も抱えていた。    

キックオフ!
開始早々ペースを握ったのは広島だった。   あまりいい入り方とは言えないマリノス。   サイドをうまく使いながら攻め上がりシュートまで持ち込む広島。
しっかり守りながらも 1本のロングパスで一気に山崎 佐藤らが飛び出しそこからチャンスを作ってくる。    

そんな中10分 中央低めで受けた俊輔から一気に左サイドへ飛び出した山瀬へピンポイントでパスが通った。     山瀬は味方を確認するがまだ上がっておらず仕方なくそれをキープしながら自らエリア左へと侵入、だがDFに阻まれラインを割ってしまった。
いかにも俊輔らしい精度ある見事なロングパスだった。   山瀬もいいキープを見せていたが 味方の上りが遅かった・・・><

13分にも左サイド素早いリスタート 山瀬とのパス交換から前線へクロス!  惜しくも直前でクリアされたが好パスを送り込み
16分にも中央 相手のプレスを見事に交わし渡邉へとDFの合間を切り裂く見事なパス。。。   次々と俊輔から前線へとチャンスボールが送り込まれた。   
しかし相手の守備も素早く その好パスから中々 シュートにまで持って行けない・・・  歯がゆい場面が目立つ・・・。 

20分右サイドでパスを受けると 一気に囲む3人の相手DFのプレスを受ける寸前 前線へ走り出した山瀬へと 鋭いスルーパスを送った。
僅か飛び出しが遅れ ボールはぎりぎりの所で相手GKに阻まれシュートは打てなかったが 俊輔から決定的なパスが次々送られていた。   山瀬とのコンビもいい あとは僅かの所なのだが・・・。 

しかし21分 中央で渡邉が奪われ山崎がエリア内侵入 そのパスに森崎がエリア中央からシュート!  中澤が見事身体で阻止し何とか失点だけは免れたものの マリノスは何度か決定的場面も与えていた。
しっかり守りながら 奪っては一気に素早いカウンターで前線が飛び出し あっという間に自陣まで攻め込んでくる広島。   俊輔が守備に追われる時間も決して少なくはなかった。

コンディションが心配されていた俊輔だが キレもかなり戻ってきている。  後ろから来た相手に奪われるという場面等 もうちょっとという所も1〜2度あったが 何よりも 1本のパスで決定的場面を作り出すその頭脳と精度は やはりマリノスにはなくてはならない重要な存在である事を示していた。

23分 相手のバックパスを読んだ渡邉がエリア左でボールを奪った。  空かさず俊輔がエリア中央に飛び込み そのパスをルーレットで受けながらゴールへとせまろうとした瞬間 ストヤノフに後ろから押し倒された。
PKだ!!!  しかし 何という事か 審判の笛は全く鳴らず 怒!
こぼれ球が味方に繋がった事もあり 流され 最後は田中のシュート! 
それもバーの上へと反れ ゴールを奪う事が出来なかった。  悔しい〜〜〜!!!

チャンスは作れど中々最後まで持って行けないマリノス・・・><
しかしこのワンプレーで 俊輔の動きに キレがかなり戻ってきていると実感した。     このルーレット。  こういうプレーは今までも俊輔の調子が上がっている時に何気なく出るプレーで、身体が自然と動く。
これまでずっと心配が続いていただけに 復調ぶりは何よりも嬉しかった。
    
しかし37分ついに均衡が破られた。
自陣 左サイドからのクロスクリアが上に上りそのこぼれ球の競り合いから相手が落としたボールを中島に決められてしまった。
更にその直後38分今度は 中央 相手のロングクロスのクリアが相手に渡り右サイドミキッチに、DF二人かわされクロス そのクリアも相手に渡り繋がれ 最後佐藤のシュート がゴール左上に突き刺さってしまった。  なんとあっという間に2点目・・・><

これには凹んだ。  1点ならまだしも たったの2〜3分での追加点。
クリアが全て 相手のチャンスになってしまっている。   どうした・・・><
前線でパスを奪われる場面も多い。   動きも後出になっている・・・
2−0で折り返したマリノスは 後半頭 アーリアに代わり松田が投入された。    ついに! ついに8年ぶりに 俊輔と松田が同じピッチに立った!!!   
しかしアウェーで2点のビハインド。  感動に浸っている余裕などなかった。  松田は小椋とのボランチ。  

後半マリノスは追いつこうと積極的な攻撃に出た。   
開始早々 俊輔から兵頭へ、しかし兵藤のセンタリングは相手へ・・・
今度は俊輔から 渡邉へ しかしこれもキープ出来ず相手へ・・・
前線へのくさびも入れるが 中々そこから先が繋がらない。
すると56分だった。    右サイドでのスローインを受けた俊輔、囲まれる寸前 思いっきり左足を振りぬいた。     
強烈ミドルシュート!

中々シュートまで持って行けない事にやや歯がゆさも感じていたのだろう。
しかし直接狙ったシュートは ゴール右 しっかりと枠をとらえていた。
その威力に GK西川がキャッチ するもこぼし ラインを割り右CKのチャンスに繋がった。       一瞬の隙を突くこのプレーにも会場から唸り声があがっていた。

だがその直後58分左サイド。 味方がドリブルで上がるも奪われカウンターを喰らった、 縦パスを繋がれエリア右から 左へとふられ森崎に屈辱の3点目奪われてしまった。   完全に崩されていた。   

しかしそれでも俊輔は淡々と狙っていた。   59分中央低めでパス受けた俊輔は 前線で1歩動き呼び込んだ渡辺へとループ気味のピンポイントパス!  渡辺がダイレクトで打つが 何と無情にもゴール左へ・・・
惜しい〜!!  しかしこれぞ 俊輔 という見事なパスだった!!
俊輔と渡邉のコンビから生まれた決定的チャンス。   決めてほしかった・・・。

そして60分 兵藤に代わって ついに小野が投入された。  高校3年の17歳最年少。  トップ昇格したばかり ユニのナンバーは40番。
小野 頼むぞ〜!!  
3失点に 自分の顔をパンパンとたたき 気合いを入れなおす俊輔。  

小野は前線で懸命に追い回していた。    
67分中央でパス受けた小野は 素早いドリブルで相手DF置き去りにし渡辺へ! エリア右 渡辺受けるも僅か届かず ラインを割ってしまった。 
が・・・ そのワンプレーで 彼の技術の高さと 大先輩相手に物おじ一つしないゴールへ向かう強気の姿勢に 観客は釘づけになっていた。

何度もゴールへとドリブル突破を仕掛ける小野・・・ しかし Jリーグの壁は厚い、結局 奮闘も最後まで広島ゴールをこじ開ける事は出来なかった。
3−0の完敗。   攻守に亘り全体的にミスもボールを奪われる場面も多かった。    動きも広島に比べやや遅く 後出になる事で 守備に走らされ 選手の疲労も大きかった。

中断後の開幕戦、 何とか勝利でのいいスタートを切りたかったマリノスだったが 3−0という厳しい結果をつきつけられてしまった。
だが 悪い事ばかりではなかった。     トップ状態を知る者としては本当の俊輔はもっともっとレベルの高いプレーができる選手である事は重々承知だが それでも心配されていた俊輔の切れがかなり戻ってきている事  そして何といっても90分フル出場で最後まで チャンスを作り続けた事、   そしてもう一人 17歳の小野が 水沼を上回る最年少初出場を果たし 大先輩以上の見事なプレーで 懸命にチームの為に走り回った事は これからのチームにとって 大きな武器になると 期待でいっぱいになった。

3−0での敗戦スタートはどうみても悔しいが この敗戦をきっかけに チームが危機感を持ち 練習中からワンプレーワンプレーをもっと大事にし、 次のホームでは絶対に勝ち点3を積めるよう 選手同士の連携力と理解を一層高めてくれるよう 願うばかりだ。   
相手だけではない・・・味方同士のプレーをもっと知る事。   パス一つにしても 右で受けたいのか左で受けたいのか・・・ こういう時はどこへ出してほしいのか・・・ そんな小さな一つ一つの積み重ね・・  これが実は今チームに一番必要な事のような気がするのは自分だけだろうか・・・?
頑張れマリノス!!  頑張れ俊輔〜!!! 
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2010年07月08日

俊輔マリノス練習合流第2弾

2010年7月8日。  南アフリカW杯帰還後 約1週間の休養を終え 昨日久々にみなとみらいのピッチに立った俊輔は 練習2日目の今日も 変らず元気な姿を見せた。   今日も昨日と全く同じ格好。   しかし ただ一つだけ 違ったところがあった。。。
それは・・・ 
上のサーフインナー には左前下に 一人一人選手の背番号が書いてあるのだが 何と 俊輔のインナーには 「25」ではなく 「19」という数字が!

確か19番は 斉藤学 のはずだが・・・。 
どうやら 俊輔が間違えたか?  それともわざとか?? 笑
斉藤選手と そのユニの事で なにやら喋っていたが きっと 
「俊さん これ オレっちのじゃないすか〜」「え? 間違えた!ま いっしょ!?」 
こんな言葉が交わされていたのか・・・その逆か??

夏の強い日差しが突き刺す練習場、 先ずはフィジカルトレーニングから開始。 
今日は 坂道コースを使ってのダッシュなどをこなしていたが かなり暑い事もあり 選手達はあっという間に汗びっしょり。      中澤選手もこれには一緒になって走っていたが 本当にタフだ・・・ 

俊輔は一番デカイブルーの給水ボトルをゴクゴク。  時折簡易冷蔵庫? のフタをあけ ひしゃくで 水を飲んだり後頭部にかけていた。
続いては今日も恒例の鳥籠。 ミスった選手がビブスを持って鬼になり中へ入るのだが 俊輔と斉藤が 鬼のなすりあい?  結局 俊輔がビブスを持たされるという場面があった。 笑
二人は本当に よくふざけているが(いや 俊輔が斉藤をいじっている というのが正しいか?) 俊輔の笑顔には 本当にホッとさせられる。

そして攻撃練習。
楔を打ちながらのサイド攻撃→楔を受けた後も縦に走りクロスを上げる・・・
あまり書くとまずいのでこの辺で。。。
そして9対9のミニゲーム。
出来るだけパスを多く回してフィニッシュまで持ち込む。  只 その直前にやっていたようなサイド攻撃は出来ていなかった。

最後はシュート練習。  俊輔は狩野 兵藤 坂田 裕介 清水らと同じゴールでやっていた。   ジャブラニに変ってからという事かは判らないが シュートが前よりも 枠に行かない場面が多くなったような気がした。   自分でもこのボールは使っているが いまいちまだ掴みきれない・・・  世界から不評のようだが 選手でもこのボールを使いこなすのは かなりの慣れが必要か・・・。
練習が終わると 俊輔は今日も ファンサービスに応じていた。  今日も最後に一声賭けてきたが突っ込みが出るほど俊さんは元気。  決して忘れられるものではないが 練習では もうしっかり切り替えているように見えた。   

10日。 フィジカルメニュー&ミニゲームメニューを全てこなした俊輔は 今日はファンサには応じず 練習後 直ちにクラブハウス内1階で一人 様々な測定を行なっていた。  
久々の測定で その後 昔よりやや落ちている部分がある事が判明した模様で 今後体力維持の特別メニューを加えていく事になったようだ。 
ピッチで輝くために!  復活に向けての俊輔の新たな取り組みがスタートした。
posted by Hiro at 21:52| Comment(26) | TrackBack(0) | 俊輔マリノス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月07日

俊輔マリノス練習合流第1弾

2010年7月7日 七夕。
南アフリカW杯帰還から一週間 短い短い休養を終えた俊輔は ついにマリノスの練習に合流した。
苦しく辛い1ヶ月を振り返り これからはマリノスに専念するとコメントした俊輔、蒸し暑い曇り空の中 久々に みなとみらいのピッチに姿を現した。 

これほどまでに落ち込んだ事はないであろうというほど この辛い1ヶ月を過ごした俊輔だ、やつれきった表情なのだろうか・・・ 笑顔はみられるのか・・・と 様々な心配を胸に抱いていた。 
10時。  選手達が次々ピッチに姿を現した。   

俊輔もチームメイトと一緒にピッチに姿を現した。   蒸し暑い事もあり 俊輔は袖なしのトリコロール サーフシャツ風インナー? にパンツ姿。   黒に黄色のラインのシューズで登場。    栗原選手らと時折話しながら いつもとさほど変わらぬ表情。

先ずは選手達が集まり なにやら誰かが話していた後 拍手が。(W杯お疲れ様のコメントか?)  そして 早速黄色のラバーバンドを使ったりしながらの全員円になってのストレッチから。  (俊輔は ちょっとした合間にもボールを指回ししたりと何かしらしている。 俊さん・・コーチの話・・・ちゃんと聞いてる??笑) 

そして 広いピッチを緩急つけながらランニング。    休み明けという事もあり 選手達はやや身体が重そうな感じも受けた。   俊輔は途中 黄色のスパイクに履き変え 午前練習はその後もボールを使わず、 選手達はずっと マークを使っての様々な種類のフィジカルメニューを みな汗だくになりながら 必死でこなしていた。     

10日から合流すると言われていた中澤選手もこの日 しっかりピッチに姿を表したが 途中から 別メニューで かなり長い間 ピッチを走っていた。
選手達はみな既に 真っ黒に日焼け。  何度も給水しながら メニューをこなしていた。

あまりの暑さに 張り付くパンツをブルマー?のようにたくし上げ(笑)ながら 午前中は殆どボールを使わないまま終了。    俊輔はその後 かなり長い間コーチ?とピッチで話していた。     最後 訪れたファンから 「俊輔選手お願いしま〜す!」と声がかかると 全員のサインに気軽に応じていた。    遠征の疲れか 僅かばかり腕が細くなったような・・・?

今日は2部練習。 午後の練習は 吹き付けるような雨が降り出し そんな中 選手達は汗と雨でぐしょぐしょになりながら攻撃練習。   恒例の 鳥籠のあとは 4:4になり シュートまで。 
これには 選手達も 大声を出しながら とても楽しそうにやっていた。   
雨で滑る事もあり 今日の俊輔のシュート は ゴール上 左ポスト直撃 右ポスト直撃 と惜しいものが多かったが 最後にはしっかりゴールを決めていた。
対抗戦になっているようで 負けたチームには 腕立てや 走りの 罰ゲームが待っている。笑

本当は辛い気持を抑えながらやっているのだろうが 練習中 ボールを追いかけている姿は いつもと同じ。    きっとボールを追いかけている時だけは 嫌な事を忘れられるのだろう。 
練習後 声を賭けると いつもの笑顔を見せてくれた。 
一日一日 少しずつ サッカーが 俊さんの心を癒していってくれる事を祈るばかりだ。  
posted by Hiro at 22:36| Comment(7) | TrackBack(0) | 俊輔マリノス情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

プレトリアに散る!南アW杯日本代表決勝T

2010年6月29日。 南アフリカW杯決勝トーナメント1回戦。
グループリーグをオランダに次ぐ2位で突破した日本は FIFAランク31位の南米パラグアイと対戦した。   

パラグアイは4大会連続8度目の出場、 南米予選ではホームでブラジル アルゼンチンをも押さえ 18試合 ブラジルに次ぐ失点の少なさで勝ち抜き チリと勝ち点一緒の第3位、 Gリーグでは イタリア スロバキア ニュージーランドのいるF組を1位で突破してきた。   
しかしこれまで3度の決勝T進出にも いづれも破れ16強で終わっている事もあり 今回の8強入りに賭けるパラグアイの気合は相当なものがあった。    選手達には生活がかかっている。   勝利一つで今後の生活が大きく変わる事もあり みな貪欲だった。  

一方日本の決勝トーナメント進出16強は2002年ホームでの日韓大会以来2度目。     つい2日前 同じく決勝Tに進出したお隣 韓国がウルグアイと対戦し惜しくも敗退したばかりとあり この一戦は韓国からも大きな注目を浴びていた。

初のアウェーでの決勝T進出にチームのムードも最高潮 選手達は活気に溢れていた。    日本とパラグアイとのこれまでの戦跡は6戦で1勝3分2敗。
パラグアイも日本同様、 安定した守備 堅守で有名なチーム。  チラベルトという世界に名を誇るGKを輩出した事でも判るように GKのレベルも高く 守備の強さには定評がある。
更にパラグアイにはもう一つ 何としても突破したい事情もあった。 
予選で6得点を挙げたFWカバニャスが 何と1月にメキシコで銃撃され 一命は取り留めたものの まだ頭部に銃弾が残されたまま入院中、 彼の為にも何としても勝利を贈ろうと チームは一丸となっていた。  
試合2日前 ベースキャンプ地ジョージを離れた日本代表は早速 決勝の地 プレトリアに移動した。 
堅守同士の対戦に監督は 延長PK戦をも想定した練習も実施。  高地対策の低酸素ボンベによる順応にも抜かりはなかった。

初のアウェー決勝トーナメント進出に一気に盛り上がる日本、夜中の試合にも関わらず この世紀の一戦に日本中が注目していた。    初戦カメルーン戦前には 盛り上がりにも欠け 突破どころか どうせ3戦全敗だろう という声も多かった岡田JAPAN。   4強を目指す という監督の言葉に 影で笑ったメディアも多かったはず。     
予想を覆す快進撃に一気に上がる視聴率。  1勝するという事がこんなにも国全体に大きな影響を及ぼす事に 改めてサッカーの凄さも感じた。   本来 1次リーグの日本戦選択権はテレビ朝日、日本テレビに次いでフジが3番くじを引いていたが、日本の決勝T進出を予想もしていなかったフジは 決勝T1回戦を回避し、より多くの有名選手が出場する G組のブラジル−ポルトガル戦の放送権を選択した。
当初 TBSは 仕方なくこの決勝Tの放映権を選んだはずだった。。。
しかし・・・   

会場のロフタス・バースフェルド競技場は 標高1200メートル。
観客席はブルー。  スタジアムには大きな日の丸が そして監督の横断旗も掲げられた。 スタメンはカメルーン デンマークと同じイレブン。  
入場を待つ選手達の表情は やや緊張した中にも この舞台に立つ事が出来るという自信に満ち溢れているようにも見えた。
スタジアムに響きわたる 君が代。   今日も選手達 そしてベンチ スタッフ監督 全員が肩を組み 一致団結してその国家を口ずさんだ。

接戦が予想される中 共に セットプレー そして中盤でのボールの征しあいが試合を決めるといってもいい、 同じ堅守が持ち味の両チームだけに その監督の采配にも大いに注目が集っていた。
キックオフ!  

開始早々 18秒だった。  中央高い位置で大久保が相手のパスミスを奪うと一気にミドルシュート!   惜しくもゴール左に外れたものの 挨拶代わりには充分な一発だった。
2分には右サイド上がった駒野の積極的なシュート!  と日本は初のアウェー決勝トーナメントにも関わらず 開始早々 物怖じしない強気のプレーを見せていた。
  
しかしパラグアイにも次第にパスが回り始め 6分右サンタクルスからのクロスで チャンスを作られた。  一瞬の気も抜けない状態が続いた。    開始15分でのBポゼッションは60:40(P:J)。
19分だった。  左サイドのスローインから 相手にパスが渡り繋がれた。   エリア左 一瞬の穴を突かれ出されたリベロスのパスに 19番バリオスはターンでDFを交わしGKと1対1に。    完璧1点もの というその決定的場面で 川島が足での見事なファインセーブ! 
ギリギリ・・・ 日本は失点を免れた。
バリオスはアルゼンチン人で 4月に母親のいるパラグアイの国籍を取得したばかりだった。
日本中が息を飲んだ一瞬・・・   

しかしその直後だった、中央こぼれ球に空かさず詰めた松井が ミドルシュート!  何と それがバーに当たるという場面があった。
惜しい!!!   CKとはならなかったが双方全く譲らずの展開。。。  この頃 日本のTVはジリジリと驚異的な視聴率を刻み始めていた。

28分にもCKからあわや!と言う場面を作られた。  こぼれ球に反応したサンタクルスのシュートがゴール右へ外れ 日本は救われた。
35分には 中央やや左高い位置 本田が倒されFKを得た。
日本のFKを相当怖れていたのだろう 相手監督は審判の笛と共に 大きく手を広げ反応。     ボールの前には遠藤 しかし惜しくも味方には会わずクリア CKを得たものの そのショートコーナーは クリアされ そこから相手のカウンターをくらった。
39分には長谷部のパスに右サイド松井が突破 中央本田が そのパスを受け強烈シュートを放ったが 何とゴール左へ・・・。
思わず吠える本田。  決定的場面だった。

41分中央やや左 先ほどFKを得たのとほぼ同位置。 本田へのファールでFKを得たが遠藤のFKはクリア。  結局 日本はBポゼッションでは61:39と下回るものの 数字ほどの大きな差を感じさせない展開で前半0−0で折り返した。

メンバー交代はなし。
しかし後半立ち上がり 日本は自分達のチャンスに繋がる場面にも拘らず  何度か相手に簡単にボールを奪われ 決定的チャンスを与えるという場面が何度か見られた。     どうしたのか・・・
プレスもない 何でもないような所で ちょっとしたタイミングのズレから相手にボールを渡す日本。     監督の大きな声がジェスチャーと共にピッチに飛ぶ。     7分・・・10分・・・12分・・・13分   連続で決定的場面を何度も作られ 完璧に押し込まれる日本。   簡単に裏を取られる場面もあった。   
それを必死で凌ぐDF陣。 

後半13分最初に動いたのはパラグアイだった。   日本の堅守に FWを入れ替えてきた。   嫌なメンバー交代・・・
17分。 相手クリアから右CKを得た。 
遠藤のCKにゴール前 闘莉王が飛び込み頭であわせたが 惜しくもゴール右へ・・・

そこでついに監督が動いた。  18分 松井に代わり岡崎が投入された。   その直後 相手のハーフウェーライン付近からのFKにゴール前 競り合いで 川島と闘莉王が交錯、一瞬冷やりとする場面があった。
日本は中々 攻撃チャンスを作れず 唯一セットプレーだけが頼りの状態。   相手のミスにも救われ失点だけはのがれていたものの 前半にみられたような積極的な攻め上がりは殆ど見られず 26分には長友がW杯2枚目のイエローを貰い次戦出場停止となってしまった。   

苦しい日本。  しかし30分 相手は次々と攻撃的選手を投入、 勝ちに出た。    すると35分日本も阿部を下げ 憲剛と投入した。直後 左サイドを上がった長友のクロスに 大久保が飛び込み ロスタイムには 遠藤のFKから中澤が反らしたボールを闘莉王・・・とチャンスを作ったものの 両者共に最後までゴールは割れず 90分が終了。   ついに延長戦へと突入してしまった。

その間ピッチで全員が円陣を組む日本。  俊輔は岡崎に必死に何かアドバイスを送っていた。 
交代枠を3人全て使い切ったパラグアイは 4分 早速左からのクロスにヘディングシュート! しっかり枠を捉えていたが川島がしっかりキャッチ。  7分にもパスをつながれシュート・・ と攻め込まれ 自陣にくぎ付け状態の日本だったが これも何とか川島らDFがクリア。  ホッ・・・

延前8分 大久保が倒され ようやく日本がFKを得た。
ボール前には遠藤と本田。  本田のシュートはゴール右へ 誰かが飛び込めばというシーンだったが 右CKへ。  右CKもチャンスに繋げられず  今度は相手にセットプレーで決定的チャンスを与えた。

結局延長前半も得点ならずで後半へ そこで監督は大久保に代え玉田を投入した。    疲労で相手の足が止まった中 玉田のドリブル突破が効くと判断したのだろう。
4分左サイド上がった長友と玉田のワンツーでエリア左 長友が倒されるも 直後岡崎が倒れるも審判の笛はなし。   逆に日本のファールを取られた。

延後6分 岡崎が倒されえたFK遠藤 ゴールファーから飛び込んだ闘莉王が頭で合わせるもゴール左に・・・
8分には遠藤にもイエローが。  長友に加え 遠藤までも次戦に出場停止となってしまった。
10分左サイド玉田の突破から エリア左 岡崎の落としを受けた玉田がシュート に行くかと思いきや ゴール前にいた憲剛にパス・・・
何とパスは憲剛には繋がらず 大きなチャンスが無駄に・・・。 
 
その瞬間 日本中から溜息が聞こえてきたような気がした。
大きく響き渡る笛。。。  ついに120分の死闘がタイムアップ。
PK戦へと投入した。
ピッチに倒れこむ選手達。  PK戦を前に 日本はまたしても全員が円陣を組み 掛け声をかけた。  次々と肩をたたかれる川島。
これまで何度も決定的場面を救ってきた川島に日本中 いや世界中の視線が集った。   

頼む〜!!止めてくれ〜!!!
コイントス 先行したのはパラグアイだった。
一人目が決め 二人目 日本のトップは遠藤だった。 しっかり地を踏みしめると 右上に思い切り突き刺した。   ガッツポーズの遠藤。  ピッチもベンチも全員が肩を組み その様子を緊張した表情でじっと見つめていた。   相手2人目も決めたが 川島はしっかり読んでいた。   頼む・・・!    日本二人目長谷部もゴール左に突き刺すと 相手3人目も決めてきた。  日本の3人目は駒野。    しかし駒野のシュートは何と バーに当たってしまった。   思わず顔を覆う駒野。    すると中澤 長谷部が空かさず駒野の所へ駆け寄り 列に呼び入れた。   相手4人目決めると 本田もゴール中央へと流しいれた。   あと一人・・・
相手5人目というところで 日本の選手達は膝をつき肩をガッシリ組んでその瞬間を祈った。   まるで時間が止まったかのようなその瞬間。。。
5人目カルドゾがゴール左へと流し込むと パラグアイ選手達が一気に 走り出しGKの元へ。   爆発するパラグアイ選手達。。。

その瞬間 ガックリと肩を落とすと 日本選手達の目からは大粒の涙が溢れ出た。   同時に 外した駒野を気遣う選手達。  PKは運、じゃんけんと同じだ 誰も駒野を攻めるものはいない・・・ 泣き崩れる駒野に次々選手達が声をかけ松井が支えた。  

そしてもう一人 最後の瞬間を見届けると同時に 真っ先にピッチへ飛び出し 選手たちを讃えた俊輔がいた。    その目にもうっすらと涙。    誰よりも一番悔しい思いをしていたのは 紛れもない 俊輔だったはず。    一気に それまでずっと胸奥に押さえ込んできた熱い思いが溢れてきたのだろう。

この日の為にこれまでサッカーを続けてきたと言っても過言ではない俊輔のW杯。    本当に泣きたいのは 駒野でも誰でもない 俊輔だったのではないだろうか。

悔しさ 辛さだけが残った俊輔のこのW杯がついに幕を閉じた。   アウェー初のグループリーグ突破に大いに沸く日本サポーター。
新たなヒーロー誕生と毎日のように賑わうメディアの後ろで これまでずっと身を粉にして日本代表を支え尽くしてきた  そしてこのW杯出場の切符を勝ち取った人物と言ってもいい 俊輔が こんなにも選手達の影で小さくなっている事に  自分は 例えようもない大きな空しさと悔しさでいっぱいになっていた。 

自分の感情を押し殺し 懸命にピッチの選手達にアドバイスを送り 水やタオルを運ぶ俊輔。     夜も寝られないほど落ち込み メンタルはどん底だった。   ドイツ大会の時と違い 今回チームが一丸となれたのは こうした控え選手のモチベーション維持と 献身さにあったと言っていいだろう。   

ちまたの記事には まるで自分達が全て勝ち取ったかのような記事も溢れているようだが 俊輔らのこれまでの活躍がなければ このW杯の地 南アフリカに立つことすらさえ 出来なかったという事を決して忘れないで欲しい。

ベンチにはこれまでこの大会に向け日本の為に懸命に闘ってきたスタメン選手  楢崎も・・そして 内田もいた。   唯一そんな俊輔らの辛い気持ちを一番判ってくれていた選手がいた。     闘莉王・・・   俊輔にとって 人生最大の挫折とも言えるほど苦しい日々が続く中  彼の気持ちが何よりも嬉しかった。
代表引退などという文字が踊っているが そんな事はまだまだ先でいい。   自分の中の日本代表10番はこれからもずっと中村俊輔しかいない。

一方今大会でこんな事も判った。  日本代表の走行距離が オーストラリアに次ぐ2位の331・45キロに達していた。   FIFAが後悔したW杯全試合の個人データを公開。   1次リーグ全てで相手を上回った。  ボールを保持しない時の走行距離。  中でも一番走ったのは遠藤の33.224キロだった。   沢山走った方がいいかは別として 日本の戦術が走りなくしては成り立たないという事も判った。 

だがその数字は 決していい事ばかりを示した訳ではなかった。 
今回のW杯4試合 サポーターにとって面白い試合だったかといえば 決してそうは言えない。    守備重視で 攻撃に関しては セットプレー以外 殆ど決定的場面を作り出す事は出来なかった。

案の定 パス総数は32チーム中31位とワースト2。  パスの成功率も62パーセントで31位のワースト2位。    退屈なサッカー と どこかの国のメディアに指摘された通り ハッキリ数字でもそれが証明されていた事になる。   そのパスも前へのパスでなく バックパス 横パスが多い。   

日本の目指すサッカーは こんな守備重視の 勝ち点稼ぎのサッカーだったのか・・・    オシムの時からこれまで ずっと積み重ねてきた 想像性溢れるパスサッカーはいったいどこへいったのか。。。 
4強に勝ち残ったチームの見事な 楽しいパス攻撃を見ると 日本サッカーの目指すものと 現状のギャップのあまりの大きさに  やや不安を感じざるを得ない。    16強までは 守備重視で来れたかもしれないが 決勝Tで勝ち抜くには 攻撃とゴールが不可欠となる。
理想を追うのか それとも勝ち点さえ積めばいいのか・・・
日本サッカーは これからいったいどこへ向っていくのだろうか・・・

サッカー人気低迷が一気に盛り返したこの南アフリカW杯。  W杯前は サッカーの視聴率低下で13パーセント程の数字しか出せなかった各局。     この日 TBSの瞬間最高視聴率は何と 65パーセント近くに、占拠率は何と5人中4人が見ているという 77・8パーセントにまで到達、 平均でも57・3%と TBSは 史上初の最高視聴率を記録した。 

最後に 日本初のアウェー決勝トーナメントを死に物狂いで戦い抜き 日本を16強 決勝トーナメントにまで導いた選手達には 心から大きな拍手と喝采を贈りたい。  
そして 俊輔選手のこれからの巻き返しに大いに期待したい。    

2010年07月02日

日本代表関東組 羽田へ帰還

7月1日。 長い長い南アフリカW杯を戦い終えた戦士達がついに日本に帰ってきた。
夕方関西空港に到着した監督 選手達は溢れんばかりのサポーターに出迎えられ 近くのホテルにて先ずは記者会見を行なった。
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その後解散となった代表選手達だったが 関東組は夜10時過ぎに羽田に到着。    1時間前までは閑散としていた羽田空港だったのだが 到着前になると 迎えの関係者他 どこからか人がだんだん集り 選手達は歓声と共に多くのフラッシュを浴びていた。
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岡田監督をはじめ 憲剛 長友 今野 中澤 長谷部 阿部 川島 岩政 松井 俊輔らが到着。     ブラジルへ帰った闘莉王をはじめ 稲本 駒野 岡崎 内田らの姿がなかったような気がしたが・・・(間違えたらすみません)
長友は笑顔での羽田到着となったが他の選手はいつもと変わらず。
俊輔は今野の直ぐ後ろでややうつ向き加減。。。  辛い気持がヒシヒシと伝わってきた。  
それでも 周りからは 俊輔〜!という声が沢山上がっていた。
周囲に人が沢山いたこともあり 選手達はそれぞれの迎えの車に早々と乗り込んでいた。     長谷部はその後もTV生出演へ  お疲れ様・・・。    
大きな荷物を運びながらの監督にも大きな歓声が上がっていた。
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代表引退を示唆したという俊輔・・・  だがこの状態の中 今は例えそういう気持が大きいとしても この先何があるか判らない。
中澤のように またJで活躍すれば いつかまたレベルの高い代表という舞台でやりたいと思う時がくるかもしれない・・・

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また現地で大怪我をした代表スタッフも ガッチリとギブスで左足を固定し松葉杖姿で到着。  「怪我したのが選手でなくオレで良かった・・・」というコメントは既に有名。   お疲れ様でした・・・